JALカードが東急グループ・日本航空との提携20周年を記念し、「JALカード TOKYU POINT ClubQ」の新規入会者と既存会員向けのキャンペーンを実施している。大きな数字が並ぶが、確実にもらえる分と抽選・通常特典の分を切り分けて見ると、実際の上乗せ幅はかなり変わってくる。

JALカード TOKYU POINT ClubQの20周年企画は4本立て
「JALカード TOKYU POINT ClubQ」は、JALカードに東急のポイントサービス機能を一体化させたクレジットカードだ。買い物でJALのマイルが貯まるほか、東急百貨店や東急ホテルズなどの加盟店ではTOKYU POINTも同時に貯まる。PASMOオートチャージ機能も標準で搭載している。
今回の20周年企画は、新規入会キャンペーン、既存会員向けの切替キャンペーン、新規・既存どちらも対象の利用キャンペーン(抽選)、二子玉川でのガチャイベントの4本で構成される。あわせて、JALのマイルとTOKYU POINTの交換レートを10%上乗せする企画も行われている。
| 企画 | 対象 | 期間 |
| 新規入会キャンペーン | 未入会の人 | 2026年9月1日〜11月24日(Web受付日) |
| 切替キャンペーン | 普通カード・CLUB-Aカードの会員 | 2026年10月1日〜11月30日(Web受付日・申込書到着日) |
| 利用キャンペーン(抽選) | 新規・既存とも | 2026年10月1日〜11月30日 |
| ガチャイベント | JALカード TOKYU POINT ClubQ・TOKYU CARD ClubQ JMB会員 | 2026年10月4日・5日 |
なお、東急カードが発行する「TOKYU CARD ClubQ JMB」は名前が似ているが別のカードで、新規入会キャンペーンも東急カード側で別に実施されている。ガチャイベントのみ両カードの会員が対象になる。
「最大20,000マイル」は抽選で20名だけの賞品
プレスリリースの見出しにある「最大20,000マイル」は、利用キャンペーンの賞品の一つ(C賞・20名)を指している。全員がもらえる特典ではない点をまず押さえておきたい。
利用キャンペーンは、参加登録をしたうえで2026年10月1日から11月30日までに「JALカード TOKYU POINT ClubQ」を5万円(税込)以上利用すると、5つの賞品のうちいずれか1つに応募できる仕組みだ。対象となる利用額はショッピングマイルの積算対象分に限られ、年会費や手数料などは含まれない。
| 賞 | 賞品 | 当選数 |
| A賞 | ザ・キャピトルホテル 東急ペア宿泊券(1泊朝食付き、デラックスハリウッドツイン、宿泊期間2027年1月12日〜6月30日) | 5組10名 |
| B賞 | どこかにマイルクーポン(2枚) | 15名 |
| C賞 | 20,000マイル | 20名 |
| D賞 | JAL SKY MUSEUM 工場見学(2027年3月13日 13:30〜15:20) | 40組80名 |
| E賞 | 109シネマズプレミアム新宿「CLASS S」シネマペアチケット | 100組200名 |
応募できるのは1つの賞のみなので、当選数と賞品の価値のどちらを重視するかで選ぶことになる。5万円以上の利用と参加登録だけで応募できるため、既存会員にとっては普段の支払いをこのカードに寄せるだけで参加できる手軽な抽選といえる。
新規入会の最大30,500マイルは「100万円利用」と「搭乗」が前提
新規入会キャンペーンでは、CLUB-Aゴールドカードで最大30,500マイル、CLUB-Aカードで最大24,500マイル、普通カードで最大16,500マイルに、TOKYU POINT500ポイントが加わる。ただしこの最大値は、入会月の3カ月後の月末までに100万円(税込)以上利用し、さらにJALグループ便に搭乗した場合の合計だ。
最大値の内訳の半分は通常もらえるマイル
30,500マイルの内訳を分解すると、キャンペーンならではの上乗せは一部にとどまる。
| 特典 | 30万円利用時 | 100万円利用時 |
| Visa・Mastercard限定入会ボーナス(CLUB-Aゴールドカード・Visa) | 13,000マイル | 15,000マイル |
| ショッピングマイル(通常特典) | 3,000マイル | 10,000マイル |
| 入会搭乗ボーナス(通常特典) | 5,000マイル | 5,000マイル |
| 発行20周年記念特典 | 500マイル+TOKYU POINT500ポイント | 500マイル+TOKYU POINT500ポイント |
| 合計 | 21,500マイル | 30,500マイル |
ショッピングマイルは100円=1マイルで貯まる通常の積算分で、入会搭乗ボーナスはJALカード入会後に初めてJALグループ便(JMBマイル積算対象運賃)に搭乗したときにもらえる通常特典だ。どちらもキャンペーンがなくても得られる。キャンペーンによる純粋な上乗せは、100万円利用時で入会ボーナス15,000マイルと20周年特典500マイル・TOKYU POINT500ポイントの部分になる。
100万円を約3カ月で使うには月30万円以上の決済が必要になる計算で、一般的な家計では届きにくい水準だ。30万円利用の段階でも、CLUB-Aゴールドカードなら入会ボーナス13,000マイルが受け取れるため、自分の現実的な利用額で何マイルになるかを基準に考えるのがよい。
ブランドとカード種別で入会ボーナスは大きく変わる
最大30,500マイルは、Visaブランドを選んだCLUB-Aゴールドカードの場合の数字だ。入会ボーナスはVisaとMastercardで差があり、CLUB-AカードはVisaで7,000マイル(30万円)・9,000マイル(100万円)、Mastercardで4,500マイル・6,000マイルとなる。普通カードはVisaで3,000マイル・5,000マイル、Mastercardで1,500マイル・2,500マイルだ。搭乗ボーナスも普通カードは1,000マイルと少ない。
| カード種別 | 年会費(本会員・税込) | 最大獲得マイル(100万円利用時) |
| CLUB-Aゴールドカード | 17,600円 | 30,500マイル |
| CLUB-Aカード | 11,000円 | 24,500マイル |
| 普通カード | 2,200円(入会後1年間無料) | 16,500マイル |
普通カード・CLUB-Aカードはショッピングマイル・プレミアムへの同時入会が必須
見落としやすいのが、普通カードとCLUB-Aカードでは「JALカードショッピングマイル・プレミアム」への同時入会がキャンペーンの必須条件になっている点だ。ショッピングマイルが通常の2倍貯まるサービスで、年会費は4,950円(税込)かかる。CLUB-Aゴールドカードは自動入会(無料)のため、別途の手続きや費用は不要だ。
つまり普通カードで参加する場合、カード年会費が初年度無料でも、ショッピングマイル・プレミアムの4,950円は負担することになる。もらえるマイルと実際の年間コストを並べて比較しておきたい。
20周年特典の500マイル+500ポイントも30万円利用が条件
20周年記念として追加される500マイルとTOKYU POINT500ポイントは、入会するだけではもらえない。キャンペーンへの参加登録と、30万円以上の利用が条件だ。マイルは入会月の6カ月後、TOKYU POINTは2027年6月末頃に本会員へ付与される予定で、受け取りまでには時間がかかる。
申込は11月24日まで、参加登録を忘れずに
キャンペーン期間は2026年9月1日から11月24日まで(Web受付日)、入会期間は12月31日までとなっている。申込の締め切りは11月24日であり、入会期間の12月31日と混同しないよう注意したい。参加登録とカード利用の期間は入会月の3カ月後の月末までで、9月入会なら12月末、10月入会なら翌年1月末が期限になる。
このほか、JALカード特約店4店舗以上の利用で抽選30名にどこかにマイルクーポンが当たる特典、引落口座をJAL NEOBANKに設定すると10万マイルを山分けする特典(1人あたり上限1,000マイル)、家族会員の同時入会で500〜1,000マイルの特典なども用意されている。いずれも参加登録が必要で、30万円以上の利用が条件になる(JAL NEOBANKは本会員のみ対象)。登録型リボ「楽Pay」への登録で最大5,500マイルの特典もあり、こちらは10万円以上の利用が条件だ。ただし、リボ払いは手数料がかかる仕組みのため、マイル目当てで登録するかは慎重に判断したい。
既存会員の切替キャンペーンは50万円利用で最大2,500マイル
すでに「JALカード TOKYU POINT ClubQ」の普通カードまたはCLUB-Aカードを持っている個人本会員は、上位カードへの切り替えでマイルを受け取れる。
| 切替内容 | 条件 | 特典 |
| 普通カード・CLUB-Aカード → CLUB-Aゴールドカード | 合計50万円(税込)以上の利用 | 2,500マイル |
| 普通カード → CLUB-Aカード | 合計50万円(税込)以上の利用 | 2,000マイル |
切替の受付は2026年10月1日から11月30日まで(Web受付日・申込書到着日)で、対象となる利用額はショッピングマイルの積算対象分に限られる。
年会費の差も冷静に見ておきたい。普通カード(2,200円)からCLUB-Aゴールドカード(17,600円)に切り替えると年会費は15,400円上がる。普通カードでショッピングマイル・プレミアム(4,950円)に加入している人なら、ゴールドでは自動入会になる分を差し引いても年10,450円の負担増だ。2,500マイルは1回限りの特典なので、ゴールドならではのサービスを継続的に使うかどうかで判断するのが妥当だろう。
二子玉川ライズで会員限定ガチャイベント、交換レート10%アップも
2026年10月4日・5日の2日間、二子玉川ライズ S.C.(タウンフロント1F プロモーションスペース ミライズ.)で会員限定のオンラインガチャイベントが開催される。時間は10時から19時までで、景品がなくなり次第終了となる。期間中に二子玉川ライズ S.C.の対象店舗で税込5,000円以上買い物をすると、最大5回参加できる。対象は「JALカード TOKYU POINT ClubQ」と「TOKYU CARD ClubQ JMB」の会員だ。開催日は会場がJAL Wellness & Travelのチェックインスポットにもなり、チェックインで20マイルがもらえる。
あわせて、JALのマイルとTOKYU POINTの相互交換レートを10%上乗せするキャンペーンも行われている。通常は10,000マイルが10,000ポイントになるところ11,000ポイントに、2,000ポイントが1,000マイルになるところ1,100マイルになる。エントリー期間は2026年9月8日から10月31日まで、交換期間は10月1日から10月31日までで、交換前のエントリーが必要だ。
東急線沿線で暮らし、JALのマイルを本気で貯める人向け
新規入会キャンペーンのボーナスを最大限受け取れるのは、3カ月で30万円から100万円程度をカード決済に集約でき、JALグループ便に乗る予定がある人だ。東急線沿線で通勤・通学し、東急の店舗やPASMOオートチャージを日常的に使う人なら、TOKYU POINTとマイルの両方を貯められるこのカードの特性を活かしやすい。
一方で、カード決済額がそれほど多くない人は、見出しの最大値ではなく30万円利用時の獲得マイルと、ショッピングマイル・プレミアムを含めた年間コストで比較したほうが実態に近い。既存会員は、5万円以上の利用で応募できる抽選に参加しつつ、切替キャンペーンは年会費の増加分と上位カードのサービスを天秤にかけて判断するとよいだろう。
最終更新日:2026/10/01














