PayPayは2026年9月30日、PayPayほけん「あんしん海外旅行」の新規加入受付を12月24日(木)23:59:59で終了すると発表した。年末年始の海外旅行でこの保険を使うつもりだった人は、申し込み期限と補償開始日の上限の両方を確認しておきたい。

引受保険会社の方針変更で「あんしん海外旅行」の新規受付が終了
「あんしん海外旅行」は、PayPayアプリ内のPayPayほけんから加入できる海外旅行保険だ。引受保険会社は東京海上日動火災保険株式会社で、PayPayアプリ上で最短1分で手続きでき、出発当日でも加入できる手軽さが特徴だった。保険料はPayPay残高やPayPayポイント、PayPayクレジットで支払える。
今回の受付終了は、引受保険会社である東京海上日動火災保険の方針変更によるものとされている。PayPayは、引受保険会社の変更を含めた準備を進めているとしている。
3つのプランから選べた補償内容
商品ページによると、プランは「お手軽プラン」「基本プラン」「安心プラン」の3種類で、治療・救援費用の補償額はお手軽プランが1,000万円、基本プランが3,000万円、安心プランが5,000万円となっている。賠償責任は1億円で、お手軽プランにはない傷害死亡・傷害後遺障害や携行品損害(30万円)の補償が、基本プランと安心プランには含まれる。保険料は18〜29歳・アジア1日間・お手軽プランの場合で1日520円からとされていた。

申し込みは12月24日まで、補償開始日は2027年1月1日が上限
発表されたスケジュールは次のとおりだ。申し込み期限と補償開始日の上限が別々に設定されている点に注意したい。
| 新規加入の申し込み期限 | 2026年12月24日(木)23:59:59まで |
| 設定できる補償開始日(保険始期日) | 2027年1月1日(金)まで |
| 補償期間 | 最長31日間 |
| 延長手続きをした場合の上限 | 2027年1月31日(日)まで |
| 加入済みの契約 | 保険期間満了まで補償が継続 |
「当日加入できる」強みは12月24日で使えなくなる
この保険の大きな利点は、出発当日でもアプリから加入できることだった。しかし受付終了後はその使い方ができなくなる。12月25日以降に出発する旅行でも、この保険を使うなら12月24日までに補償開始日を指定して申し込んでおく必要がある。
1月2日以降に出発する旅行は対象外になる
もう一つ見落としやすいのが、補償開始日を設定できるのが2027年1月1日(金)までという点だ。12月24日までに手続きを済ませても、1月2日以降に始まる旅行の補償開始日は設定できない。発表されたスケジュールに当てはめると、たとえば12月28日出発・1月4日帰国の旅行なら12月24日までに申し込めば対象になり得るが、1月3日出発の旅行はこの保険ではカバーできないことになる。
また補償期間は最長31日間で、延長しても2027年1月31日(日)が上限となる。年末から長めに海外に滞在する人は、帰国日がこの上限を超えないかも確認しておきたい。
加入済みの人は補償が続くが、被保険者証の保存を忘れずに
すでに加入している契約は、保険期間満了まで補償が続き、契約内容や補償内容も変わらない。受付終了の発表を受けて慌てて解約や手続きをする必要はない。
被保険者証のアプリ表示は2027年2月28日で終了
加入者が対応しておきたいのは被保険者証の保存だ。PayPayアプリ上での被保険者証の表示・閲覧は2027年2月28日(日)で終了し、3月1日(月)以降はアプリで見られなくなる。旅行後に保険金を請求する可能性がある場合や、手元に記録を残しておきたい場合は、2月28日までに加入詳細画面から被保険者証をダウンロードして保存しておくとよいだろう。
新たな海外旅行保険は引受保険会社を変えて準備中
PayPayは今後、引受保険会社の変更を含めて新たな海外旅行保険の提供に向けた準備を進めているとしている。ただし開始時期や補償内容、保険料は明らかにされておらず、詳細はアプリ内やお知らせで案内される予定だ。
後継商品が年末年始や2027年初めの旅行に間に合うかどうかは現時点ではわからない。1月2日以降に出発する予定がある人は、後継商品を当てにせず、別の手段も並行して検討しておくほうが安心だ。
年末年始に海外へ行く人が取れる選択肢
12月24日までに補償開始日を指定して申し込む
出発日が2027年1月1日までで、旅行期間が31日以内に収まるなら、12月24日までに「あんしん海外旅行」に申し込んでおくのが最もシンプルだ。旅行日程が固まっている人は、期限間際に慌てないよう早めに手続きしておきたい。
他社の海外旅行保険やクレジットカード付帯の保険を確認する
1月2日以降に出発する人や、受付終了に間に合わない人は、損害保険会社が販売する他の海外旅行保険か、手持ちのクレジットカードに付いている海外旅行保険が選択肢になる。
クレジットカード付帯の海外旅行保険は、追加の保険料がかからない一方で、カードによって補償内容に差がある。旅行代金をそのカードで支払うなどの条件を満たしたときだけ補償される「利用付帯」のカードもあれば、治療費用の補償額が単体の海外旅行保険より低めに設定されているカードもある。手持ちのカードに保険が付いていても、付帯条件と治療・救援費用の補償額を事前に確かめ、足りない場合は単体の保険と組み合わせることも考えたい。
どんな人が今回の受付終了に注意すべきか
影響が大きいのは、これまで海外旅行のたびに出発直前にPayPayアプリから加入していた人だ。アプリで手軽に入れる前提で保険の準備を後回しにしていると、年明けの旅行で無保険になりかねない。
とくに年末年始をまたいで海外へ行く人、1月以降に海外出張や旅行の予定がある人は、自分の出発日が「2027年1月1日まで」に収まるかをまず確認し、収まらない場合は早めに代わりの保険を手配しておくとよいだろう。















