現代社会において、クレジットカードを1枚も持っていないという人は少ないだろう。
早い人ならば、大学生になったタイミングで自分専用のカードを持つケースも珍しくない。
また、百貨店やショッピングセンターなどで、クレジットカード作成の勧誘を受けたこともあるはずだ。
すでに1枚持っている場合は、「もう持っているから」とあまり気に留めないだろう。
たしかに、具体的な利用目的がない場合は、クレジットカードが複数必要な場面に出くわすことは少ない。
しかし、各カード会社は趣向を凝らしたさまざまな戦略で、クレジットカードを作成した場合のメリットを用意している。
クレジットカードを複数枚持ち上手く活用することができれば、1枚のカードのみで生活するよりも何倍ものお得さを享受することも難しくない。
今回は、クレジットカードを複数枚持つことのメリットと、2枚目以降を選ぶ際におすすめしたいカードを紹介していこう。
クレジットカードを持つ価値とは?
そもそも、クレジットカードを持つメリットにはどのようなものがるのか。
主なメリットは以下だろう。
- 現金が無くても買い物ができる
- カード利用によってポイント還元が受けられる
- 利用明細より収入と支出の管理がしやすくなる
- カードによっては旅行保険が付帯する
- カードによってさまざまな付帯サービスがある
- 特定カードの所有者限定イベントや専用施設がある
普段の生活の中で特に意識をするシーンが多いのは、「現金が無くても買い物ができる」「利用によってポイントが貯まる」という2つのメリットになるだろう。
現金が無くても買い物ができる
例えばど、うしても欲しいものが見つかったが、財布の中に現金はない、近くに銀行もATMもないという可能性もある。
そんな時にクレジットカードを使えば、手持ちがなくても商品を買うことができる。
また、海外旅行に行った際などは、その国独自の通貨を使って支払いをしなければならないが、カードが使える店舗であれば現地の通貨を持っていなくても買い物ができてしまう。
カードを利用することでスピーディーに、気楽に買い物ができるのが最大のメリットと言っていいだろう。
利用によってポイントが貯まる
そしてもう一つ、忘れてはならないメリットがポイント還元の仕組みだ。
ほとんどのクレジットカードには、利用額に応じてポイントが貯まる「ポイントプログラム」が付帯されている。
このサービスを最大のメリットと考え、カード利用をしている人も少なくないだろう。
ポイントの貯まり方やルールは各カード会社によりさまざまだが、貯まったポイントは現金の代わりとして買い物に使ったり、商品やサービスとの交換に利用したりすることができる。
このポイントの活用をいかに効率的に行うかで、得られるメリットは大きく変わる。
ポイント還元を全く受けないで現金払いをしている人と、クレジットカードを上手く使いポイント還元を積極的に受ける人では、生涯で数万円〜数百万円の差がでる場合もある。
複数のカードを持つメリット
上述のように、カードを持つことそもそものメリットが分かれば、複数枚持つことのメリットも自然と見えてくるのではないだろうか。
メインカードの予備
現金が無くても買い物ができるという点でみれば、例えば思わぬ事故や盗難により、メインとして使っているカードを紛失した際の予備として使うことができる。
また各クレジットカードには限度額が設けられているため、うっかり限度額いっぱいまで使ってしまった時の代替案として、持っておくだけでも安心感が増す。
またお店によっては、A社のカードは使えるが、B社のカードは使えないといったケースもよくある。
自分のメインとなるカードがその店舗に対応しておらず、かつ現金の持ち合わせがなかったら手詰まりになってしまう。
つまり、2枚目のカードは1枚目のカードの「保険」としての役割を果たしてくれると言えるだろう。
効率的にポイントを貯める
ポイントが貯まるという点でみれば、先ほども少し解説したように、カード会社によってポイントの貯まり方やルールが違うということを解説した。
例えばAのお店で買い物をする時はメインカードの方がたくさんのポイントが貯まるが、Bのお店で買い物をする際は別のカードの方が多くのポイントが貯まるといった違いがある。
同じ買い物をしたのに、使うカードが違うだけで還元される金額に変動が出ることは珍しいことではない。
最大限の還元を受けるためには、最も還元率が有利になるカードを積極的に使う必要がある。
コンビニ、百貨店、飲食店など特定店舗に強いカードや、誕生月、毎月○日など特定のシーンに強いカードをもつことで、複数枚持ちの効果が発揮される。
複数のカードを持つデメリット
一見すると良いことしかないように思えるクレジットカードの複数持ちだが、気を付けておかなければいけない点もある。
管理の大変さ
カードの枚数が増えれば、よく使うカードとあまり使わないカードが出てくるため、カードの管理が大変になる。
とくに、あまり使わないカードが不正利用されることなどがあると、明細を確認する頻度が少ないなどの理由で不正利用の発覚が遅れる場合もある。
また、カード会社によって利用金額を決定する締め日や、実際に口座から引き落とされる支払日に違いがあるため、支払い管理が煩雑になるというデメリットもある。
現在はクレジットカードの支払いや銀行口座の残高などを一括で管理できるマネーアプリも多数登場しているので、こういったアプリを活用して管理を簡単にすると良いだろう。
年会費がかさむ
クレジットカードには年会費が無料のカードと有料のカードがある。
年会費が有料のカードを複数所持すれば、それだけ支払わなければいけない年会費も増えるということになる。
これを意識せずに、ただカードを増やしていってしまった場合、受け取れるメリット以上に年会費の支払いというランニングコストの方が多く掛かってしまうこともあるだろう。
利用しないカードの年会費を支払うのは勿体無いだけでなく、利用しないカードを持っていること自体も、上述したように防犯上もおすすめできない。
そのカードに年会費を支払うだけの価値があるのか、特定場面だとしても年に数回程度は使うのか、といったことを検討した上で発行することをおすすめしたい。
2枚目の以降のカードの選び方
ここからは実際に2枚目のカードを選ぶ際のポイントについて解説していこう。
メリットも大きい反面、デメリットもないとは言えないクレジットカードの複数持ち。
自分の生活の傾向や目的に合わせて、正しい選択をするための参考としてもらいたい。
選び方1:弱点を補い合えるカード
例えば現在JCBのカードを持っているという場合などは、VisaやMaster Cardといった別の国際ブランドのカードを持つことは非常に効果的だ。
JCBは国内に強い反面、海外では少し弱いという特徴があるため、特定の国や店舗では使えないということも起こり得る。
複数の異なるタイプの国際ブランドカードを持っておけば、世界中どこに行っても、どれかしらのカードは使えるだろう。
また、買い物に行くお店やカードを使うお店がある程度決まっている場合には、リクルートカードやセブンカード・プラスといった、ある特定のお店で使えばかなり高いポイント還元を受けられるカードを持つようにするといい。
カードにはそれぞれ特徴となるポイントがある。その違いをしっかりと確認し、お互いに弱点を補い合えるような持ち方をすると、デメリットなく使っていくことができるだろう。
利用タイプ:積極的にカードを使いたい、ポイント還元をたくさん受けたい
現在持っているカード:JCB CARD W(JCB)
おすすめの2枚目カード:REXカード(Visa)
→複数の国際ブランドのカードを持つことで、あらゆる状況に対応する!
→REXカードは還元率1.2%の高還元率カードのため、JCB CARD Wと併用でさらにポイント獲得を効率的に!
選び方2:ステータスカード
また、クレジットカードはある程度の社会的地位を示すことができるアイテムでもある。
例えば空港などでは、アメックスのカードを持っている人だけが利用できるラウンジがあったりする。
楽天カードのような年会費無料のカードはお得さを重視したカードのため、ステータス性はどうしても見劣りしてしまう。
日常生活以外にも旅行やビジネスシーンで、より快適に、心地よいカードライフを送るために、ステータス性の高いカードを持っておくのも手だ。
よって、お得さを重視するカードを持っているのであれば、2枚目はステータスを示せるカードを持つのがおすすめだ。
利用タイプ:お得なカードが良い、旅行によく行く
現在持っているカード:楽天カード(JCB)
おすすめの2枚目カード:アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード(アメックスグリーン)(American Express)
→日常生活はお得な楽天カードで支払いを!
→ビジネスシーンや旅行の際にはアメックスグリーンのステータス性と旅行保険が活躍!
複数持ちが圧倒的に便利
キャッシングや買い物など、1枚あれば必要な要素を満たしてくれるクレジットカードではあるが、その実力はもっと深いところに存在している。
それぞれのカードが持つ特徴を理解し、正しく、効果的に複数のカードを活用していくこと何倍もの恩恵に預かることができるだろう。
自己管理をしっかりし、無茶な使い方をしない限りはデメリットらしいデメリットもないクレジットカードの複数持ち。
日々の生活を豊かにし、ちょっとした贅沢を味わう、ビジネスシーンやデートシーンでのスタータスなどさまざまな場面でそのメリットを享受できるはずだ。
ぜひ本記事を参考にしつつ、よりお得で、損の無い生活を実現して欲しい。
今回紹介したカード
REXカード
年会費無料で1.25%の超高還元率!Amazonや楽天の利用もお得なカード!
通常時1.25%の超還元率で、ポイントモール経由でさらに還元率アップと、インターネットでの買物では大きな力を発揮するだろう。
年会費 | 無料 |
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還元率 | 1.25%〜1.75% |
旅行保険 | 国内:最高1,000万円(利用付帯) 海外:最高2,000万円(自動付帯) |
三井住友カード(NL)
Vポイントが貯まる!ナンバーレス、タッチ決済対応の三井住友カード
対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元*
*最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)
*商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
*iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
*一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
*ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
*Google Pay™ で、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。ポイント還元は受けられませんので、ご注意ください。
年会費 | 永年無料 |
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還元率 | 0.5~7% |
旅行傷害保険 | 海外:2000万円(利用付帯) |
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード
充実のサービスと安心の補償を手に入れられる贅沢なカード
クレジットカードに最低限必要な機能はすべて備えており、プラスαのサービスが付帯している究極の一般クレジットカード。グリーンの次はゴールドカードを。
月会費 | 1,100円(税込) ※1,100円(税込)×12カ月=13,200円(税込)/年 |
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還元率 | 0.5% |
旅行保険 | 国内・海外:最高5,000万円(利用付帯) |