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MyJCBアプリにAI詐欺チェック搭載、怪しいメールやSMSを無料で診断

JCBはトレンドマイクロと共同で、JCBカード会員向けアプリ「MyJCB」に生成AIを活用した「詐欺チェック」機能へのアクセス導線を新設し、2026年8月6日から常時利用できるようにした。フィッシング詐欺やクレジットカードの不正利用が急増するなか、届いたメッセージが本物か手元で確かめられる仕組みだ。

MyJCBアプリから「詐欺チェック」がいつでも使える

今回追加されたのは、トレンドマイクロが提供する生成AIベースの詐欺分析機能への導線である。これまで一部で実施されていた仕組みが、MyJCBアプリ上で会員なら常時アクセス・利用できるようになった。MyJCBはJCBカード会員専用のスマートフォン向けWEBサービスで、利用明細の確認やポイント管理などを行うアプリだ。日常的に使うカードアプリの中に詐欺の診断機能が組み込まれることで、不審なメッセージを受け取ったその場で真偽を確認しやすくなる。

MyJCBアプリの詐欺チェック機能のイメージ

メールやSMS、SNSのスクリーンショットを送って分析できる

利用者は、届いたメールやSMS、SNSのメッセージ、あるいは怪しいWebサイトのスクリーンショットを送信することで、その内容が詐欺かどうかをAIに分析してもらえる。文面を自分で判断しづらい場合でも、画像を送るだけで診断が受けられるため、見慣れない通知や請求を装ったメッセージへの対処に役立つ。

疑わしいリンクや電話番号を入力して検証できる

スクリーンショットの送信に加えて、疑わしいリンク、メールアドレス、電話番号を直接入力して検証することもできる。詐欺が疑われると判定された場合には、AIが具体的な対策を提案する。リンクを開く前や折り返し電話をかける前に確認できるため、被害に遭う前の段階でブレーキをかけやすい。

詐欺チェック機能の利用イメージ

実証実験では延べ6,000名以上が利用

この機能は本格導入に先立って実証実験が行われており、延べ6,000名以上が利用した。利用者からは「詐欺メールだと確認できて良かった」といった声が寄せられたという。判断に迷う連絡を受け取ったとき、専門的な知識がなくても第三者的にチェックできる手段として一定の需要があることがうかがえる。

フィッシング報告245万件、不正利用被害510.5億円が背景

背景には、フィッシング詐欺とカード不正利用の急増がある。JCBの発表によると、国内のフィッシング報告件数は2025年に約245万件にのぼり、前年の約1.43倍に増えた。クレジットカードの不正利用被害額も2025年に510.5億円に達している。

手口が巧妙化し、本物の通知と見分けがつきにくいメッセージが増えるなかで、利用者自身が真偽を確かめる手段の重要性は高まっている。JCBとトレンドマイクロは2025年8月20日に協業を発表しており、今回の詐欺チェック機能はその第二弾の施策にあたる。

どんな人に役立つか

宅配の不在通知やカード会社を装った請求メッセージなど、本物か迷う連絡を受け取る機会が多い人にとって、手元ですぐ診断できる意味は大きい。特に、リンクを開いたり折り返し連絡したりする前に一呼吸おいて確認する習慣がある人には、判断を補助する道具として活用しやすいだろう。MyJCBを普段から使っているJCBカード会員であれば、追加のアプリを入れずに使い始められる点も利点になる。

最終更新日:2026/08/08

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オトクレ編集長 池田 星太

執筆・編集

池田星太

オトクレ編集責任者。2013年より「大人のクレジットカード」を運営。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、金融全般での情報発信を行っている。また、クレジットカード専門家として、雑誌やメディアでの編集や監修も行っている。日常生活のほぼすべてをキャッシュレスで過ごす。

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