靴の専門店チェーンを展開する株式会社チヨダは、東京靴流通センター、シュープラザなどの店舗で、NTTドコモのポイントサービス「dポイント」を2026年10月2日から導入した。dポイント単体の還元は0.5%と控えめだが、自社アプリのポイントと二重にためられる点がこのニュースの核心だ。

全国863店舗の靴チェーンでdポイントが使えるように
チヨダは東証プライム上場の靴小売企業で、2026年2月末時点の店舗数は863店舗(単体)にのぼる。東京靴流通センター、シュープラザなどが対象となり、普段の通勤靴や子どもの運動靴を買う場面でdポイントを活用できるようになった。
利用方法は、会計時に「dポイントカード」またはモバイルdポイントカード、各種dカードを提示するだけだ。たまったdポイントはチヨダの店舗での支払いに1ポイント1円として使えるほか、全国のdポイント加盟店や「d払い」加盟店での買い物、ドコモの携帯電話料金の支払いなどにも充てられる。
靴は1足あたりの単価が数千円になることが多く、ポイントの使い道としても相性がよい。ほかの加盟店でためたdポイントを靴の購入代金に回せるようになった点は、dポイントを日常的にためている人にとってメリットになる。
dポイントは税込200円で1ポイント、還元率は0.5%
dポイントの付与条件は「税込200円で1ポイント」で、還元率に換算すると0.5%になる。dポイント加盟店としては標準的な水準で、dポイントだけを目当てに店を選ぶほどの還元率ではない。
一方で、チヨダの店舗では公式アプリのポイントも同時にためられる。dポイントを単独で見るよりも、アプリポイントと合わせた合計で考えるのが実態に近い。
kutsu.comアプリのポイントは税抜100円で1ポイント、併用で合計約1.4%
チヨダ公式アプリ「kutsu.comアプリ」を会計時に提示すると、商品の個別の販売価格100円(税抜)あたり1ポイントがたまる。こちらも1ポイント1円として使える。税抜価格の1%なので、税込価格に対しては約0.91%の還元にあたる。
dポイントとアプリポイントは併用できるため、両方を提示すれば税込価格に対して合計で約1.4%の還元が目安になる。具体的な金額で計算すると、以下のとおりだ(1足のみ購入した場合)。
| 商品価格 | dポイント(税込200円で1pt) | アプリポイント(税抜100円で1pt) | 合計・税込価格に対する還元の目安 |
| 税込3,300円(税抜3,000円) | 16ポイント | 30ポイント | 46ポイント(約1.4%) |
| 税込5,500円(税抜5,000円) | 27ポイント | 50ポイント | 77ポイント(約1.4%) |
| 税込11,000円(税抜10,000円) | 55ポイント | 100ポイント | 155ポイント(約1.4%) |
※dポイントの200円未満の端数は切り捨てとして試算。端数の扱いはリリースに記載がない。
還元の比重はアプリポイントのほうが大きく、合計の約3分の2を占める。dポイントだけを提示してアプリを出し忘れると、もらえるポイントは3分の1程度にとどまる計算だ。
なお、アプリポイントは「個別の販売価格」ごとに付与される仕組みのため、複数の商品を同時に買った場合は合計額ではなく商品ごとに計算されることになる。100円未満の端数が商品ごとに生じる点は覚えておきたい。
オンラインショップkutsu.comはdポイントの対象外
注意したいのは、dポイントの付与・利用が店舗に限られている点だ。チヨダ公式オンラインショップ「kutsu.com」での買い物は対象外となる。ネットで靴を注文する場合はdポイントがたまらないため、dポイントを目的にするなら店頭で購入する必要がある。
また、アプリポイントをためる・使うにはkutsu.comアプリの会員登録が必要だ。店頭で初めてアプリを入れる場合は、会計前に登録を済ませておくとスムーズだろう。
ポイント付与の対象外となる品目もある。リリースでは袋・ギフト・送料・修理代などが一部対象外品として挙げられており、靴の修理代やギフト関連の支払いではポイントがたまらない可能性がある。
d払いでの支払い時の扱いはリリースで触れられていない
今回のリリースは、dポイントカードの提示によるポイントの「たまる・つかえる」を中心とした内容だ。チヨダの店舗でのd払いによる支払いの可否や、d払い利用時のポイントの扱いについては、リリースでは触れられていない。
店頭で靴を買う機会が多いdポイント利用者に向く
今回の導入で恩恵が大きいのは、普段からdポイントをためていて、東京靴流通センターやシュープラザで靴を買う機会がある人だ。特に子どもの靴は成長に合わせて買い替える頻度が高く、家族分をまとめて買う家庭ではポイントの積み上がりも見込める。
ためたdポイントをチヨダの店舗で靴代に充てられる点も使い勝手がよい。dポイントの端数が残っている人にとっては、使い道の選択肢が1つ増えたといえる。
ただし、還元の中心はアプリポイントのほうにある。dポイントだけを提示するのではなく、kutsu.comアプリもあわせて提示して、合計約1.4%の還元を取りこぼさないようにしたい。














