2021年4月より、デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(デルタスカイマイル・アメックス・ゴールド)に新特典が追加された。
スマートフォン・プロテクションと呼ばれる本サービスを利用すれば、万が一スマホが壊れた際に条件内でサポートを受けられる。
また、同年10月からは航空便遅延費用補償も追加され、海外旅行傷害保険の内容も一部変更予定。
コロナ禍において旅行に行きづらいなか、より日常的に使いやすく、魅力的なカードとなった。
【追加】スマートフォンプロテクション
2021年4月より、デルタスカイマイル・アメックス・ゴールドに、カード付帯保険「スマートフォン・プロテクション」が追加される。
これは、スマートフォンの補償サービスのこと。万が一スマホが破損した場合、以下の内容で最大3万円まで修理代金を補償してくれる。
補償対象 | スマートフォン(1台) |
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補償範囲 | 破損(スクリーンガラスの割れを含む) |
補償限度額 | 3万円 |
対象端末 | 購入してから2年以内のスマートフォン |
免責金額 | 1事故1万円 |
注意点として、本特典を利用するためには、デルタスカイマイル・アメックス・ゴールドで通信料を支払っている必要がある。
事故が発生した時点を基準に3か月以上連続という条件なので、5月に本特典を利用するなら、2~4月のスマホ通信料の支払いが必要だ。
補償請求の際には、保険金請求書や修理見積書など、各種書類の用意が必要になる。
また、デルタスカイマイル・アメックス・ゴールドの家族会員はサービスの対象外という点も覚えておこう。
本サービスを利用すると、たとえば故障によるスマホの修理代金が4万円の場合、3万円はスマートフォン・プロテクションで賄えるということになる。
【追加】航空便遅延費用補償
2021年4月より、デルタスカイマイル・アメックス・ゴールドに、航空便遅延費用補償が追加される。
この補償は、フライトの遅延による食事代や宿泊料金を補償してくれるサービスのこと。
フライトに関する各種トラブルも補償対象となっている。具体的な補償内容・金額は以下の通り。
- 乗継遅延・出航遅延・欠航・搭乗不能・受託手荷物遅延費用:2万円
- 受託手荷物紛失費用:4万円
なお、補償を利用するためには、旅行代金をデルタスカイマイル・アメックス・ゴールドで支払う必要がある。
【改定】海外旅行傷害保険が利用付帯に
2021年10月より、デルタスカイマイル・アメックス・ゴールドの海外旅行傷害保険が利用付帯に改定される。
海外旅行傷害保険を利用するためには、以下の条件のいずれかを満たす必要があるので要注意だ。
- 旅行前に航空チケットやツアー料金をカードで決済
- 現地の公共交通機関をカードで決済
一見すると改悪ともとれる内容だが、航空便遅延費用補償が追加されたことを考慮すると、メリットが上回る人も多いだろう。
また、旅行の出発日が2021年9月の場合、海外旅行傷害保険の補償内容は事故発生日に左右される。
つまり、事故発生日が9月なら改定前、10月以降なら改定後の補償内容が適用されるので覚えておこう。
デルタスカイマイル・アメックスの特徴
デルタスカイマイル・アメックスは、デルタ航空とアメリカン・エキスプレスが提携で発行しているカードのこと。
デルタスカイマイル・アメックス・ゴールドは年会費28,600円(税込)のゴールドカードで、以下のような特徴がある。
- デルタ航空への支払いはマイル付与率が3倍(100円利用につき3マイル)
- カードの利用継続でボーナスマイル付与
- 海外利用時は1.5倍のマイル付与率(100円利用につき1.5マイル)
- デルタ航空スカイマイル上級会員資格「ゴールドメダリオン」 など
デルタスカイマイル・アメックス・ゴールドの通常マイル付与率は1%だが、デルタ航空グループの場合は3%にアップ。海外利用時はマイル付与率が1.5%になる。
カード入会時に8,000マイル、継続利用で1年ごとに3,000マイル付与されるなど、マイルをためやすい点がメリットだ。
また、デルタスカイマイル・アメックスを保有していれば、ゴールドメダリオンと呼ばれるデルタ航空の上級会員資格を1年間獲得できる。
2年目以降は、前プログラム期間中のカード利用金額に応じて、翌プログラム期間のメダリオン会員資格が決まる。
この資格により、デルタ航空やデルタ航空が属するアライアンス「スカイチーム」航空便を利用時に、快適なフライトをサポートするさまざまな特典を活用可能だ。