2019年6月10日、激安の殿堂でおなじみの株式会社ドン・キホーテは、自社が発行する独自の電子マネー「majica(マジカ)」の会員数が800万人を突破したことを発表した。
majicaは2014年3月からスタートしたサービスで、金銭的なお得度以外にも、ドン・キホーテでのショッピングが便利になる機能が多くのユーザーに支持されている。
ドン・キホーテ電子マネー「majica(マジカ)」概要
ポイント制度がお得
ドン・キホーテの電子マネーmajicaの最大の特徴は独自のポイント制度。
会員ランクごとにmajicaへのチャージ時、1~5%のポイントが付与され、ドン・キホーテで買い物をするたびにお得になる仕組みだ。
- 一般会員:1%/20万円以上の利用(年間)
- ブロンズ:1%/20万円以上の利用
- シルバー:2%/50万円以上の利用
- ゴールド:3%/1000万円以上の利用
- プラチナ:5%/未公表
例えば年間のドン・キホーテでの買い物金額が50万円以上の場合、翌年からはmajicaへのチャージ金額の2%がポイントとして付与される。
他にもmajicaを利用するメリットは多数存在し、代表的なものは下記の通り。
- お買い上げ金額が1,001円以上の場合、1円単位の端数(1円~最大9円)が値引きされる
- 会計時にアプリ画面を提示すれば買い物ができる(キャッシュレス)
- 店内の商品バーコードをアプリで読み取ると価格が確認できる
- 車両情報をアプリに登録すると、駐車場のゲートが自動で開閉するようになる
普段ドン・キホーテを利用する人なら、絶対にmajicaを発行するのがおすすめだ。
使い方
majicaにはスマホアプリ版と実際のカードの2種類が存在するが、ここでは入手が手軽なアプリ版のmajicaカードの使い方を紹介する。
- majicaアプリをインストール
- アプリの初期設定
- Club Donpenに紐づけ
- 会計時にアプリ提示orクーポン発行
基本的なmajicaの使い方は上記の通りで、会計時に提示することで会員ランクのアップを狙ったり、ポイント支払いを利用したりできる。
またClub Donpenと呼ばれるクーポンサイトとmajicaを連携させると、ドン・キホーテの商品を割引価格で購入できるクーポンを発行可能に。
majicaをフル活用するためには必須なので、利用する前に準備しておこう。
加盟店
- ドン・キホーテ
- MEGAドン・キホーテ
- 長崎屋
- ドン・キホーテエッセンス など
上記のように国内のドン・キホーテや、majicaを導入している加盟店で利用できる。
しかし日本国外の店舗では利用できないので要注意だ。
majica donpen cardとの関係性
電子マネーのmajicaには、クレジット機能が搭載されたmajica donpen card(年会費1,000円)が存在する。
majicaにお金をチャージできる唯一のクレジットカードだが、ポイントの2重取はできない仕組みなので大きなメリットは存在しない。
また年会費が1,100円(税込)かかる点もデメリットなので、「ドン・キホーテで使いやすいクレジットカードを探してる」人以外が発行する理由はないだろう。
キャッシュレス化の追い風を受けるドン・キホーテ
ドン・キホーテではmajica以外にも、iDやSuicaなど様々な電子マネーが利用できる。
- QUICPay
- iD
- 楽天Edy
- Suica
- ICOCA など
しかしポイントの優遇措置やクーポンを考慮すると、majica以外の選択肢はあまりおすすめできない。
ドン・キホーテはリピーターや観光客の利用が多く、コアなファンがつきやすいという特徴がある。
過熱化するキャッシュレス化競争をいい意味で追い風にしているので、他の決済業者は参考にする点が多い。
最終更新日:2019/06/13