中国最大のオンライン旅行会社「Trip.com」は15日、三井住友カード・銀聯(ぎんれん)国際と提携し、6月6日より日本国内において「Trip.com グローバルカード」の募集を開始すると発表した。
カードブランドは銀聯のみで、年会費は永年無料だ。
ポイント還元率は0.5%(1,000円利用につきワールドプレゼントポイント1ポイント)。
発行手数料は、2019年3月31日発行分まで無料で、4月1日以降は2,160円(税込)となる。
加えて、以下のようなサービスも提供される。
- 最高2,000万円の国内・海外旅行傷害保険
- ホテル予約で使える割引コードを特定タイミングで配布※1
- 桜シーズンやGWなど、各種セールの先行案内
- 提携施設タイアップ(ホテルでのレイトチェックアウトや無料岩盤浴など)
- 海南航空の優先チェックイン(2018年3月31日まで)
※1:
1.入会時:10%割引コード
2.誕生日:6%割引コード
3.GW、お盆、年末年始など特定シーズン:5%割引コード
旅行会社が発行するカードだけあり、旅行に特化したサービスが多い。
また、還元されるポイントについても補足しておくと、ワールドプレゼントポイントは「楽天スーパーポイント」や「Tポイント」、ANAマイルなどに交換できるので、利便性は悪くない。
なお、今回の「「Trip.com グローバルカード」の発行を記念し、6月6日〜11月30日までキャッシュバックキャンペーンが実施される。詳細は以下の通り。
●期間 カード入会期間 2018年6月6日〜11月30日 ※カード入会承認期間
カード利用期間 2018年6月6日〜12月31日●特典内容 キャンペーン期間中のカードご利用金額に応じて、以下の通りキャッシュバックを実施いたします。(エントリー必須)
・10,000 円以上利用・・・1,000 円キャッシュバック
・20,000 円以上利用・・・2,000 円キャッシュバック
・30,000 円以上利用・・・3,000 円キャッシュバック
・40,000 円以上利用・・・4,000 円キャッシュバック
・50,000 円以上利用・・・5,000 円キャッシュバック
本キャンペーンは、ユーザー全員が対象となる。
発行したのち、旅行などに利用する前に、忘れずエントリーしておきたい。
希少な「銀聯(ぎんれん)」ブランドのカード
銀聯(ぎんれん)というと聞き慣れない方もいると思うが、銀聯は中国を中心に発行されているクレジットカードブランドのひとつだ。
デビット、クレジットなど全券種を含めたカード発行枚数は65億以上にものぼる。
世界一の発行枚数を持つとともに、決済額もVisaを抜いて世界トップに位置している。
中国国内では、この銀聯のシェアが非常に高い。日本におけるJCBのような位置づけだ。
かつ、国民のキャッシュレス決済比率が日本に比べ高いため、カード対応の店も非常に多い。
したがって、中国に行くうえで銀聯カードを持つ重要性も必然的に高くなる。
中国国内を旅行、あるいは滞在するのであれば、持っていて損はないブランドのひとつだ。
ちなみに、日本国内でも大手家電量販店など、銀聯ブランドを取り扱う店舗は近年徐々に増えており、日本でもそれなりに利用できる。
とはいえ、日本で作れる銀聯ブランドのカードはまだまだ数少ないのが現状だ。
そんな中今回の「Trip.com グローバルカード」によって、またひとつ銀聯カードの選択肢が増えた形になる。
他に日本で発行できる「銀聯」ブランドのクレジットカード
日本国内で、他に作ることができる銀聯ブランドのクレジットカードは以下の通り。
- 三井住友銀聯カード
- MUFG銀聯カード
- ANA銀聯カード
- 九州銀聯カード
なお、このうち単独発行できるのは「三井住友銀聯カード」のみ。
他のクレジットカードは、すでに別ブランドのカードを持っているユーザーにサブカードとして発行されるものとなる。
したがって、今まで上記のカードを発行していない人が銀聯カードを持つには「三井住友銀聯カード」一択だったが、今回で2種類に増えた形となった。
入会費は無料で、還元率も「ワールドプレゼントポイント」が進呈されることも含めて同じのため、サービス内容を考えると「Trip.com グローバルカード」のほうが良いだろう。
中国に旅行するユーザーにおすすめ
「Trip.com グローバルカード」は、単独発行できる銀聯ブランドカードのため、中国で滞在、あるいは旅行する方におすすめしたいカードとなっている。
中国では、クレジットカードが使える店であっても、銀聯ブランドしか使えないというケースが珍しくない。
そのため、中国で買い物をする際に銀聯ブランドカードを持っておくことをおすすめしたい。
最終更新日:2021/02/26