クレジットカードにはカードごとに一定の審査基準がある。この審査基準は公表されないが、申込条件やカードのステータス性、口コミなどからある程度推測できる。
楽天カードは、年会費無料で幅広い層に開かれたカードであり、審査に通った口コミ・体験談も多いが、それでも審査落ちすることはある。
本記事では、楽天カードの審査基準を推察すると共に、審査に落ちする原因と審査に通る可能性を上げるための対策、実際に審査に通った人、落ちた人の口コミを紹介する。
楽天カードの審査基準
楽天カードの審査基準は、一般的なクレジットカードと比較すると厳しくない。
申込条件は「高校生を除く18際以上の方」のみ。以下のような人でも、18歳以上であれば楽天カードの申込ができる。
- 大学生
- 専業主婦(夫)
- アルバイト、パート
- 自営業
- フリーランス
- 不労所得者
- 定年退職後のシニア
審査基準が厳しいカードは、そもそも申込条件自体が厳しいことが多い。楽天カードは、申込条件から幅広い層のユーザーをタゲーットにしていることがわかる。
審査方法
一般的に、クレジットカードの審査基準・方法は公表されていない。
楽天カードの場合、可能性としては、コンピューターによる自動処理で申込内容の審査を行い、その後、信用情報(クレジットヒストリー)を照会して審査を行うという流れではないかと考えられる。
信用情報には、過去のクレジットカード・ローン等の支払い状況、残高などが記載されている。信用情報に問題がなければ、審査に通過するのが一般的だ。
コンピューターによる判定がしにくい部分は人の目で確認し、審査の可否を判断するものと考えられる。
審査期間
楽天カードの申込から審査結果が出るまでの期間は比較的短い。
口コミでは「平日に申し込んで次の日には結果がわかった」などの声が多く、なかには「申し込みから数分で結果が出た」という声もあった。
一方で、「申し込みから審査結果が出るまで一週間程度かかった」という声もある。
人によって期間にばらつきがあるものの、申し込みから審査の結果がわかるまでの期間は短めである可能性が高い。
国際ブランドによる違い
楽天カードの国際ブランドは、VISA・マスターカード・JCB・アメックスの4つから選ぶことができる。
基本的にクレジットカードの審査を行うのはカード発行会社であり、楽天カードの発行会社は楽天カード株式会社だ。
そのため、楽天カードの場合は国際ブランドに関係なく、共通した審査基準になるものと思われる。
審査に落ちやすい7つの原因
審査に通りやすい楽天カードではあるが、それでも審査落ちする原因としては、次の7点が考えられる。
1.無職は審査に通りにくい
楽天カードでも、無職の場合は審査に落ちる可能性が高い。実際に「無職でカードに落ちた」という口コミも見かける。
過去の支払い履歴に問題がなく、貯金などの資産があっても、「無職」は審査において大きなマイナスポイントになるのだ。
2.クレジットヒストリー
クレジットヒストリー(クレヒス)は、信用機関に記録されているクレジットカードやローンなどのクレジットの利用履歴。
クレジットカードの支払い遅延や滞納はクレヒスに記録され、クレヒスに傷がついている状態となる。
滞納・遅延が多いと返済能力に疑問があるとみなされ、審査に落ちてしまう可能性が高い。
3.未成年は親の信用情報も重要
楽天カードは18歳以上から申込可能だが、未成年の場合は保護者の同意が必要となる。
保護者がクレジットカードの支払いを滞納していたり、複数のローンの借り入れを行っていたりする場合には、扶養する側である保護者の評価が低くなってしまい、審査に落ちることもあるようだ。
未成年が楽天カードの同意をお願いする場合には、親が滞納や数社からの借り入れなどを行っていないかどうか確認していくことが必要だ。
4.多重債務
クレジットカードやカードローン、消費者金融など複数から借り入れをしている「多重債務」の場合、審査に落ちてしまうことが多いと考えて良いだろう。
5.過去に審査に落ちた
過去に楽天カードの審査に落ちていると、もう一度申し込みをしても審査に通らないことが多いようだ。
特に、以前と状況が変わっていない場合(例:無職のまま、滞納分を返済していないなど)、再度申し込んでも審査に落ちる可能性が高い。
6.住所不定
クレジットカードは基本的に申込者の自宅へ届くため、職場やカード会社などで受け取ることはできない。
楽天カードは本人限定郵便で届き、受け取りには免許証などの本人確認書類が必要となる。
あまりないケースだとは思うが、友人宅に居候しているなど、定まった住所がない場合には、審査落ちする可能性が高い。
7.複数カードの申し込み
一度に複数枚のカードに申し込んでいると、審査に通らない可能性が高い。
キャンペーンや期間限定の特典などを利用したくて一度にたくさん申し込みたくなることもあるかもしれないが、おすすめできない。
審査に通るための対策
上記の特徴に当てはまっている人でも、審査に通る確率をあげるためのポイントがいくつかある。
「無職」より「お勤めの方」を選ぶ
楽天カードは、幅広い職業、状況の人を対象としている。
「お勤め先・学校について」欄を見ると、そこには「派遣社員・アルバイト・パート・自営業・家賃収入など、ご収入がある方は「お勤めの方」をご選択ください」という記載がある。
ちなみに、選べる項目は以下の4つだ。
- お勤めの方(家賃収入等含む)
- 学生の方
- 年金受給者の方
- お勤めでない方
細かい定義は書かれていないが、たとえば以下のような場合も「お勤めの方」を選択肢て問題ない可能性が高い。
- 日雇いなどで収入を得ている
- 短期のアルバイトやパートをしている
- 親・親族などから受け継いだ住宅の家賃収入がある
- 株式の所有・投資信託をおこなっている
- フリーマーケットやオークションなどで収入がある
- 自営業・フリーランスとして事業を開始したばかり
滞納・未払いをなくす
支払いの滞納・遅延がある場合は、できるだけ早く支払いをおこなおう。
遅延や滞納などがあっても、支払いを行った記録はクレジットヒストリーに残る。
また、分割払いや会費などの毎月の引き落としがある場合、支払い期日に確実に引き落としが行われるよう十分な入金しておこう。
一定の返済能力を証明できれば、審査に通る可能性は上がる。
状況が変わってから申し込む
現在の自分が楽天カードの審査に通るか不安な人は、少し期間を空けて申し込むのもひとつの方法だ。
たとえば、新しい仕事が決まったり、支払いを終えてからしばらく経って申込をおこなうことで、審査に通る可能性を上げることができる。
口コミ・評判
楽天カードの審査に通った人の中には、以下のような口コミがある。
- 無職だったがローンなしの持ち家&預貯金が数百万円あったためか、審査に通った
- 他のクレジットカードの審査には落ちたが、楽天カードともう一社のみ審査に通った
- 数年前に債務整理をしているが、審査に通った
- 過去に数回申し込んで落ちたが、仕事や家が決まった後に申し込んだら審査に通った
逆に、審査に落ちてしまった人の口コミには以下がある。
- 数件の多重債務があるためか、審査に落ちた
- 自己破産をしている状態で申込をしたら審査に落ちた
- 多重債務と他社からのキャッシングがあり、審査に落ちた
- 過去に楽天市場などでたくさん買い物をしていたのに、審査に落ちた
このように、他のカードの審査に落ちていたり、過去に債務整理などの経験があったりする人であっても、人によっては審査に通っていることがわかる。
その一方で、自己破産をしていたり、多重債務があまりに多かったりするなどの場合、審査に落ちやすいようだ。
とはいえ、やはり他社のカードに比べると審査基準は厳しくない傾向が見受けられるため、とりあえず申し込みをしてみる価値はある。
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