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オリコカードの営業電話を1発で撃退する方法!保険などをやたらと勧めてくるので注意

オリエントコーポレーション発行のオリコカードは、高還元率や付帯サービスなどで人気の高いクレジットカードだ。そんなオリコカードの数少ないマイナス面が、営業電話だ。

サービスや商品に関するカード会社の営業電話は他のクレジットカードでも珍しくないが、オリコカードはその頻度が多くしつこいという悪評がある。

そのため、オリコカードの申込をためらっている人や、解約を考えている人もいるかもしれない。しかし、それを理由にオリコカードを利用しないのはもったいない。

実はオリコカードの営業電話は、一度の対応でかかってこないようにすることもできるのだ。

本記事では、オリコカードの営業電話を止める方法や、なぜ営業電話がかかってくるのかなどを解説する。

営業電話は止められる

オリコカードの営業電話は面倒だが、営業電話を止めることも可能だ。

そのためには、一度電話に出て、営業電話が迷惑であり必要ないこと、今後営業電話をかけてこないようはっきりと伝えること、それを顧客情報として記録してもらうことが重要だ。

曖昧な対応は避ける

営業電話には出ないようにしているという人もいるかもしれないが、それでは何度も営業電話がかかってくることになり、結果的に余計面倒になる。

また営業電話への対応としてやってしまいがちなのが、「今は忙しい」「興味がない」「考えておく」「今は大丈夫」といった逃げ文句だ。

しかしこれらの対応では、その場は電話を切ることができても再度営業電話がかかってくる。また、強気の営業であればそのまま食い下がられてなかなか電話を切らせてもらえないということもある。

営業電話を止めたければ、こちらの意志を明確に伝えることが重要なのだ。営業担当は複数いるはずなので、記録に残してもらうことも重要だ。

解約を考えるほど面倒に感じていてるならば、次に営業電話がかかってきたら解約を考える、などと強く伝えるのも効果的だろう。

無視、着信拒否はしないほうが良い

オリコカードは営業電話と同じフリーダイヤルで、カードの支払い遅延などの重要な電話がかかってくる場合がある。

あまりないことではあるが、万が一のために電話を無視する、さらには着信拒否をするというのは止めてほうが良いだろう。

営業電話がかかってくる理由

契約書類での申込時の同意

近年は個人情報の取り扱いが厳しくなっており、メルマガやDMなどを送る際にも事前に顧客の明確な許可を取る必要がある。

そんななか、なぜオリコカードが頻繁に営業電話をかけられるかというと、カード申し込み時の契約書類にその理由がある。

カード申込時には契約書類に電話番号を始めとした個人情報を記入するが、そこには、「オリコカードもしくはオリコの他のサービスを受けることがある」という旨の記載がされている。

つまり、契約書類に記入して申込をした時点で「営業電話をしてきても良い」という表明をしてしまっているのだ。

カードを申し込むにはこれを避けることはできない。だからこそ、営業電話がかかってきたら一度電話に出て「営業電話をしてほしくない」という表明をする必要がある。

カード会社の事情

カード会社としては当然、売上を伸ばしたいという思いがある。これはオリコカードに限ったことではない。

カード会社の収益は基本的にカードの年会費と加盟店からの手数料だが、それ以外にもさまざまな商品やサービスを提供することで、売上拡大を目指している。これらを紹介する方法のひとつが、営業電話だ。

特にオリコカードのような信販系のカードは、流通系や金融系のカードと違って利用者との直接的な接点が少なく、営業電話が多くなるという事情がある。

オリコカード営業電話の見分け方

オリコカードの営業電話は、基本的に「0120」から始まるフリーダイヤルでかかってくることが多いようだが、必ずしも毎回同じ番号ではない。

おそらく提案する商品やサービスにより担当部署が異なり、それによって発信元の電話番号も異なるものと思われる。

利用カードに関する重要な連絡もある

オリコカードからかかってくるフリーダイヤルの電話がすべて営業電話かというとそうではない。

引き落とし日に残高不足で引き落としができず、支払い遅延となったときなど、重要な電話もフリーダイヤルでかかってくるのだ。

これがカードに関するキャンペーン情報の営業電話などと同じ電話番号の場合があり、無視できない。

なにか重要な連絡かと思って出たら営業電話だったというケースがあるため、余計に営業電話に対するマイナスイメージになっているのだろう。

営業電話の内容

営業電話の内容として多いのは、所有しているクレジットカードに関するキャンペーン情報と、別サービスである保険の勧誘など。

オリコカードに限らず、営業電話はさまざまな会社やサービスで行われており、オリコ以外のカードでも営業電話がかかってくることはある。

しかしそのなかでもオリコカードの営業電話の評判が悪いのは、頻度が多くしつこい、電話に出ると一方的に話が続いてなかなか切れないといったことがあるようだ。

後者は営業担当にもよるが、前者はオリコカードが信販系のカードで、カード以外にも保険など幅広いサービスがあり、営業したい商品が多いということも関係していそうだ。

オリコカード解約の注意点

営業電話を理由にオリコカードの申込をためらっている、あるいは解約を考えている人は、まずは今回紹介した方法を試してほしい。

しかしそれでも解約を決めたという場合、解約手続きをする前に次の3点を確認してほしい。

  • ポイントの確認、利用
  • 年会費の支払いタイミング
  • カードを登録している各種支払い

ポイントの確認、利用

オリコカードは毎月の利用額に応じて「暮らスマイル」というポイントが貯まる。

カードを解約すると、その時点でポイントはすべてなくなってしまう。できるだけ解約前にポイントを使い切るようにしたい。

オリコポイントも確認しよう

オリコカードはポイントプログラムが少し複雑で、カード利用に応じて貯まるのは「暮らスマイル」だが、これを1:1で「オリコポイント」に交換することができる。

カードを解約する際は、オリコポイントも使い切るようにしよう。

暮らスマイルはポイントに応じた商品にも交換可能。一方のオリコポイントは、他ポイントやオンラインクーポンに交換することができ、こちらのほうが使い勝手が良い。

暮らスマイルが使いきれない場合は、オリコポイントに交換したうえで使い切るとよいだろう。

年会費の支払いタイミング

年会費無料のカードであれば気にする必要はない。

しかし年会費が発生するオリコカードの場合、年会費はカードを発行した月に毎年徴収される。カードを解約する場合、できれば年会費発生月の直前に解約したいところ。

たとえば5月に年会費が徴収される場合、4月中にカードを解約するのが理想的だ。逆に5月以降にカードを解約すると、カードをほとんど使わないのに年会費のみ徴収されることになるのだ。

カードを登録している各種支払い

光熱費や通信費、携帯電話料金など毎月発生する支払いをクレジットカード払いにしている場合、そのカードを解約すると支払いが止まる。そのまま気づかずにいると、支払い遅延となってしまう。

特に携帯電話料金の支払い遅延は信用情報に残る可能性があるので注意しよう。

カードを解約する場合は、そのカードを登録している支払いをリストアップし、他のカードを登録し直すか、支払い方法を変更しておこう。

毎月発生する支払の他にも、よく使うネットショップなどでカード情報を登録している場合、それも変更する必要がある。

営業電話は残念だがカードは優秀

オリコカードの営業電話については正直迷惑という声が多いが、オリコカードには高機能で優れたカードが多く、利用者が多いのも事実だ。

それだけに営業電話の残念な部分が目立つのだが、それを差し引いてもオリコカードはおすすめだ。その営業電話についても今回紹介した方法で止められる可能性が高い。

特に年会費無料のカードは気軽に申し込みできるので、検討してみてほしい。年会費無料でも高機能のカードがあるのも、オリコカードの特徴だ。

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オトクレ編集長 池田 星太

執筆・編集

池田星太

オトクレ編集責任者。2013年より「大人のクレジットカード」を運営。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、金融全般での情報発信を行っている。また、クレジットカード専門家として、雑誌やメディアでの編集や監修も行っている。日常生活のほぼすべてをキャッシュレスで過ごす。

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