クレジットカードを利用する際に確認しておくべきことのひとつが、「締め日」と「引き落とし日(支払日)」だ。
締め日はひと月のカード利用金額の区切りとなる日。
引き落とし日はひと月のカード利用金額が支払われる日だ。
引き落とし日に支払われる金額が確定する「確定日」という日もある。
確定日後、利用明細とともに次の引き落とし日の支払い金額の連絡が来るのが普通だ。
これらの日を意識することで、ひと月のうちにカードを利用し過ぎていないかが意識でき、バランスよくカードを利用することができる。
特に、引き落とし日前日には口座に十分な残高があるよう注意したい。
締め日・確定日・引き落とし日は、カード発行会社によって異なる。
複数枚カードを利用している場合は、カードごとの締め日と引き落とし日を把握しておく必要がある。
引き落とし日が月の後半の場合、給与などの支払日直前に引き落としされるというケースもあるので、口座の残高不足には要注意だ。
引き落とし日に残高不足で支払い遅延となった場合、支払いがされるまでカードの利用が一時停止となる。
信用機関に登録されるクレジットの利用履歴(クレヒス)に記録が残ることもあるので、支払い遅延は避けたい。
まとまった金額の利用はボーナス払いにしたり、引き落とし日前に一括払いを分割払いやリボ払いに変えるなどを検討しよう。
本記事では、特にオリコカードの締め日・確定日・引き落とし日について、ボーナス払いの場合も含めて紹介する。
また、支払い遅延になりそう、なってしまった場合の対処法も紹介していく。
締め日・確定日・引き落とし日の基本
クレジット―ドの支払いには、毎月決まった締め日と確定日、そして引き落とし日(支払日)がある。
クレジットカードの支払いは、基本的に一カ月毎の区切りとなるが、その区切りが「締め日」だ。
締め日を区切りとした一カ月のカード利用金額が、「引き落とし日」に指定の口座から引き落とされる。
引き落とし日は、締め日の翌月に設定されることが基本だ。
また、締め日を区切りとした一カ月の利用金額が確定する日を「確定日」とも呼ぶ。
通常、締め日と引き落とし日の中間に位置し、確定日を経てメールや郵送などで次の引き落とし日の支払い金額が通知される。
締め日・確定日・引き落とし日は、カードの発行会社によって異なる。
発行会社の異なる複数のカードを利用している場合、ひと月に何度か引き落とし日があるかもしれない。
また、締め日・引き落とし日が同じ複数のカードを利用している場合は、引き落としの総額が大きくなりやすい。
いずれも支払い遅延となってしまわないよう、引き落とし口座の残高に十分に注意しよう。
カード会社によっては、締め日と引き落とし日を選べる場合もある。
その場合は、給与の振込日などから、自分にとって無理のない支払いサイクルとなるよう調整したいところ。
クレジットカード選びでは、通常、年会費やポイント還元率、保険や特典などが基準になる。
しかし、締め日と引き落とし日というのも、申込前に確認しておきたい点なのだ。
オリコカードの締め日・引き落とし日
オリコカードは、基本的に締め日が毎月末日、引き落とし日が翌月27日となっている。
引き落とし日が土日祝の場合は翌営業日の引き落としとなる。
例外的に、カードを利用した加盟店によっては締め日の翌々月以降の請求となることもある。
確定日は毎月14日で、メールや郵送にて次回引き落とし日の支払い金額の連絡がある。
二回払いや分割払いの場合、利用月の締め日を基準として、分割された金額が毎月の引き落とし日に引き落とされる。
注意したいのが、給与などの振り込みが毎月末日という場合だ。
給料日直前の一般的に残高が少なくなっている時に引き落としがされるため、残高不足で引き落しができないという事態が起こりやすい。
確定日に、その月に引き落とされる金額をしっかりと確認の上、引き落とし日の前日には、引き落とし口座に十分な残高がある状態にしておこう。
ボーナス払いの引き落とし
大きな金額の買い物をする際に、便利なのがボーナス払いだ。
ボーナス払いは、支払いを指定の月まで据え置くことができる支払い方法だ。
指定できる支払い月は、通常、夏のボーナス月と冬のボーナス月となっている。
オリコカードでは、夏期6月・7月・8月、冬期12月・1月から、支払いの際に選択する。
引き落としは、指定した月の引き落とし日に行われる。
ボーナス払いは、ボーナスによりまとまった金額を一括して支払うことを想定した支払い方法だが、ボーナスがない人でも利用できる。
そのため、急な出費で現金を用意するのに時間がかかる場合など、支払いを先延ばしにしたいときに役立つ。
分割払いやリボ払いなどは手数料がかかるが、ボーナス払いでは手数料が発生しないのもメリットだ。
ただし、カード利用から支払いまで時間が空くため、指定した月に引き落としがあることだけ忘れないようにしよう。
注目度急上昇中のカード!Amazonでの買い物で還元率2.0%!!
年会費無料でありながら高還元率なので、メインカードとして活躍する1枚である。iDとQUICPayが一体型となっておりApplePayも利用可能。
年会費 | 無料 |
---|---|
還元率 | 1.0% 入会後6ヶ月間は2.0% オリコモール経由で+0.5%〜15% |
電子マネー | iD、QUICPay、Apple Pay |
国際ブランド |
入金が遅れるときの対処法
引き落とし日に口座の残高が足りなくなりそうな場合、オリコカードでは「支払PASS」もしくは「あとリボ」というサービスを利用する方法がある。
支払PASSは、クレジットカード、オートローン、ショッピングクレジット、カードキャッシングなど今月の支払いを翌月以降のリボルビング払いの返済に変更できるサービス。
毎月11日~23日まで申込可能で、確定日以降に今月の支払いが難しいとなった場合も、利用することができる。
ただし、支払PASSは今月の支払額総額を対象とした新規の融資契約となり、所得証明書が必要となる。
あとリボは、ショッピングの1回払い・2回払い(ボーナス一括払い・ボーナス二括払いを含む)の利用分や、キャッシングの1回払いの利用分を、後からリボルビング払いに変更できるサービス。
以下の3つの利用方法がある。
- マイ月リボ:毎月自動的に「あとリボ」対象の利用分すべてをリボ払いに変更。
- 全部リボ:次回支払予定分のうち「あとリボ」対象の利用分すべてをリボ払いに変更。
- 一部リボ:次回支払予定分の一部を利用明細単位で選んでリボ払いに変更。
マイ月リボと全部リボは、毎月13日から支払予定月の10日21:59まで申込可能、一部リボは毎月13日から支払予定月の18日20:59まで申込可能だ。
確定日以降も申込可能なのは一部リボ。
一部リボであればリボ払い分の金額とそれに伴う手数料を極力抑えることができる。
引き落とし日までに入金が間に合わないという場合、上記3つの方法の中ではおすすめだ。
ただし、以上で紹介した方法はすべてリボルビング払いとなり、手数料負担が大きくなりがちなので、利用しないで済むならその方が良い。
リボ払いを利用したくないが、引き落とし日までに入金が間に合わないという場合は、カード会社にいったん連絡しよう。
その際、いつ頃入金できそうかという予定も合わせて伝えられると良い。また、入金は早いほど良い。
引き落とし日を変更することはできないが、事前連絡をして、できるだけ早く入金を行うことで、支払遅延がクレジットカードの利用履歴に残らずに済む可能性がある。
支払い遅延の影響
基本的に、入金は引き落とし日の前日までに行い、引き落とし日前日には残高が引き落としできる分だけある状態にしておく必要がある。
しかし、入金を忘れていた場合、引き落とし日の午前中に入金を行えば間に合う可能性もある。
これは、カード会社の引き落としが一回だけでなく、午前の引き落としで残高が足りない場合、午後に再度引き落としをかけることがあるからだ。
それでも引き落としができなかった場合、「再支払い日」が設定され、カード会社から連絡がある。
再支払い日には引き落としができるよう、入金して十分な残高がある状態にしておこう。
カードによっては再支払い日の設定がないものもあるが、オリコカードの場合は再支払い日が設定される。
オリコカードの通常の引き落とし日は27日で、再支払い日はその翌月上旬に設定される。
注意したのが、カード会社で再支払い日の引き落としが確認できるまで、そのカードは利用できない状態となることだ。
すぐにカードを利用したい場合、カード会社に連絡をして、再支払い日の前に銀行振込を行うと良い。
この場合、カード会社で入金が確認でき次第、カードの利用が可能になる。
すぐに入金が可能ならば、再支払い日を待たずに振込をすることをおすすめする。
クレジットカードが止められると何かと支障があるし、早く入金を行った方が、クレジットカードの利用履歴に残る可能性を下げることができる。
なお、再支払い日にも入金が間に合わないということは絶対に避けたい。
支払いの大幅な遅延は、「ブラックリスト入り」する可能性を上げ、新規カード入会や更新、ローンの審査などに支障が出ることになる。
クレジットカードは計画的な利用を
今回は、オリコカードについて、クレジットカードの締め日と引き落とし日の関係とその重要性、入金が間に合わないときの対処法などを解説した。
クレジットカードを申し込む時は、年会費やポイント還元率、保険、特典など、メリットやお得さに目が行きがちだ。
しかし、カードを便利かつ快適に使い続けるためには、毎月きちんと支払いができるということが、非常に重要だ。
そのために、締め日と引き落とし日をあらかじめチェックしておきたい。
締め日を意識することで、その月に使いすぎていないかを確認し、毎月のカード利用のバランスを取りやすくなる。
そして、給与の振込日などから考えて、支払いが苦しくないかということも考えたい。
複数のカードを持つ場合は、引き落とし日がバラバラになるか、まとまるかで、入金の仕方も変わるだろう。
また、引き落とし日には残高が十分にあるように、入金を間に合わせるのが原則だ。
どうしても間に合わない場合は、そのまま放置するのではなく、できる限りの対策を行おう。
今回オリコカードで紹介した、「支払PASS」や「あとリボ」などもひとつの方法だ。
そういったサービスを利用しない場合も、カード会社に一度連絡を入れる、そしてなるべく早い入金を行うということが大切だ。
締め日、引き落とし日をきちんと把握して、計画的なクレジットカード利用を行おう。
注目度急上昇中のカード!Amazonでの買い物で還元率2.0%!!
年会費無料でありながら高還元率なので、メインカードとして活躍する1枚である。iDとQUICPayが一体型となっておりApplePayも利用可能。
年会費 | 無料 |
---|---|
還元率 | 1.0% 入会後6ヶ月間は2.0% オリコモール経由で+0.5%〜15% |
電子マネー | iD、QUICPay、Apple Pay |
国際ブランド |