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中国(上海)のクレジットカード事情を徹底解説!

上海

中国の上海は、人口2400万人と中国のなかでも大きな都市で、観光やビジネスで訪れる人も非常に多い。

そんな上海に訪れるとき、決済手段としてなにを用意しておくと安心だろうか。

中国全体では、クレジットカードの普及率はあまり高くない。その代わりに普及しているのが、銀聯カード(デビットカード)やスマホ決済「Wechat Pay」や「アリペイ」だ。

しかし、日本人が中国に行くとなると、やはりクレジットカードの利用がメインとなる。上海では、クレジットカードが使える場所も多い。

本記事では、中国のなかでも上海のクレジットカード事情について解説する。

また、国際ブランドや旅行保険などを踏まえ、上海に行く際におすすめのクレジットカードも紹介する。

中国は銀聯カード&スマホ決済が主流

中国では、決済のキャッシュレス化が進んでいる。しかし、クレジットカードは主流ではない。現在中国で主流の決済方法は、デビットカードとスマホ決済だ。

これらの決済方法は、偽札防止や従業員の金銭トラブル防止にもなるとして、小さな店でも導入が進んでいる。

デビットカードの銀聯カード

中国で利用されるデビットカードといえば、銀聯(ぎんれん)もしくはUnion Pay(ユニオンペイ)と呼ばれる電子決済システムを運営する企業、銀聯が発行する銀聯カードだ。

なお、銀聯カードにはクレジットカードもあるが、中国の人の間ではデビットカードの利用のほうが圧倒的に多い。

日本でも三井住友カードと三菱UFJニコスから、銀聯ブランドのクレジットカードの発行が可能だ。

スマホ決済「Wechat Pay」「アリペイ」

中国で利用されるスマホ決済は、「Wechat Pay」もしくは「アリペイ」だ。スマートフォンでQRコードを読み取ることで、連携している銀行口座から利用金額が引き落とされる。

これらの決済サービスの利用者は中国で急速に増えており、インバウンド施策を進める日本でも「Wechat Pay」「アリペイ」対応の店が増えている。

ただし、「Wechat Pay」「アリペイ」を利用するには中国国内の銀行口座が必要となるため、日本人は利用できない。

上海のキャッシュレス事情

広大な国土をもつ中国は、地域によって決済に関する事情が大きく異なることがある。

上海に関しては、中国のなかでもキャッシュレス化が進んでおり、観光客やビジネス客も多いため、クレジットカードが利用できる場所がそれなりにある。

五大国際ブランドは使えるのか

ホテルやレストラン、カジノ、コンビニ、そのほかビジネスや観光客が多い場所では、Visa/Mastercard®が使える可能性が高い。

ただし、ホテルのデポジットやタクシー、高速鉄道や屋台などは、対応していないことも多い。

また、アメックスやダイナースクラブは使えないことが多い。

JCBに関しては意外と使える場所があるようだ。上海にはJCBプラザがあるため、JCBブランドのカードが利用可能な場所を教えてもらうこともできる。

上海JCBプラザ

住所中国上海市茂名南路58号 花園飯店2階(JTB内)
電話番号021-6326-0325 ※日本からの予約・各種問い合わせは、日本国内のJCBプラザコールセンター(日本)まで
営業時間平日8:30AM~5:00PM ※土日祝は定休日
サービス内容
  • JCB加盟店情報・観光情報の案内
  • ホテル、レストラン、オプショナルツアー、各種チケットなどの予約
  • カードの紛失・盗難時のサポート

インターネット利用に注意

中国政府の制限により、中国では、LINEやGoogleなど日本で当たり前に使えるインターネットサービスが使えないことが多い。その代わり、Baiduなど中国独自のサービスがある。

この点を考慮して旅行前の調べ物や準備をすることをおすすめする。

キャッシングと為替手数料

上海に限らないが、海外旅行先で急に現金が必要になったときは、クレジットカードによるキャッシングがおすすめだ。

利息が気になるかもしれないが、なるべく早く、一定期間内に返済することで利息を最小限にできる。

海外で現金を手に入れる方法としてはほかに両替があるが、手数料が高くなりがちだ。

特に空港の両替手数料は非常に高く、レートが10%を超すものも多い。

ちなみに、クレジットカードのキャッシングもレートに従って行われているが、これよりははるかに安くなることが多い。

キャッシングの注意点

上海に限らないが、海外でキャッシングを利用する際は、次の点に注意してほしい。

信頼できるATMを利用する

上海にはキャッシングができるATMの台数が非常に多い。

しかしそこでも良いというわけではなく、信頼が置ける場所、特に銀行内のATMの利用をおすすめする。

屋外や道に面したATMは、カードの情報を抜き取るスキミング装置が設置されているおそれがあり、利用を避けたい。

また、人どおりが少ない場所は、犯罪に巻き込まれやすいので避けたい。

現金・カードをすばやく回収する

現金をなるべく人の目に触れさせないことで、犯罪につながる可能性を下げることになる。

また、ATMにいつまでもクレジットカードを挿しっ放しにすると ATM にクレジットカードが飲み込まれることがある。

その場合、現地の管理会社に詳細な説明をするのは難しいだろう。そうならないようあらかじめ気をつけておこう。

暗証番号を忘れない

うっかり暗証番号を忘れることのないよう、出発前に確認しておこう。

暗証番号を何回も間違えた場合、カードの利用制限が加えられることもある。

仮に制限が加えられたカードは、ほとんどの場合は全く使用できない状態になる点には注意が必要だといえるだろう。

上海でおすすめのクレジットカード

三井住友カード(NL)

三井住友カード(NL)

三井住友カードが発行する定番のカード。年会費永年無料で、国際ブランドはVisa、Mastercard®。国内・海外どちらでも利用しやすい。

基本のポイント還元率は0.5%で、200円(税込)利用ごとにVポイントが1ポイント貯まる。

また、対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元となる。

【対象の店舗】
セイコーマート※1、セブン-イレブン、ポプラ※2、ミニストップ、ローソン※3、マクドナルド、モスバーガー※4、サイゼリヤ、ガスト、バーミヤン、しゃぶ葉、ジョナサン、夢庵、その他すかいらーくグループ飲食店※5、ドトールコーヒーショップ、エクセルシオール カフェ、かっぱ寿司
※1:タイエー、ハマナスクラブ、ハセガワストアも対象。
※2:生活彩家も対象。
※3:ナチュラルローソン、ローソンストア100、ローソンスリーエフも対象。
※4:モスバーガー&カフェも対象。 ※5:ステーキガスト、から好し、むさしの森珈琲、藍屋、グラッチェガーデンズ、魚屋路、chawan、La Ohana、とんから亭、ゆめあん食堂、桃菜、八郎そば、三〇三も対象。

*最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)
*商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
*iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
*一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
*ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。

その他にも、ポイントアップの仕組みがあり、日常的にポイントを貯めやすいカードとなっている。

海外旅行時に安心な点として、海外旅行傷害保険が利用付帯しており、最高2,000万円の補償がある。

利用枠は~100万円。詳細については三井住友カード公式サイトにて要確認してほしい。高額の利用がある場合は複数のカードをもつことをおすすめする。

楽天カード

楽天カード(マスターカード)

楽天グループの楽天カードが発行するクレジットカード。国際ブランドはVisa/Mastercard®/JCB/American Express。

年会費無料で、基本のポイント還元率が1%というお得なカードとして定評がある。

楽天市場など楽天グループのサービス利用で大幅なポイントアップが可能だ。

海外旅行保険が利用付帯し、最大補償金額は2,000万円。

お得さやサービス・特典からして、とりあえずもっておいて損のないカードだ。

エポスカード

エポスカード

株式会社エポスカードが発行するクレジットカード。国際ブランドはVisa。

年会費無料で、最短即日発行が可能なカード。急ぎクレジットカードがほしいときにもおすすめだ。

基本の還元率は0.5%と高還元率ではないが、マルイでお得なカードであり、年4回、全品10%OFFの会員限定セールが開催される。また、貯まったポイントを1ポイント=1円として割引に利用できる。

また、ポイントアップサイト「貯まるマーケット」を経由して2~30倍のポイント付与がある。

利用付帯ではあるが、最高3,000万円補償の海外旅行傷害保険が付帯しており、海外旅行時にも役立つカードだ。

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執筆・編集

オトクレ編集部

オトクレ編集部では、2013年のサイト開設以来、年間200枚以上のクレジットカード情報をチェックし、記事を更新し続けています。

編集部が保有するクレジットカードの枚数は30枚以上!特に注目度の高いクレジットカードは編集部で実際に申し込み、利用することで、より読者に近い立場で情報を発信出来るようにしています。

また、クレジットカードに関する情報収集のため、クレジットカード発行会社への取材・インタビューなども積極的に行い、生きた情報をお届けしています。

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