ナッジ株式会社は、次世代クレジットカード「Nudge(ナッジ)」で「スカイピースカード」の提供を2026年7月10日に開始した。カードの利用そのものが、推しである「スカイピース」への応援につながる仕組みが特徴だ。

決済手数料の一部が推しに還元される「応援型」クレカ
ナッジカードは、アーティストやスポーツチーム、地方自治体など150を超える提携先ごとにデザインや特典が異なるクレジットカードを発行しているブランドだ。今回の「スカイピースカード」もその一つで、2016年に活動を始めた2人組YouTuber兼アーティストユニット「スカイピース」と組んだ推し活向けのカードにあたる。
このカードの核となるのが、応援の仕組みだ。カードを使うと、通常はポイントとして利用者に還元される決済手数料の一部が、提携先である「スカイピース」クラブへ還元される。つまり利用者は、いつもの買い物という「決済」を通じて、金銭的な負担を上乗せすることなく推しを応援できる。ファンにとっては、応援の気持ちを日常の支出に自然に組み込める点が魅力といえる。
入会するとクラブ限定の特典を利用できる
ナッジカードアプリから「スカイピース」クラブに入会したうえでカードを利用すると、利用に応じてクラブ限定の特典を受け取れる。特典の具体的な内容は今後更新される予定で、詳細はサービスサイトで案内されるとしている。現時点では特典の中身が公開されていないため、応援目的で申し込む場合は、どのような特典が用意されるかを確認しながら検討するとよいだろう。
ナンバーレスのオリジナルデザインカードと保存用カード
「スカイピース」クラブに入会すると、クラブ限定のオリジナルデザインカードを発行できる。券面はカード番号を印字しないナンバーレス仕様で、デザイン性だけでなく、盗み見による不正利用を防ぎやすいというセキュリティ面の利点もある。さらにオリジナルデザインカードを発行した人には、実際の決済には使わず観賞用として手元に残せる「保存用カード」が付属する。グッズとしてカードを楽しみたいファンにとっては、この保存用カードが一つの目玉になりそうだ。
年会費無料、発行費用は3000円
発行の基本スペックは以下のとおり。国際ブランドはVisaで、年会費は無料だ。一方で、カードの発行そのものには費用がかかる点に注意したい。
| 国際ブランド | Visa |
| 年会費 | 無料 |
| 発行費用 | 3,000円(税込) |
| カードデザイン | スカイピース クラブオリジナルデザイン/Nudgeオリジナルデザイン(25色のカラーコレクション、絵画コレクションなど) |
| 仕様 | ナンバーレス、タッチ決済対応、EMV 3-Dセキュア等の不正検知システム |
年会費は無料だが、発行費用として3,000円(税込)がかかる。ただしNudgeオリジナルデザインのうちカラーコレクションについては、新規登録時の1枚目に限り無料となる。スカイピースのオリジナルデザインを選ぶ場合と、まず費用をかけずに試したい場合とで、選び方が変わってくる部分だ。
銀行口座や勤務先の入力が不要な申込フロー
ナッジカードは、申込時に入力する情報を最小限に抑えている点も特徴だ。印鑑や銀行口座、勤務先情報の入力は不要で、Nudgeアプリをダウンロードしてアプリ内で入会申込を行い、クラブ選択画面で「スカイピース」クラブを選び、カードデザインを選択して審査に通れば利用を始められる。
利用可能額は、初めて使う場合は少額からスタートし、返済実績に応じて段階的に増える仕組みになっている。加えて、決済直後に加盟店名と金額がアプリへ通知され、不正利用が疑われる場合はワンタップで連絡や補償申請ができる。月間の決済上限を自分で設定したり、レシート画像と紐づけて支出をグラフ化・カテゴリー別に管理したりする機能も備える。クレジットカードを初めて持つ層でも、使いすぎを抑えながら管理しやすい設計といえる。
返済方法は2種類から選べる
返済方法は2つの方式から選べ、併用もできる。一つは「いつでも好きなだけ返済」で、セブン銀行ATMまたは銀行振込を使い、任意のタイミングで返済する方式だ。利用額が確定した後は、翌月末日までの全額返済が推奨されている。もう一つは「月1回おまとめ返済」で、月に一度、所定日に利用額全額が登録した銀行口座から自動で引き落とされる。いわゆる一般的な翌月一括払い(マンスリークリア)にあたる方式だ。自分の使い方に合わせて、こまめに返す方式とまとめて払う方式を切り替えられる。
どんな人に向くか
「スカイピースカード」は、スカイピースを応援したいファンにとって、日常の支出をそのまま応援に変えられる選択肢になる。年会費が無料で、決済に上乗せの負担なく応援につながる点や、ナンバーレスのオリジナルデザインカードと観賞用の保存用カードを持てる点は、推し活の楽しみを広げてくれる。
一方で、発行費用として3,000円(税込)がかかる点や、限定特典の具体的な内容が今後の案内待ちである点は、申し込み前に確認しておきたい。ファンとしてカードのデザインや応援の仕組みそのものに価値を感じるか、特典の内容を見極めてから決めるかで、判断が分かれるところだ。まずは費用のかからないデザインから試し、特典が明らかになった段階でオリジナルデザインへ切り替えるといった使い方も考えられる。















