三井住友カードは2026年6月15日、法人向けの「三井住友カードパーチェスプラス」を刷新してリリースした。経費情報の把握やセキュリティ、利便性を高めた点が今回の特徴だ。

経費管理の効率化と不正利用防止を狙うバーチャルカード
パーチェスプラスは、企業の経費管理を効率化し、不正利用の防止や安全性の確保を目的とした法人向けサービスだ。誰がいつどこで何に使ったかといった経費情報を収集・把握しやすくする狙いがある。
今回の刷新では、親番号に紐づけて利用期間や利用金額を制限できる「子番号」の発番に対応する。急な備品購入や出張、短期プロジェクトなどの場面で、使い切りの子番号を発番すれば、不正リスクの軽減や予算超過の回避につなげられるという。
Slack通知・即時カードロックで管理を強化
刷新で追加された主な機能は次の3点だ。従来のメールに加えてSlackでの利用通知に対応し、利用状況をリアルタイムに把握できるようになった。使わないタイミングでカードを止められる即時カードロック機能で、セキュリティも強化している。さらに、子番号を発番する際のUI・UXを改善し、使いやすさを高めたとしている。
| 利用通知 | メールに加えSlack通知に対応(リアルタイム把握) |
| セキュリティ | 即時カードロック機能を追加 |
| 子番号 | 発番時のUI・UXを改善 |
Visa・インフキュリオンが開発に参画
サービスの開発には、法人向けデジタル総合金融サービス「Trunk」で協働したビザ・ワールドワイド・ジャパンと、2024年に資本業務提携を実施したインフキュリオンも参画している。決済ブランドとフィンテック事業者が加わることで、経費精算・会計システムとの連携やデータ活用を進める方針だ。
経費のキャッシュレス化を進めたい企業向け
このカードは個人向けではなく、経費利用や企業間取引のキャッシュレス化を進めたい法人に向いたサービスだ。利用制限付きの子番号やSlack通知といった機能は、複数人で経費を使う部署やプロジェクト単位での支出管理に向く。
法人カードは年会費や審査条件、付帯サービスが企業の規模や利用状況によって異なる。導入を検討する場合は、自社の経費フローや会計システムとの相性を踏まえて比較するのが現実的だろう。年会費や手数料などの最新の条件は、申し込み前に確認しておきたい。















