セディナカードjiyu!da!は、年会費無料で主婦・学生の申込も推奨されている、申込がしやすく、審査にも比較的通りやすいクレジットカード。
セブン-イレブンやイオン、ダイエーでポイント3倍になるなど、日常生活のなかでお得感のあるカードでもある。
このカードの特徴のひとつでもあり、利用時に注意が必要な点が、支払い方法が基本的にリボ払いになるということ。
リボ払いは、毎月の支払い金額を一定にできるというメリットがあるが、手数料が発生するとうデメリットもある。
しかし、セディナカードjiyu!da!では、「あと決めプラン」というサービスで「利用分全額支払い」を行うことで手数料が無料になり、実質一括払いが可能だ。
また、支払い残高の一部もしくは全額繰り上げ支払いができる「よゆう払い」というサービスや、支払い額の増額により、一括支払いは無理でも、手数料を抑えることができる。
本記事では、セディナカードjiyu!da!のリボ払いについて、手数料や返済方法などの仕組みを解説した上で、手数料を無料にする方法と、手数料を抑える方法を紹介する。
セディナカードjiyu!da!の支払方法
セディナカードjiyu!da!では、ショッピング支払い方法について、以下から選択可能だ。
セディナカードjiyu!da!の特徴から考えると、基本的にはリボルビング払い(以下「リボ払い」)を想定したカードとなっている。
- 2回払い
- リボルビング払い
- 分割払い
- ボーナス一括払い
- ボーナス2回払い
セディナのリボ払い
リボ払いは、毎月の支払い金額を一定に設定できる支払い方法。
毎月一定の金額を支払えば良いので無理のない支払いができるが、手数料と使い過ぎに注意が必要だ。
リボ払いには、毎月一定の支払金額のなかに手数料も含まれる定額方式と、毎月一定の支払金額とは別に手数料が加算される残高スライド方式とがある。
セディナカードjiyu!da!のリボ払いは残高スライド方式だ。
支払い残高によって毎月の支払い金額は若干変動するが、定額方式に比べると支払い期間が短くて済むため、手数料も抑えられる。
セディナカードjiyu!da!のリボ払いの手数料は、実質年率15.0%。
リボ払い利用時の毎月の支払い金額は、以下で決まる。
お支払い額=元金(リボお支払いコース別の一定金額)+手数料(前月末リボ払いご利用残高×実質年率15.0%÷12ヵ月)
手数料を除いた毎月一定の支払い金額(元金)は、特に指定カード利用額の範囲内で、5,000円以上5,000円単位で設定できる。
締め日は毎月末日、支払い日は翌月27日(金融機関休業日の場合は翌営業日)となる。
手数料を無料にする方法
セディナカードjiyu!da!は、一括払いには対応しておらず、基本的にリボ払い専用のカードとして提供がされている。
しかし、実は実質一括払いとして、手数料無料で利用する方法がある。
その方法とは、「あと決めプラン」で「利用分全額支払い」を行うというものだ。
全額一括支払いで手数料無料に
あと決めプランは、セディナカード・OMCカードの「一回払い」と「リボ払い」を対象にしたサービス。
あと決めプランに登録すると、「定額支払い」として毎月の支払い額を自由に設定・変更できるようになる。
そして、その設定額を超えない場合は手数料がかからないというのがポイント。
つまり、セディナカードjiyu!da!をリボ払いで利用した後、あと決めプランでその利用額を超える支払い額を設定して登録すれば、実質一括払いとなり、手数料もかからないのだ。
あと決めプランの登録では「利用分全額支払い」も選択できる。
利用額に合わせて都度設定をするのが面倒であれば、「利用分全額支払い」に設定しておけば、常時実質一括払いとなる。
また、利用額が大きく一括払いがきついという月は、「定額支払い」で支払い可能な金額に変更すれば良い。
「定額支払い」の設定金額を超えた分は、翌月に自動で繰り越され、リボ払いの手数料が適用される。
あと決めプランの適用は、登録月の翌月請求分からとなる。
つまり、あと決めプランに登録した月の利用分は、あと決めプランで設定した支払い金額となる。
たとえば、2月10日にリボ払で支払いを行い、2月15日にあと決めプランに登録・設定した場合、2月10日の利用分にもあと決めプランが適用される。
セディナカードjiyu!da!を実質一括払いで利用したい場合は、利用月内に忘れずにあと決めプランの登録・設定をおこなおう。
なお、あと決めプラン登録後は、請求月の19日(原則)まで支払い設定額の変更が可能だ。
あと決めプランの登録・設定は、Webサービス「セディナビ」にログインした上で、「お支払い方法の変更>あと決めサービス」から行える。
手数料を抑える方法
セディナカードjiyu!da!を利用する場合、前述のあと決めプランを活用して、常に手数料無料で実質一括払いで利用するのが一番おすすめだ。
しかし、リボ払いのメリットである、「毎月の支払い額が一定」という点を活かしたい場合、「よゆう払い」を利用するか、指定した月の支払い額を増額する方法をおすすめする。
よゆう払いで繰り上げ返済
「よゆう払い」とは、毎月27日の支払いとは別に、余裕のあるときにいつでも、希望の金額の支払いができるというサービス。
つまり、支払い残高の一部または全額繰り上げ返済が可能だ。
これにより、支払い期間を短く、手数料を抑えることができる。
よゆう払いの利用には、次の3つの方法がある。
ATMから入金
下記いずれかの指定金融機関のATMへクレジットカードで入金。
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- セブン銀行
- 東京スター銀行
- ローソン銀行
インターネット入金
Webサービス「セディナビ」よりPay-easy(ペイジー)を利用して、自身の金融機関口座より振込。
銀行振込
下記の「楽だデスク」に電話をした上で、指定口座へ振込。
楽だデスク(オペレーター対応)
0120-440-620
受付時間:9:30〜17:00(1月1日休)
※オペレーターへの問い合わせは(9)を選択
支払い額増額で残高を減らす
セディナカードjiyu!da!では、入会時に毎月の支払い額を設定するが、指定の月に、1,000円単位で支払い額を増額することができる。
これにより、支払い残高を減らし、支払い期間を短く、手数料を抑えることができる。
総額の申込は支払い月の5日まで。
この月は余裕があるというのが分かっていれば、あらかじめその月を指定して支払い額の増額をしておくと良いだろう。
支払い額の増額申込は、次の3つの方法で行うことができる。
セディナビから申込
Webサービス「セディナビ」にログイン後、「お支払いの変更(リボお支払いコース変更/一部増額返済)」から申込。
24時間自動音声応答サービス
以下の24時間自動音声応答サービスにて「お支払い方法変更に関するお申込み(サービスコード「30」)>リボ一部増額請求(サービスコード「1」)」で申込。
東京03-5638-3222
大阪06-6339-9900
利用の際にはカードと暗証番号が必要だ。
電話申込
オペレーター対応を希望する場合は、以下で申込が可能。
楽だデスク
0120-440-620
受付時間:9:30〜17:00(1月1日休)
※オペレーターへの問い合わせは(9)を選択。
毎月の支払い額の変更
セディナカードjiyu!da!入会時に設定した毎月の支払い額は、5,000円以上・5,000円単位で途中で変更することもできる。
変更は、セディナWebサービス「セディナビ」もしくは24時間自動音声サービス、オペレーター対応の楽だデスクのいずれでも可能。
分割払いとどちらが得か
セディナカードjiyu!da!は、基本的にリボ払い専用のカードだが、支払い方法として分割払いを選択することもできる。
選べる支払い回数は以下の通り。
3回・5回・6回・10回・12回・15回・18回・20回・24回・30回・36回
※24~36回払いは利用代金が20万円(税込)以上の場合
回数が多くなるほど手数料も大きくなり、実質年率は12.20%~14.96%。
実質年率のみを見ると、リボ払いより分割払いのほうが低いが、分割払いではリボ払いのように「あと決めプラン」や「よゆう払い」などが利用できない。
つまり、途中で支払いに余裕ができたとしても繰り上げ返済ができないため、結果的にリボ払いのほうが手数料が少なくなることも多い。
リボ払いをきちんと活用できるのであれば、セディナカードjiyu!da!はやはりリボ払い専用として利用したほうが良いだろう。
主婦・学生も申し込みすいカード
セディナカードjiyu!da!の申込対象は「高校生を除く18歳以上で電話連絡が可能な方」。
公式の申込サイトには「主婦・学生も申し込みOK」の記載がある。
以下の記事で詳しく解説しているが、パート・アルバイトなどでも審査に通りやすく、職業や職種、年収よりも、本人もしくは配偶者・世帯主の収入の有無が重要なようだ。
基本的にリボ払い専用のカードということで、毎月の支払いを一定にできるので、少額でも毎月一定の収入があれば良いという見解なのかもしれない。
とはいえ、利用者側からすれば、手数料はできるだけ抑えたいところ。
セディナカードjiyu!da!を実際に利用する場合は、今回紹介した方法をぜひ活用してほしい。
リボ払いは、メリットもあるが、その仕組みをきちんと理解して、通常のカード利用よりも一層計画的に利用することが求められる。