dカードはdポイントカードにクレジット機能がついたカードだ。
dポイントカードはNTTドコモが無料で発行しているポイントカードで、対象店舗で提示するとポイントが貯まる。
貯まったポイントは対象店舗での買い物や携帯料金の支払い、データ追加料金に使うことができる。
dカードはこれにクレジット機能が付き、ポイント還元や海外旅行保険など、クレジットカードならではのお得さがある。
ドコモユーザー以外も利用できるが、基本的にはドコモユーザーのほうがメリットが大きい。
dカードには一般カードとゴールドカードとがあるが、特にドコモユーザーにおすすめしたいのがdカードGOLD(ゴールド)だ。
dカードGOLDの年会費は1万円。ゴールドカードらしい年会費だが、その分、特典やサービスが充実している。
メリットとして大きいのが、dカードGOLDを持っているとドコモ携帯利用料金1,000円につき10%のポイント還元がされる点だ。
これは家族カード会員も対象となるので、本人だけでなく家族もドコモユーザーの場合は最大限活用したい。
また、3年間最大10万円のケータイ補償が本会員・家族カード会員ともに適用される。
こういった点から、dカードGOLDはドコモユーザーにおすすめなのだ。
この他、海外旅行保険の付帯や国内空港ラウンジの利用、特約店でのポイントアップや割引など、ゴールドカードらしいサービスとお得さが両立している。
本記事では、dカードGOLDについてその特徴をまとめ、本当にお得かどうかを解説する。
年会費など基本スペック
年会費 | 11,000円(税込) |
---|---|
ポイント還元率/th> | 1.0%〜10% |
ブランド | |
電子マネー | iD |
ETCカード | 無料 |
家族カード | 1枚目無料 2枚目以降:年会費1,100円(税込)/枚 |
旅行保険 | 国内:最高5,000万円(利用付帯) 海外:最高1億円(うち5,000万円が利用付帯) |
dカードGOLDのお得な点
ドコモユーザーがお得
dカード GOLDはドコモユーザーにメリットの大きいカードと言われる。
その理由として大きいのが、次のようにドコモ携帯料金に対してポイント還元がある点と、ケータイ補償が付く点だ。
本会員だけでなく家族カード会員も対象となる点も大きい。
ドコモ携帯利用料金は10%還元
ドコモの携帯電話利用料金1,000円につき10%のポイントが還元される。
月々5,000円の利用でも1年で6,000ポイント貯まる計算となり、日常的に携帯を使用しているだけで大きなポイント獲得が見込めるのがうれしい。
家族カードを発行していれば、家族の利用料金も本会員と同じ条件で10%還元が受けられる。
注意したいのは携帯電話利用料金といっても、請求金額の10%ではない点だ。
各種割引サービス適用後の基本使用料、通話・通信料、付加機能使用料、ユニバーサルサービス料がポイント還元の対象となる。
各種手数料やd払い利用分(携帯決済)、端末代金の割賦は対象とならない。
特に端末代金は分割払いで購入する人が多く、月々の利用料と合わせて請求されるため、混同しないよう注意してほしい。
また、10%のポイント還元は1,000円区切りのため、各種割引サービスを適応した後の金額が1,000円以下になる場合には切り捨てされる。
ケータイ補償が3年間最大10万円
携帯電話端末の購入から3年以内に紛失や盗難、修理不能の破損などで使用できない状態になった場合、同じ機種・同じカラーの端末購入代金が最大100,000円補償される。
家族会員でも本会員と同じ補償を受けられるのは心強い。
ただし、ケータイ補償利用後1年以内に再度補償を受けることは出来ないので注意しよう。
同じ機種・同じカラーが店舗にない場合は店舗の判断で補償する機種が決められるため、事前にショップに確認したほうが良いだろう。
海外旅行でお得
海外旅行保険が最大1億円
海外旅行保険は利用付帯で最高1億円(うち5000万円は自動付帯)の補償が受けられる。
補償金額は異なるが家族会員も補償の対象となる。
救援者費用、賠償責任、携行品の損害などに対する補償もある。
また、空港便遅延費用特約により乗継遅延には20,000円、手荷物遅延には10,000円を限度にホテル代や食事代、衣料品の購入費用が補償される。
国内の旅行については利用付帯で最高5,000万円の補償が受けられる。
VJデスクが利用可能
世界各国の主要都市に設置されているVJデスクでは、現地レストランやホテル情報のインフォメーション、予約、通訳やガイドの手配の他、カードや携行品の紛失・盗難時などトラブルが起きたときのサポートも行っている。
国内28空港のラウンジ利用が無料
国内28空港のラウンジが無料<で利用できる。
ポイントでお得
特約店でポイントアップ
dカード特約店では通常のポイント還元率1%に加えて、1%~のポイントがプラスされる。
特約店は旅行代理店や百貨店、レストラン以外をはじめ、タクシーや引っ越し業者まで幅広い。
ローソンでポイントアップ
ローソンではカード提示で0.5~1%(※)のポイント付与があり、dカード利用で1%のポイント還元と合わせると還元率1.5~2%となる。
※利用時間に応じて以下のように貯まるポイントが変わる。
0:00~15:59 → 200円(税抜)ごとに1ポイント
16:00~23:59 → 200円(税抜)ごとに2ポイント
審査基準
dカード GOLDの審査基準は、公式サイトにある次の「入会条件」を満たしているかが第一の基準となる。
- 個人名義であること(法人名義は不可)
- 満20歳以上(学生不可)で、安定した継続収入があること
- 支払い口座が本人名義であること
- その他NTTドコモが定める条件を満たすこと
年収について具体的な記載はないが、「安定した継続収入があること」の一文がある。
会社員であれば問題ないだろう。個人事業主でも確定申告を行い、安定した収入があることを示すことができれば問題ないと予想される。
ゴールドカードは職業や勤続年数、ローン・借金の有無だけでなく、クレヒス(クレジットカードヒストリー)が大切だ。
dカード GOLDの場合、ゴールドカードとしての一般的な審査はあるが、特別厳しい審査基準ではなさそうだ。
申し込み方法は下記の3通り。
- インターネット申し込み
- 郵送申し込み
- ドコモショップの店舗申し込み
カードが手元に届くのは申込日から最短5日だが、審査状況によっては2週間程度かかることもある。
ドコモユーザーにおすすめ
dカード GOLDは年会費10,000円とゴールドカードとして一般的な年会費だ。
年会費分の価値があるかという点では、ドコモユーザーであれば十分な価値のあるカードと言えるだろう。
それは、ドコモ携帯電話料金をdカード GOLDを持っていることで1,000円につき10%がポイント還元される点が大きい。
また、3年間で最大10万円のケータイ補償がついているため、万が一のときにも安心だ。
これらは家族カード会員も対象となるので、本人も家族もドコモユーザーという場合は特にメリットが大きくなる。
この他、最高1億円補償の海外旅行保険や国内空港ラウンジの利用など、ゴールドカードに相応しいサービスも付帯している。
特約店でのポイントアップなど、日常でお得なサービスもある。
ただし、ドコモユーザーでない場合は、海外旅行保険やポイント還元など同レベルで他のカードを検討したほうが良いかもしれない。
ドコモユーザーであり、さらに家族もドコモユーザーである場合は、dカードGOLDはかなりお得なカードと言える。