JALカードは2026年10月請求分から、JAL・Visaカードなど3種類でTOICAへのチャージをショッピングマイルの積算対象外にした。12月請求分からはJALダイナースカードのモバイルICOCAチャージ、JALカードSuicaのteppay残高へのチャージなども対象外に加わり、交通系ICチャージでマイルを貯められる範囲がさらに狭まる。
2回の告知で対象外になったチャージの一覧
株式会社ジャルカードは、ショッピングマイルの積算対象外となる利用分の追加を2回に分けて告知した。1回目は2026年7月31日付で、TOICAチャージが対象。2回目は2026年10月15日付で、JALダイナースカードとJALカードSuicaの一部チャージが対象となっている。どちらも利用日ではなく「請求分」で区切られている点が特徴だ。
| 適用開始 | 対象外に追加された利用分 | 対象カード |
| 2026年10月請求分 | TOICA チャージ |
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| 2026年12月請求分 |
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JALダイナースカード |
| 2026年12月請求分 | teppay残高へのクレジットチャージ | JALカードSuica |
TOICAチャージは10月請求分からすでに対象外
TOICAはJR東海が発行する交通系ICカードだ。JAL・Visaカード、JAL・Mastercard、JAL アメリカン・エキスプレス®・カードの3種類では、10月請求分からTOICAへのクレジットチャージにショッピングマイルが付かなくなっている。告知から適用開始までは約2か月あったものの、記事公開時点ですでに適用が始まっているため、該当カードでTOICAにチャージしている人は、直近の明細でマイルが積算されていないことに気づくかもしれない。
区切りが請求月であるため、カードの締め日によっては10月より前に利用した分も10月請求に含まれ、対象外になっている可能性があると考えられる。いつの利用分から影響を受けるかは、自分のカードの締め日と支払日の組み合わせで変わる点に注意したい。
JALダイナースカードはモバイルICOCAなど6サービスが12月請求分から
JALダイナースカードでは、12月請求分からJR西日本のモバイルICOCAをはじめ、WebMoneyプリペイドカード、ハチペイ、ビットキャッシュ、バンドルカード、ふるなびマネーの計6サービスへのクレジットチャージが対象外になる。交通系ICだけでなく、プリペイド型の決済サービスへのチャージもまとめて外れる形だ。
一方で、公式の対象外利用分ページによると、JALダイナースカードではモバイルPASMO定期券が2026年12月請求分からショッピングマイルの積算対象になったと記載されている。モバイルPASMOのクレジットチャージは引き続き対象外のため、定期券の購入とチャージで扱いが分かれることになる。
JALカードSuicaは新サービスteppayへのチャージが対象外
teppayはJR東日本が提供するコード決済サービスで、2026年10月20日11時以降、順次提供が始まる。JALカードSuicaでは、このteppay残高へのクレジットチャージが12月請求分からショッピングマイルの積算対象外になる。サービス開始前の段階で対象外が決まった格好で、teppayへのチャージでマイルを貯めることは、JALカードSuicaでは当初から想定しないほうがよいだろう。
JALカードSuicaは、もともとSuicaへのクレジットチャージやモバイルSuicaの利用分がマイルではなくJRE POINTの積算対象となっている。teppayの扱いがこれとどう関係するかは告知に記載がないため、JRE POINTが付くかどうかは現時点では判断できない。
交通系ICへのチャージでマイルを貯める道はほぼ閉じつつある
公式の「ショッピングマイルの積算対象とならないご利用分」ページを見ると、交通系ICチャージの対象外化はすでに広範囲に及んでいることがわかる。JAL・Visaカード、JAL・Mastercard、JALカード TOKYU POINT ClubQでは、モバイルSuica、Apple Pay・Google ウォレットのSuica、PASMO・モバイルPASMO、SMART ICOCA、モバイルICOCA、SAPICAオートチャージがいずれも対象外で、今回TOICAがこれに加わった。
JAL アメリカン・エキスプレス®・カードでも、モバイルSuica、モバイルPASMO、SMART ICOCA、モバイルICOCA、SAPICAオートチャージに続いてTOICAが対象外となった。JALダイナースカードはモバイルSuica・モバイルPASMOに加え、12月請求分からモバイルICOCAも外れる。主要なJR系・私鉄系の交通系ICは、多くのJALカードで軒並みマイル対象外になったといえる。
交通系IC以外のチャージもすでに多くが対象外
対象外は交通系ICに限らない。JAL・Visaカード、JAL・Mastercardなどでは、楽天Edy、nanaco、au PAY、Kyash、JAL Pay、ANA Pay、バンドルカード、ハチペイなど、チャージ型の決済サービスの多くがすでに対象外リストに並んでいる。JAL アメリカン・エキスプレス®・カードでは、PayPay残高およびソフトバンクカードへのまとめて支払いチャージも対象外だ。
公式ページには、積算対象とならない利用分は予告なく変更・追加される場合があるとも明記されている。今回もTOICAの追加から約2か月半で次の追加が告知されており、残っているチャージ先も今後対象外になる可能性は十分にあると考えられる。
カードの種類によって対象外の範囲が異なる点に注意
JALカードは提携カード会社ごとに対象外の利用分が決められており、同じ「JALカード」でも券種によって扱いが違う。たとえばTOICAチャージは、今回の告知の対象がJAL・Visaカード、JAL・Mastercard、JAL アメリカン・エキスプレス®・カードの3種類で、公式の対象外利用分ページではJALカード TOKYU POINT ClubQの欄にも記載がある。一方、JAL・JCBカードとJALカード OPクレジットの欄にはTOICAの記載がない。
ただし、記載がないからといって今後もマイルが付き続けるとは限らない。JAL・JCBカードやJALカード OPクレジットでも、Suica・PASMO・SMART ICOCA・ファミペイなどへのチャージはすでに対象外になっている。チャージ先として使えるかどうかは、自分が持っている券種の欄で個別に確かめる必要がある。
マイルの損失はどの程度になるか
JALカードのショッピングマイルは、通常200円の利用で1マイル、有料オプションのショッピングマイル・プレミアムに加入している場合(JALダイナースカードやCLUB-Aゴールドカード等は自動加入)は100円で1マイルが基本となっている。対象外になったチャージは、この基本分のマイルがまるごと付かなくなる。
たとえばショッピングマイル・プレミアム加入者がTOICAに毎月1万円チャージしていた場合、これまで月100マイル、年間で1,200マイル程度を得ていた計算になる。この分がゼロになるため、通勤・通学で交通系ICを日常的に使う人ほど影響は大きい。
JALカードで交通系ICチャージをしている人は使い方の見直しを
JAL・Visaカード、JAL・Mastercard、JAL アメリカン・エキスプレス®・カードでTOICAにチャージしている人は、10月請求分からすでにマイルが付いていない。JALダイナースカードでモバイルICOCAなどにチャージしている人、JALカードSuicaでteppayを使う予定の人は、12月請求分から同様の扱いになる。
交通系ICへのチャージそのものは引き続き可能で、マイルが付かなくなるだけだ。チャージ先でのマイルにこだわらないのであれば、交通系ICへのチャージは別のカードに任せ、JALカードは対象外にならない通常の買い物やJALカード特約店での利用に集中させるといった使い分けが選択肢になる。JALカードSuicaのSuicaチャージのように、マイルの代わりに別のポイントが付く仕組みが残っている券種もあるため、手持ちのカードの対象外リストをあらためて確認しておきたい。















