クレディセゾンとコインチェックは、セゾンカードの利用で貯まる永久不滅ポイントを暗号資産に交換できるサービスを2026年6月29日に始めた。日常のカード利用で貯めたポイントを、ビットコインなどへ振り向けられる新しい選択肢である。
永久不滅ポイントを暗号資産に振り向けられるようになった
これまで永久不滅ポイントはギフト券やアイテム、他社ポイントなどへの交換が中心だった。今回のサービスでは、コインチェックの暗号資産取引サービス「Coincheck」と連携し、貯まったポイントを暗号資産へ交換できるようになる。
ポイントの使い道として暗号資産が加わる意味は小さくない。普段の買い物で自然に貯まるポイントを元手にできるため、まとまった日本円を新たに投じることなく暗号資産に触れられる。資産形成や投資への関心が高まるなかで、最初の一歩を踏み出しやすくする入り口といえる。
交換できるのはビットコイン・イーサリアム・XRPの3種類
交換の対象となる暗号資産と条件は次のとおりである。
| 対象の暗号資産 | ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、エックスアールピー(XRP) |
| 交換単位 | 200ポイントから100ポイント単位 |
| 対象者 | 永久不滅ポイントが貯まるセゾンカード会員で、本人確認のうえCoincheck口座開設が完了した人 |
| 交換方法 | 「Netアンサー」または「STOREE SAISON」から申し込み |
| 交換レート | 交換時点でのCoincheckのレートを適用 |
交換には事前にCoincheckの口座開設が必要になる。すでにセゾンカードを持っていても、口座がなければそのままでは交換できない点はおさえておきたい。
2026年4月の業務提携にもとづく第一弾の取り組み
今回のサービスは、2026年4月20日に発表されたクレディセゾンとコインチェックの業務提携にもとづく具体的な施策の第一弾と位置づけられている。両社は今後、ポイント・決済・投資を組み合わせた新たなサービス連携を検討するとしており、ポイントの使い道はさらに広がる可能性がある。
クレディセゾン側はあくまでポイント交換のサービスを提供する立場で、暗号資産交換業そのものを担うのはコインチェックである。交換後の暗号資産の管理や取引はCoincheck上で行う形になる。
7月31日まで交換レートが上がるキャンペーン
サービス開始を記念し、交換レートが上がるキャンペーンが実施される。
| 期間 | 2026年6月29日〜2026年7月31日 |
| 内容 | 期間中は100ポイント=500円相当で交換(通常は100ポイント=450円相当) |
通常時と比べてポイントあたりの交換価値が上がるため、暗号資産への交換を考えているなら期間内が有利になる。ただし付与される暗号資産は交換時点のCoincheckのレートに基づくため、相場次第で受け取る数量は変動する。
価格変動と元本割れのリスクには注意したい
暗号資産は価格の変動が大きく、交換後に価値が下がって損失が生じる場合がある。預金とは異なり元本は保証されない。ポイントを交換した時点の価値がそのまま保たれるわけではない点は、あらかじめ理解しておく必要がある。
ポイントは現金を直接投じたものではないとはいえ、本来は買い物や他の交換先に使えた価値である。値動きに振り回されないよう、使い道の一つとして無理のない範囲で検討するのが現実的だろう。
暗号資産を試してみたい人の入り口になる
普段のカード利用で貯まったポイントを使えるため、現金を新たに用意せずに暗号資産を始めてみたい人に向く。すでにCoincheckの口座を持つセゾンカード会員であれば、より手軽に活用できる。
一方で、ポイントを着実に値引きや商品交換で使いたい人にとっては、価格変動のある暗号資産は必ずしも向かない。自分がポイントに求めるのが「確実な価値」か「値上がりの可能性も含めた運用」かを見極めたうえで選ぶとよい。















