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PayPay残高を三井住友銀行へ月5回まで無料で払い出し可能に

PayPay残高を三井住友銀行の口座へ送金する際の手数料が、2026年7月8日から月5回まで無料になった。三井住友銀行・三井住友カードとソフトバンクの包括業務提携の一環で、決済アプリと銀行口座のあいだで資金を動かしやすくする狙いがある。

PayPay残高の三井住友銀行への払い出しが月5回まで無料に

今回無料化されたのは、PayPay残高を三井住友銀行の口座へ送金(払い出し)する際の手数料である。2026年7月8日から、対象は月5回までとなる。PayPay残高は買い物では使いやすい一方、現金として引き出したり別の用途に回したりするには銀行口座へ戻す必要がある。この「戻す」操作にかかっていた負担が、月5回までなくなる。

PayPay残高の三井住友銀行口座への送金手数料無料化の概要

PayPay残高の払い出しは、これまで受け取り方法やタイミングによって手数料が発生する場合があった。日常的にPayPayを使いながら三井住友銀行を給与・生活口座にしている人にとっては、余った残高を口座へ回収する際のコストが下がることになる。回数上限を超えた分の扱いなど詳細な条件はPayPayの案内に沿って確認したい。

ソフトバンクとの包括提携が背景にある

三井住友銀行と三井住友カードは、2025年5月15日に公表したソフトバンクとの包括業務提携を通じて、キャッシュレス決済と金融サービスを組み合わせた取り組みを進めている。今回の送金手数料無料化は、その提携から生まれた利便性向上策の一つに位置づけられる。

Vポイントとの相互交換に続く施策

この提携の下では、2026年3月にVポイントとPayPayポイントの相互交換が始まっている。ポイント同士を行き来させられるようになったことに続き、今回は残高そのものを銀行口座へ動かしやすくする施策となる。三井住友グループのVポイント経済圏とPayPay経済圏の距離が、少しずつ縮まっている流れと読み取れる。

Oliveのフレキシブルペイでも今後PayPay残高で支払い可能に

提携の一環として、三井住友銀行・三井住友カードが提供する総合金融サービス「Olive(オリーブ)」でも、今後フレキシブルペイの支払いモードにPayPay残高による支払い方法が追加される予定である。実現すれば、Oliveを介して世界中のVisa加盟店でPayPay残高を使えるようになる。PayPayが使えない店舗でも、Visaのタッチ決済などを通じて残高を消費できる余地が広がることになる。

どんな人にメリットがあるか

今回の無料化は、PayPayと三井住友銀行の両方を日常的に使っている人ほど恩恵が大きい。PayPayで受け取った送金や、使い切れなかった残高を口座に戻す機会が多い人は、月5回の無料枠を有効に使えるだろう。一方で、払い出しの上限回数や対象となる残高の種類には条件があるため、自分の使い方に当てはまるかどうかは事前に確かめておきたい。ポイント交換・残高移動・将来のOlive連携と、三井住友とPayPayをまたぐ選択肢が増えている点は押さえておくとよい。

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オトクレ編集長 池田 星太

執筆・編集

池田星太

オトクレ編集責任者。2013年より「大人のクレジットカード」を運営。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、金融全般での情報発信を行っている。また、クレジットカード専門家として、雑誌やメディアでの編集や監修も行っている。日常生活のほぼすべてをキャッシュレスで過ごす。

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