auフィナンシャルサービスは2026年7月1日、au PAY アプリ上で申し込みから利用開始まで完結する「au PAY カード即時発行」を開始する。プラスチックカードの郵送を待つ必要がなく、最短数分でチャージに使える点が新しい。あわせて新規入会者向けに最大22,000Pontaポイントを進呈するキャンペーンも始まる。
au PAY アプリで申し込みから利用開始まで数分で完結
新サービスは、2026年7月1日10:00からau PAY アプリ上で受け付ける。アプリから申し込むと即時審査が行われ、カードが手元に届く前からau PAY 残高へのチャージが可能になる。チャージした残高は、これまで通りau PAY のコード決済やネットショッピングなどに使える。
従来のクレジットカードは、申し込んでから審査・発行・郵送を経て手元に届くまで数日から1週間ほどかかるのが一般的だった。今回の即時発行では、その待ち時間が実質的になくなり、申し込んだその日のうちに買い物へ使えるようになる。急ぎでキャッシュレス決済の枠を確保したい場面で利便性が高い。
この合併の背景には、auペイメント株式会社とauフィナンシャルサービス株式会社が2026年7月1日に統合し、新生auフィナンシャルサービスとして始動することがある。決済とファイナンス機能を一体運営する体制のもとで、アプリ完結型の新サービスとして即時発行が投入される形だ。

即時発行には受付時間と対象者の条件がある
便利な即時発行だが、誰でもいつでも数分で発行されるわけではない。利用前に押さえておきたい条件がいくつかある。
まず申込受付時間だ。即時発行の申込受付は9:30から21:30までで、21:30から翌日9:30の間に申し込んだ場合は翌日審査となる。深夜や早朝に申し込むと、その場での発行にはならない点に注意したい。
次に審査だ。支払口座の登録による本人確認を選ばなかった場合、あるいは選んでも認証されなかった場合、さらに申込内容によっては、即時審査の対象外となることがある。即時発行を確実に狙うなら、口座登録による本人確認まで進めておくのがよいだろう。
加えて、後述する即時発行特典はau/UQ mobile/povo1.0の契約者が対象とされている。リリースに記載があるのはこの3区分で、povo2.0の利用者は即時発行特典の対象に含まれていない。自分の契約区分が特典対象かどうかは、申し込み前に確認しておきたい。
新規入会で最大22,000Pontaポイント、ただし条件達成かつゴールドの場合
サービス開始を記念したキャンペーンでは、au PAY アプリ経由でau PAY カードまたはau PAY ゴールドカードに新規入会し、au PAY 残高へのオートチャージを利用した人を対象に、最大22,000Pontaポイントを進呈する。期間は2026年7月1日からで、終了時期は未定とされている。
ここで重要なのは、最大22,000ポイントは「すべての条件を達成し、かつau PAY ゴールドカードに入会した場合」の合計値だという点だ。一般のau PAY カードでは到達できる上限が異なり、選ぶカードによって受け取れるポイントは大きく変わる。誤解しやすいので、内訳を分けて見ていく。
新規入会&ご利用特典は利用回数が条件
入会後の利用に応じて進呈されるのが新規入会&ご利用特典だ。入会から翌月末日までに1回あたり2,000円(税込)以上のショッピングを3回以上利用すると、au PAY カードは1,500ポイント、au PAY ゴールドカードは5,000ポイントが進呈される。さらに入会月の翌々月(1日から末日)にも同じく3回以上利用すると、同額がもう一度進呈される。
つまりこの特典だけで、2か月にわたって計6回以上の利用条件を満たす必要がある。満額では一般カードで3,000ポイント相当、ゴールドカードで10,000ポイント相当となる。なお適用には、au PAY カードアプリへのログイン履歴が1回以上あること、キャンペーンメールの受信設定をしていること、支払口座の登録が完了していることが求められる。
au PAY アプリ即時発行特典はオートチャージが条件
もう一方が、今回の新サービスと連動した即時発行特典だ。au PAY アプリからの即時発行で、au PAY カードは2,000ポイント、au PAY ゴールドカードは7,000ポイントが進呈される。さらに特典対象期間内にカードからau PAY 残高へオートチャージを利用すると、カード種別を問わず5,000ポイントが上乗せされる。
この特典の満額は、一般カードで7,000ポイント相当、ゴールドカードで12,000ポイント相当となる。ただし前述の通り、即時発行特典はau/UQ mobile/povo1.0の契約者が対象で、オートチャージの設定も必要になる。
カード種別ごとの上限を整理
二つの特典を合算すると、進呈ポイントの上限はカード種別で次のように分かれる。表の数値はいずれもプレスリリースに記載された満額条件達成時の相当ポイントである。
| 特典区分 | au PAY カード | au PAY ゴールドカード |
| 新規入会&ご利用特典 | 最大3,000ポイント | 最大10,000ポイント |
| 即時発行特典 | 最大7,000ポイント | 最大12,000ポイント |
| 合計 | 最大10,000ポイント | 最大22,000ポイント |
宣伝で目立つ22,000ポイントはあくまでゴールドカードの上限であり、一般カードの上限は10,000ポイントになる。どちらを選ぶかで受け取れるポイントが倍以上変わるため、カード選びは慎重に検討したい。
au PAY カードとau PAY ゴールドカードの違いを比較
ポイント上限の差は、そのままカードの性格の違いを反映している。年会費や還元の仕組みを踏まえて、どちらが自分に合うかを考えたい。
以下の比較表のうち基本還元率はプレスリリースに記載がなく、各カードの一般的な公開情報(出典: ダイヤモンドZAiオンライン)にもとづく参考値である。
| 項目 | au PAY カード | au PAY ゴールドカード |
| 年会費 | 永年無料 | 11,000円(参考) |
| 基本還元率(参考) | 1.0% | 1.0% |
| キャンペーン上限 | 最大10,000ポイント | 最大22,000ポイント |
au PAY ゴールドカードは年会費が11,000円かかる一方、au/UQ mobileの通信料金に対して最大10%相当のPontaポイント還元など、通信料金が大きい人ほど還元の恩恵が大きい設計とされている(出典: ダイヤモンドZAiオンライン)。一般のau PAY カードは年会費が永年無料で、コストを抑えて使いたい人に向く。
キャンペーンの最大22,000ポイントは魅力的だが、それを得るにはゴールドカードに入会し、年会費と利用条件を負担する前提になる。ポイント総額だけで判断せず、月々の通信料金や利用額に照らして年会費に見合うかを見極めるのが現実的だと考えられる。
すぐにチャージしたい人とauユーザーに向く
今回の即時発行は、カードの郵送を待たずにau PAY を使い始めたい人にとって利便性が高い。9:30から21:30までの受付時間内に、口座登録による本人確認まで済ませて申し込めば、最短数分で残高チャージが可能になる。
キャンペーンを最大限活用したいなら、au/UQ mobileの契約があり通信料金の還元メリットを受けられる人がゴールドカードの候補になる。一方で年会費の負担を避けたい人や、ポイント獲得条件として求められる複数回のショッピング・オートチャージ設定を負担に感じる人は、一般カードで無理のない範囲を狙うのが妥当だろう。自分の利用スタイルに合うカードと特典条件を見極めて申し込みたい。
最終更新日:2026/07/01















