エポスカードは7日、エイブルと協業し、家賃の立替・滞納をエポスカードが保証するサービスを開始した。
これにより、入居時の連帯保証人探しなど諸手続きが簡便化するほか、エポスカードで家賃を支払うことでポイントを貯めることができるようになる。
すでに、4月より一部店舗で利用が開始されており、年内には全国規模で展開する見込みだという。
仕組みとしては、エポスカードが毎月の賃料を立て替え払いし、後日入居者がエポスカードに直接支払うというもの。
この際、エポスカードで家賃を支払うと、200円につき1ポイント(還元率0.5%)が付与されることになる。
例えば、家賃が月5万円であれば、毎月250ポイント分が自動で貯まっていく形だ。
また、もし家賃の延滞が発生した場合は、エポスカード側が貸主に対して支払いを保証する。
つまり、この家賃保証事業に申し込んだ場合、カード会社が連帯保証人となり、入居者側は連帯保証人を探す手間などがなくなるというわけだ。
なお、詳しい保証内容は以下のとおり。
- 保証対象 : エイブルが管理する居住用物件
- 保証限度額 : 月額賃料等の24カ月分
- 保証内容 : 月額賃料等(共益費、変動費、駐車場代等を含む) 明渡し訴訟費用、建物明渡し時の原状回復費用、更新料ほか
- 保証期間 : 賃貸借契約開始日から賃貸借契約終了日まで
では、続いてこの保証システムを使い、実際にクレジットカードで家賃を支払うメリットを解説していこう。
家賃の引き落としを遅らせることができ、ポイントも貯まる
この家賃保証システムでは、以下のようなメリットが挙げられる。
- 連帯保証人を探したり、保証会社に加入する必要がない
- 毎月の家賃が0.5%還元される
- (貸主向け)滞納リスクの低減・入居時審査などの簡略化
入居者側にとっては、手続きの削減や家賃の還元は大きなメリットになるだろう。
加えて、クレジットカードによる支払いでは以下のようなメリットが挙げられる。
- 月末等でお金が無いときなどに支払いを遅らせ、手元にキャッシュを残せる
- 振り込み手数料のコストと、振り込む手間が必要ない
クレジットカードの使いすぎが心配というユーザーもいるが、家賃は固定費なので、数ある出費の中で最も管理しやすい部類といえる。
振り込む手間がないのは口座引き落としも同じではあるが、それよりもメリットが大きい支払い方法といえるだろう。
なお、他に家賃が支払えるクレジットカードや不動産会社もある。以下のとおりだ。
カード払いができる不動産会社(家賃管理会社が決定)
- 大東建託(いい部屋ネット)
- アパマンショップ
特定のカードでのみカード払いができる不動産会社
- レオパレス(JALカード)
- ミニミニ(ミニテックカード)
今回、エイブルもエポスカードにのみカード払いを対応させた形となる。
上記のように、クレジットカード払いができる不動産会社はまだまだ少ないので、これから転居を考える方は一考の余地があるだろう。
学生・新社会人におすすめの「エポスカード」&家賃保証
さて、エポスカードは年会費無料で還元率0.5%のクレジットカードだ。Apple PayやGoogle Pay、楽天ペイに対応しており、即日発行も可能。
基本還元率は0.5%とそれほど高くないものの、飲食店や遊園地、カラオケ、美容院やスパなどでさまざまなジャンルの店舗で割引などの特典があるお得なカード。
特に、以下のような施設で割引があるため、使い方によっては還元率以上のお得さがある。
- カラオケ
- 映画館
- レジャー施設
- 居酒屋・飲食店
- 温泉
使いやすい優待特典がかなり揃っており、割引率も30%オフなど無視できない。
学生・新社会人は、エポスカードを発行してエイブルの家賃保証を受ければ、家賃の支払いにゆとりを持たせつつ、ポイントも貯めつつ、プライベートで充実の優待特典を活用できる。検討してみてはいかがだろうか。
最終更新日:2022/02/18