三井住友銀行と三井住友カードは、SBI証券と連携した「こどもNISA×親子でOlive 未来応援キャンペーン」を2026年10月19日(月)から実施する。もれなくもらえる5,000円相当のVポイントは、こどもNISA口座を開くだけでは受け取れず、子どもと親権者の双方がOliveを使っていることが前提になる。必要な手続きを順番に整理する。
こどもNISA口座の開設とOlive利用で親権者に5,000円相当のVポイント
今回のキャンペーンは、2027年1月に始まる予定の「こどもNISA」の制度スタートを記念したものだ。三井住友銀行・三井住友カードの金融商品仲介サービスを通じてSBI証券のこどもNISA口座を開設し、すべての条件を達成した人には、親権者に5,000円相当のVポイントが全員に進呈される。抽選で、親子で楽しめるキッザニアの入場券も用意されている。
ここでは三井住友カード仲介口座向けの内容を中心に紹介する。三井住友銀行仲介口座向けにも同じ名称のキャンペーンがあり、特典内容は同じだが、一部の対象条件が異なるとされている。
| 名称 | こどもNISA×親子でOlive 未来応援キャンペーン |
| 実施期間 | 2026年10月19日(月)~2026年12月30日(水) |
| 特典1(全員) | 親権者に5,000円相当のVポイント |
| 特典2(抽選) | 50組(100名)にキッザニア入場券(東京・甲子園) |
| 対象 | 三井住友カードの金融商品仲介サービスを通じて開設されたこどもNISA口座を持つ人(新規開設・コース変更を含む) |
| 口座開設の完了期限 | 2027年2月26日(金) |
5,000円相当を受け取るまでに必要な4つの手続き
特典を受け取るには、子ども側と親権者側の両方で手続きが必要になる。条件はすべて満たす必要があり、1つでも欠けると対象外になる。リリースに記載された条件を、手続きの流れに沿って並べると次のようになる。
1. 子ども名義のOliveアカウントを用意する
キャンペーンに参加するには、子ども名義のOliveアカウントの開設が必要とされている。後述するように、こどもNISA口座の出金先を子どものOliveに設定することが条件に含まれているためだ。子ども名義の三井住友銀行口座をまだ持っていない家庭は、ここから準備を始めることになる。
2. 三井住友カード仲介でこどもNISA口座を申し込み、出金先を子どものOliveにする
こどもNISA口座は、三井住友カードの金融商品仲介サービス経由で申し込む必要がある。三井住友銀行仲介で開設する口座は、条件が一部異なる銀行仲介向けキャンペーンの対象となるため、どちらの経路で申し込むかを先に決めておきたい。すでにSBI証券の口座を持っている場合でも、三井住友カード仲介へのコース変更は対象に含まれる。
そのうえで、こどもNISA口座の出金先口座を子ども名義のOliveに設定する。口座を開いただけで出金先の設定を忘れると条件を満たさないため、申込時にあわせて確認しておきたい。
3. 親権者がエントリーとVポイント認証を済ませる
親権者は、キャンペーンへのエントリーと、三井住友カードのVポイント認証(Vpass/SMBC ID登録)の登録が必要だ。エントリーはキャンペーンページから行う形になると考えられるが、キャンペーンページは10月19日に公開予定となっている。
4. 親権者がOliveフレキシブルペイのクレジットモードで5万円以上買い物する
最後の条件は、親権者がOliveフレキシブルペイ(クレジットモード)で5万円(税込)以上の買い物をすることだ。Oliveフレキシブルペイでの支払いであっても、対象はクレジットモードでの利用と指定されている点に気をつけたい。親権者がOliveを持っていない場合は、Oliveの申込も必要になる。
5万円の利用で5,000円相当のVポイントがもらえる計算になるため、条件となる利用額の1割に相当する。普段の買い物の支払いをOliveフレキシブルペイのクレジットモードにまとめられる家庭であれば、無理なく届く金額といえる。
条件の判定日は2つある
条件の判定には2つの日付が設けられている。手続きの多くは年内に、口座開設の完了は年明けまでに、という構成だ。
| 判定日 | 満たしている必要がある条件 |
| 2026年12月30日(水)時点 |
|
| 2027年2月26日(金)時点 | こどもNISA口座の開設が完了していること |
10月1日~18日に申し込んだ人も条件を満たせば対象
三井住友銀行・三井住友カードとSBI証券は、10月1日からこどもNISA口座の事前受付の案内を始めている。キャンペーンは10月19日開始だが、10月1日(木)~18日(日)にこどもNISA口座を申し込んだ人も、そのほかの条件を満たせば特典の対象になる。すでに申し込み済みの家庭は、出金先の設定、エントリー、カード利用の3点を年内に済ませればよい。
Vポイントの付与時期と5万円の集計開始日はリリースに記載なし
一方で、今回のリリースにはVポイントの付与時期が書かれていない。また、5万円以上の利用が「いつからの利用」を数えるのかも明記されておらず、条件は「2026年12月30日時点で利用があること」と記されているのみだ。エントリー前の利用が含まれるかどうかで行動の順番が変わるため、10月19日に公開されるキャンペーンページの詳細条件で確認してから利用を始めるのが確実だろう。
抽選で50組100名にキッザニア入場券
もう一つの特典は、条件を満たした人の中から抽選で50組(100名)に贈られるキッザニア入場券(東京・甲子園)である。1組2名の計算で、親子1組での来場を想定した内容といえる。三井住友銀行はキッザニア東京・甲子園のオフィシャルスポンサーを務めている。
こちらは抽選のため確実にもらえるものではないが、特典1と同じ条件を満たせば自動的に対象になる仕組みで、追加の手続きはリリースでは示されていない。
子どもの口座で貯まるのは保有残高に応じた最大0.25%(年率)
キャンペーンとは別に、三井住友カード・三井住友銀行仲介でSBI証券のこどもNISAを使う場合の通常の特典も確認しておきたい。こどもNISA口座では、投資信託の保有残高に応じて最大0.25%(年率)のVポイントが貯まる。付与率は対象商品などによって変わるため、すべての投資信託で0.25%になるわけではない。
親権者は、自身の口座でOliveのクレカ積立を活用できるほか、三井住友銀行アプリやVpassアプリで銀行・カード・証券をまとめて管理できる。なお、10月1日の事前受付の発表時点では、子どものこどもNISA口座ではクレジットカードによる積立は利用できないとされていた。クレカ積立のポイントは親権者自身の口座での話になる点は混同しないようにしたい。
SBI証券の口座開設料・管理料は無料である。
Olive紹介プログラムやSBI証券のキャンペーンも同時期に開催
子ども名義のOliveを新たに開設する場合は、三井住友銀行主催のOliveアカウント紹介プログラム「みんなでお得にOliveキャンペーン」も同時期に実施されている。期間は2026年9月1日(火)~11月30日(月)で、紹介する人・紹介された人がそれぞれ条件を達成すると、1,000円相当のVポイントと、すかいらーくグループで使える1,000円分のクーポンの合計2,000円相当がもらえる。
キャンペーンの期間は今回のこどもNISAキャンペーンより1カ月早い11月30日までのため、子どものOliveを紹介経由で開設するなら11月中に動く必要がある。紹介元になれるのはOliveを持っている人で、今回Oliveにした人も対象とされている。
このほか、SBI証券主催のこどもNISA関連キャンペーンも実施されている。こちらの特典内容はリリース本文には記載されていない。
他社のこどもNISAキャンペーンとは特典の形と条件が異なる
こどもNISAの開始を前に、各社が口座開設を後押しするキャンペーンを打ち出している。オトクレでこれまで取り上げた主なものと比べると、特典の形や条件の付け方がそれぞれ異なる。
| 証券会社(連携先) | 特典の形 | 条件の特徴 |
| SBI証券(三井住友カード・三井住友銀行仲介) | 親権者に5,000円相当のVポイント(全員)、抽選でキッザニア入場券 | 子ども名義のOliveの用意と、親権者のOliveフレキシブルペイ(クレジットモード)5万円以上の利用が必要 |
| 楽天証券(楽天銀行) | 現金。家族4人(親権者2人・子ども2人)の例で合計最大10,000円 | 楽天証券・楽天銀行の両方の条件達成で最大額 |
| マネックス証券(ドコモ) | 紹介プログラムで子ども1人につきdポイント(期間・用途限定)7,000pt | 紹介プログラム経由で未成年口座とこどもNISA口座の両方を開設 |
金額だけを並べると単純に比較したくなるが、楽天証券は家族の人数によって受取額が変わり、マネックス証券は紹介してくれる家族・友人がいることが前提になる。三井住友カードのキャンペーンは、親子ともにOliveを使うことが条件で、すでにOliveを使っている家庭ほど追加の手間が少ない。特典を受け取るまでに必要な手続きの量は家庭ごとに変わるため、自分の家庭に当てはめて考える必要がある。
こどもNISAは1人1金融機関、特典だけで口座を選ばない
こどもNISAで最も注意したいのは、1人1口座・1金融機関しか開設できず、成人のNISAと違って金融機関の変更ができない点だ。口座内の投資信託を他社へ移管することもできない。口座を廃止すれば別の金融機関で新たに開設できるが、廃止した口座で取引があった場合は遡って課税される。
キャンペーンの特典は一度きりだが、口座は子どもが18歳になるまで使い続けることになる。特典の金額だけでなく、取扱商品、ポイントの貯まり方、普段使っている銀行やカードとの組み合わせを含めて選ぶことが大切だ。
制度の仕組みとしては、こどもNISAで使えるのはつみたて投資枠のみで、年間投資枠は60万円、非課税保有限度額は600万円である。SBI証券で取引できるのは、つみたて投資枠の対象となる投資信託のうち同社が指定するものに限られる。資金や投資信託は原則として、子どもが3月31日時点で18歳である年の前年12月31日まで払い出せず、災害・疾病などやむを得ない場合や、12歳以降に教育費・生活費に充てることを届け出た場合などに限って非課税での払出しが認められる。
また、子どもに帰属しない資金で投資した場合や、払い出した資金を本人以外が使った場合には、贈与税などの課税上の問題が生じることがある。投資信託は元本が保証されず、価格の変動により損失が生じるおそれがある点も、通常の投資と変わらない。
親子でOliveを使う予定の家庭には上乗せになる
今回のキャンペーンは、親権者がすでにOliveを使っていて、子ども名義の口座も三井住友銀行で作る予定のある家庭にとって、手間に対する上乗せが大きい内容だ。普段の買い物で5万円程度をOliveフレキシブルペイのクレジットモードで支払えるなら、こどもNISAの申込とあわせて5,000円相当のVポイントを受け取れる。
一方で、親子ともOliveを持っていない場合は、銀行口座の開設やカードの利用先の切り替えなど、こどもNISAの申込以外の手続きが増える。キャンペーンのためだけにメインの銀行やカードを変えるかどうかは、こどもNISAを長く使う口座として三井住友カード・SBI証券の組み合わせを選ぶかどうかとあわせて判断したい。条件の判定日が12月30日と2027年2月26日の2つあるため、申込を決めたら年内の手続きを早めに済ませておくのが安心だろう。















