TOP

三菱UFJカード、アメックスも7%還元が36ブランドに ドミーは終了

三菱UFJカードの「対象店舗のご利用が7%還元」で、アメリカン・エキスプレスブランドだけ対象外だった18ブランドが2026年12月16日利用分から対象に加わる。一方でスーパー「ドミー」のポイント優遇は12月15日利用分で終了する。

アメリカン・エキスプレスブランドでも18ブランドが7%還元の対象に

三菱UFJフィナンシャル・グループ、三菱UFJ銀行、三菱UFJニコスの3社は2026年10月13日、三菱UFJニコスが発行する三菱UFJカードのポイントアッププログラムを拡充すると発表した。ライフステージ総合金融サービス「エムット」における取り組みの一環だ。

対象となるのは、個人会員向けに最大20%相当のポイントを還元するプログラム「対象店舗のご利用が7%還元」である。このプログラムにはこれまで、アメリカン・エキスプレスブランドのカードで支払った場合に限って優遇の対象外となる店舗が18ブランドあった。同じ三菱UFJカードを持っていても、選んだ国際ブランドによって7%還元を受けられる店が違っていたことになる。

今回の改定でこの18ブランドが新たに対象へ加わり、2026年12月16日利用分から適用される。これによりVisa、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレスの4つの国際ブランドすべてで計36ブランドの店舗が対象となり、国際ブランドによる差がなくなる。新しい店が増えるというより、アメリカン・エキスプレスブランドの保有者が抱えていた不利が解消される改定と捉えるのが実態に近い。

追加される18ブランドはスーパーが13、カフェ・飲食店が4

追加される18ブランドの内訳は、スーパーが13ブランド、カフェ・飲食店が4ブランド、ライフスタイルが1ブランドである。日々の食料品の買い物に使うスーパーが大半を占めており、利用頻度の高い支出が7%還元の対象に入る点が大きい。

ジャンル アメリカン・エキスプレスブランドで新たに対象となる店舗
スーパー
  • アオキスーパー
  • フードストアあおき
  • オーケー
  • オオゼキ
  • 三和
  • フードワン
  • スーパー魚長
  • 生鮮げんき市場
  • 生鮮乃木市場
  • 東急ストア
  • 肉のハナマサ
  • ジャパンミート
  • フィール
カフェ・飲食店
  • 上島珈琲店
  • UCC Cafe Plaza
  • カフェ・ド・クリエ
  • くら寿司
ライフスタイル
  • アカチャンホンポ

Visa、Mastercard、JCBブランドの三菱UFJカードを使っている人にとっては、この18ブランドに関する変更はない。影響を受けるのはアメリカン・エキスプレスブランドで保有している人である。

2027年度上期発行予定の新カードにも同じ優遇を適用

2027年度上期に発行が予定されている「エムット Excellent Club カード プラチナ アメリカン・エキスプレス・カード」にも、同様のポイント優遇が適用される。プログラムの対象カードは、三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード、三菱UFJカード ゴールド、三菱UFJカードに、この新カードを加えた4種類となる。

スーパー「ドミー」は12月15日利用分でポイント優遇が終了

今回の発表には、対象店舗が減る変更も参考情報として併記されている。スーパー「ドミー」のポイント優遇が2026年12月15日利用分までで終了する。18ブランドの追加が始まる前日にあたり、12月16日以降はドミーでの支払いが7%還元の対象から外れる。

さらに注意したいのは、一部店舗では12月15日より前にポイント優遇が終了する場合があるとされている点だ。12月15日までは一律に対象と考えていると、店舗によっては想定より早く優遇が受けられなくなる可能性がある。ドミーを日常の買い物先にしていて、7%還元を前提に三菱UFJカードで支払ってきた人は、支払い手段の見直しを早めに検討しておきたい。

スシローは「お持ち帰りネット注文」が12月16日利用分から対象に

飲食店「スシロー」については、「お持ち帰りネット注文」が優遇対象に追加される。適用は2026年12月16日利用分からだ。

ただしスシローデリバリーの利用は対象外とされている。同じスシローの商品を自宅で食べる場合でも、ネット注文して店舗で受け取る形か、デリバリーを使うかで還元の扱いが変わるため、注文方法には気をつけたい。

「最大20%」は基本7%に追加特典最大13%を積み上げた数字

このプログラムは「最大20%ポイント還元」として案内されているが、対象店舗で支払えば誰でも20%が戻るわけではない。土台になるのは対象店舗での利用に対する7%還元で、そこに各種条件を達成した場合の追加特典が最大13%上乗せされ、すべてを満たしたときに合計20%に届く仕組みである。

なお初回特典として、プログラムにエントリーした月の翌々月15日までは、条件の達成状況にかかわらず誰でも10%のポイント還元が受けられる。

追加特典は10項目、上乗せ幅は0.5%から最大5.0%

追加特典の条件と上乗せ率は次のとおりだ。

条件 還元率
「対象店舗のご利用が7%還元」 7.0%
「MDCアプリ」に月1回以上ログイン +0.5%
1ヵ月合計利用金額5万円以上 +0.5%
三菱UFJカードをApple Pay(QUICPay)にて利用、または三菱UFJカードにてグローバルポイント Walletへチャージ +0.5%
「分割・リボ払い・カードローン(各集計期間中1万円以上)」または「楽Pay登録」 +2.0%
「三菱UFJダイレクト」に月1回以上ログイン +1.0%
給与、年金受け取りにおける口座設定 +1.0%
住宅ローン契約 +1.0%
投資信託、外貨、または三菱UFJ eスマート証券またはウェルスナビ for 三菱UFJ銀行で積み立て1万円以上 +1.0%
COIN+に口座登録 +0.5%
特定のサービスをカード払い(1つ1.0%、最大5つで5.0%) 最大+5.0%
合計 最大20%

「特定のサービス」に該当するのは、携帯電話料金、電気料金、Appleのサービス、ABEMAプレミアム、コミックシーモア、Hulu(フールー)、日経電子版、本の要約サービス flier、Uber One、三井のカーシェアーズである。

アプリへのログインのように手間の小さい条件がある一方で、住宅ローン契約や給与・年金の受取口座設定のように、ポイントのためだけに動かすものではない条件も含まれている。分割・リボ払いやカードローンは一般に手数料や利息がかかる支払い方法であり、上乗せの2.0%を得るために使うと、負担が還元分を上回る可能性がある点には注意したい。20%はあくまで上限であり、自分が無理なく満たせる条件を足し合わせた数字が実際の還元率になると考えるのが現実的だ。

追加特典の対象は月5万円まで、還元率は1ポイント5円換算

追加特典は1ヵ月ごとに集計され、各期間で対象となる利用金額には50,000円の上限がある。上限を超えた利用金額には基本還元率の0.5%が適用される。すべての条件を満たして対象店舗で月5万円を使った場合、計算上は1万円相当のポイントが戻ることになる。

もう一つ押さえておきたいのが、還元率の前提である。記載されている還元率は、還元されるグローバルポイントを1ポイント=5円換算の商品に交換した場合の数字だ。交換先によって1ポイントあたりの価値が変われば、実質的な還元率も変わる。最大20%還元には上限など各種の条件や留意事項があるとされている。

エントリーは三菱UFJ銀行口座の設定とMDCアプリが前提

このプログラムはエントリー制である。エントリー方法は、対象カードの支払い口座を三菱UFJ銀行の口座に設定したうえで、MDCアプリから規約に同意してエントリーするというものだ。

対象カードを持っているだけで自動的に参加となる仕組みではないため、追加18ブランドを利用するアメリカン・エキスプレスブランドの保有者も、エントリーの有無を先に確かめておきたい。支払い口座を他行に設定している人は、口座の変更から手を付けることになる。

アメリカン・エキスプレスブランド保有者は12月16日以降の支払い先を見直したい

今回の改定で恩恵を受けるのは、アメリカン・エキスプレスブランドの三菱UFJカードを持ち、追加18ブランドのスーパーやカフェを普段から利用している人である。これまでは同じ店で支払っても7%還元の対象にならなかったため、他のカードや決済手段を使い分けていた人もいるだろう。12月16日利用分からは、対象店舗での支払いを三菱UFJカードにまとめる選択肢が生まれる。

反対に、ドミーでの支払いで優遇を受けてきた人にとっては、還元が減る改定となる。対象が広がる日と外れる日が1日違いで並んでいるため、自分がよく使う店がどちらに該当するのかを12月までに確かめておくとよいだろう。

*「QUICPay」は、株式会社ジェーシービーの登録商標です。
*「Apple Pay」は、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。

シェア ツイート LINEに送る
シェア ツイート LINEに送る
オトクレ編集長 池田 星太

執筆・編集

池田星太

オトクレ編集責任者。2013年より「大人のクレジットカード」を運営。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、金融全般での情報発信を行っている。また、クレジットカード専門家として、雑誌やメディアでの編集や監修も行っている。日常生活のほぼすべてをキャッシュレスで過ごす。

大人のクレジットカード編集部について詳しく見る