クレジットカードを利用する際、気を付けなければならないのが締め日と引き落とし日(支払日)だ。
締め日は次の引き落とし日に支払うクレジットカード利用金額が決定する日、引き落とし日は締め日に決定した金額が指定した口座から引き落とされる日だ。
エポスカードの場合、締め日4日・引き落とし日4日もしくは締め日27日・引き落とし日27日のいずれかを選択できる。
締め日・引き落とし日はクレジットカード会社によって異なるので、複数のクレジットカードを利用する場合は特に注意しよう。
万が一引き落とし日に口座残高不足で引き落としができなかった場合、エポスカードは再引き落としに対応していないため、入金を行う必要がある。
支払い遅延をしてしまうと、日ごとに遅延損害金が発生するため、できる限り早く入金を行いたい。
また、場合によっては信用機関に登録されたクレジット利用履歴「クレジットヒストリー」に支払い遅延の記録が残ってしまうと、クレジットカードやローンの審査に悪影響を及ぼしてしまう。
エポスカードはボーナス一括払いにも対応しているので、大きな買い物をする際には利用を検討すると良いだろう。
本記事では、エポスカードの締め日・引き落とし日および引き落としができなかった場合の対応について解説する。
エポスカードの締め日
締め日とは、クレジットカード利用分の支払い金額が決定される日のことである。
一部例外はあるが、一般的にクレジットカードでは、締め日を境としたひと月分のカード利用金額が、翌月以降の支払いとしてカウントされる。
エポスカードの場合、毎月「27日」もしくは「4日」が締め日となる。
どちらを締め日に設定するかは利用者が選択できるので、給料日などを考慮して支払いのしやすい日を選ぶと良いだろう。
締め日に決定される金額は、実際の買い物のタイミングと同じではないことがあるので注意しよう。
たとえば締め日が27日の場合、27日中のカード利用分までがすべて27日締めの対象となるかというと、そうとは限らない。
エポスカードの場合、カードを利用すると、カードを利用した加盟店側がエポスカードに請求処理をする形でデータが移動する。
そのため、27日の利用データが翌日28日にエポスカードに送られることもあり、その際は翌々月の支払いとなる。
締め日近くでのカード利用ではこういったことが起きる可能性があり、返済計画が崩れやすくなるので気をつけたい。
エポスカードの引き落とし
引き落とし日とは、締め日で決定した金額が指定の口座から引き落とされる日のこと。
支払日、返済日などと呼ばれることもある。
エポスカードでは締め日・引き落とし日を選択でき、この2つは連動している。
締め日が27日の場合は引き落とし日も「27日」、締め日が4日の場合は引き落とし日も「4日」となる。
ちなみに、27日が締め日で4日が引き落とし日、あるいは4日が締め日で27日が引き落とし日といった設定はできない。
引き落としの時間
引き落としの時間帯は、指定している口座の金融機関によって若干異なる。
入金が間に合わないということにならないよう、前日までに口座残高を確かめ、必要に応じて入金しておきたい。
エポスカード
年会費 | 無料 |
---|---|
還元率 | 0.5% |
旅行保険 | 海外:最高3,000万円(利用付帯) |
電子マネー | 楽天Edy、モバイルSuica ※チャージによるポイント付与のみ |
国際ブランド |
カード会社により異なる
締め日と引き落とし日はクレジットカード会社によって異なる。
エポスカードのようにいくつかの日から選べる場合もあれば、最初から決まっている場合もある。
以下に、代表的なクレジットカードの締め日・引き落とし日を紹介する。
- 三井住友カード:毎月15日締め、翌月10日払い または毎月末締め、翌月26日払い
- JCBカード:毎月15日締め、翌月10日払い
- 楽天カード:毎月末締め、翌月27日払い
複数のクレジットカードを持っている、あるいはこれから持つ予定の人は、カードごとの締め日・引き落とし日を確認し、支払い遅延のないようにしたい。
ボーナス払いにも対応
エポスカードには、支払い方法の選択肢として、「ボーナス一括払い」という方法があり、締め日と引き落とし日が通常のカード利用とは異なる。
ボーナス一括払いでは、1~6月のカード利用分を「7月」か「8月」、7月~12月のカード利用分を「12月」か「翌年1月」に引き落とすよう設定できる。
一般敵的に7月・8月と12月・1月はボーナス時期であり、ボーナスを見込んで化⓪度を利用ができることから「ボーナス払い」という名称がついている。
ただし、実際にボーナスがもらえるかどうかは関係なく、対象のカード会員であれば誰でも利用可能だ。
ボーナス一括払いのメリットは、支払いを大幅に延長できるにも関わらず手数料がかからないことだ。
一方で、支払いがあることを忘れないよう、引き落としのある月に口座残高が足りないということのないよう注意したい。
また、油断してつい高額の利用になることも多いので、通常のカード利用と同じく計画的な利用は必須だ。
引き落としできなかった場合
エポスカードを利用して、引き落とし日に残高不足で引き落としができなかった場合、以下いずれかの方法で入金を行うことになる。
銀行振込による入金を希望する場合は、下記コールセンターにて手順を案内してもらえる。
コールセンター 東京 03-3381-0101
受付時間 9:00〜19:00米12月31日~1月3日は定休日
クレジットカードによっては、引き落としができなかった場合に再引き落とし日が設定されることもあるが、エポスカードは再引き落としに対応していない。
支払い遅延による影響
引き落とし日に引き落としができず支払いが遅れると、カード利用分の支払いに加え遅延損害金が発生する。
遅延損害金は日ごとに加算されるため、引き落としができなかった場合、できる限り早く入金を行いたい。
また、大幅な支払い遅延や度重なる支払い遅延は、信用機関に登録されているクレジット利用履歴「クレジットヒストリー」に記録されてしまう。
うっかり確認を忘れていて残高が不足していたり、引き落とし日を忘れていたりということがないようにしたい。
引き落とし日に引き落としができないことが明らかな場合は、事前にカード会社に連絡をしていつ入金が可能かということを伝えることで、心証が良くなる可能性もある。
場合によってはリボ払いなどに支払い方法を切り替え、支払い金額を低くして引き落としができるようにするという方法が使えることもある。
計画的な利用が重要
クレジットカードはキャッシュレスで大きな買い物にも対応できる便利な決済方法だ。
しかし、無計画に使ってしまっては、自身の信用を傷つけることにもなりかねない。
そうならないよう、締め日・引き落とし日をしっかり認識して、毎月の支払いが滞らないように注意したい。
もう一度確認しておくと、エポスカードの締め日・引き落とし日は、毎月4日もしくは27日から選択可能。
締め日が4日の場合は引き落とし日も4日、締め日が27日の場合は引き落とし日も27日となる。
締め日・引き落とし日はクレジットカード会社によって異なるので、複数のカードを利用する場合は特に注意が必要だ。
大きな買い物の際にはボーナス払いなどクレジットカードならではの支払い方法を選択するのも良いだろう。
エポスカードでもボーナス一括払いを利用できる。
また、万が一引き落とし日に引き落としができなかった場合は、できる限り早く入金を行おう。
エポスカード
年会費 | 無料 |
---|---|
還元率 | 0.5% |
旅行保険 | 海外:最高3,000万円(利用付帯) |
電子マネー | 楽天Edy、モバイルSuica ※チャージによるポイント付与のみ |
国際ブランド |