JCB、フランス最大手銀行のカード取扱業務統括CFCM社と提携、今夏より加盟店の取扱い開始

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2016年6月17日

国際カードブランド、JCBの海外業務を担当する子会社である株式会社ジェーシービー・インターナショナルは、フランスの協同組合銀行グループ、クレディ・ミュチェル・シーアイシー(以下CM-CIC)のカード取扱業務統括会社であるケセ・フェデラール・ド・クレディ・ミュチェル(以下CFCM)と、傘下加盟店のJCBカード取扱に同意したことがわかった。パリなどをはじめとしたフランスの主要都市でのJCB加盟店拡充や、JCBカード会員の海外旅行時の利便性向上などが目的と見られる。

フランスは観光大国として知られ、2015年には過去最高の訪仏観光客数を記録している。日本からも毎年70~80万人が観光目的でフランスへ渡航する。昨年は日本からの観光客数が減少したものの、観光庁・日本旅行業協会・フランス観光開発機構による日本人観光客回復の対策が講じられている。

基本的に、日本のクレジットカード会社ではクレジットカード発行・管理業務(イシュアリング)と加盟店開拓・獲得・契約業務(アクワイアリング)の両方の業務を行うのが一般的だが、海外ではイシュアリングを行うのは金融機関などで、加盟店契約会社とは別となっていることが多い。CM-CICはフランス以外にも世界各国に支店を持ち、事業展開を行うフランス最大手の銀行グループで、CFCMはフランスの大手アクワイアラ―として知られる。

JCBは日本発の国際カード会社として国内では最多の加盟店数を誇るものの、他カードブランドに比べて海外の加盟店数が少ないことがネックであった。しかし、近年では海外の加盟店拡大にも力を入れており、シンガポールや韓国などのアジア地域ではJCB加盟店も多い。今回の提携で、JCB側にとっては大手アクワイアラ―のCFCMによる加盟店の拡大が可能となり、CFCM側もJCB会員のアジア圏の売上げを取り込むことが可能となる。JCBは、今後も世界各国の金融機関との提携を目指す。

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