StripeとJCBがグローバル提携に関する覚書を締結!JCBのクレジットカードで決済できる範囲が一気に広がる見込み!海外でもJCBが使える時代へ

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JCBとStripeは16日、個人・企業向け決済プラットフォーム「Stripe」に、JCBブランドによるカード決済の取扱開始に向けた覚書を締結したことを発表した。

今回のグローバル提携により、Stripeを導入している全世界の企業でJCBブランドのカードが利用できるようになる。

オンラインストアがStripeを導入していれば、国内でも海外でも、日本国内で発行したJCBカードを使って、現地通貨による買い物が可能となるのだ。

Stripeは、日本国内では2016年秋にサービスが開始したばかりで馴染みが薄いものの、海外ではPayPalとシェアを二分するほど知名度が高い。

JCBがStripeに対応するということは、Stripeを導入している全世界の通販サイトにJCBが対応すると考えて問題ないだろう。

したがって、今回のグローバル提携により、JCBの利用範囲が大幅に拡大する形となる。

Stripe側も、世界で初めてJCBによるカード決済を全世界で提供する形となったことにより、日本国内での導入拡大が期待される。

海外サイトでJCBは使えない、という常識も無くなる日は近そうだ。

PayPalだけじゃない!JCBを利用してStripe導入サイトでも決済できるように

海外サイトでは、PayPalやStripeを導入しているサイトでないと、基本的に「日本国内で発行したクレジットカード」では買い物ができない仕組みとなっている。

通常のクレジットカード決済だと、配送先に日本の住所を登録しているカードでは、セキュリティ上決済が弾かれてしまうためだ。

一方で、PayPalやStripeによる決済では、どこの国にいてもあらかじめ登録したカードで問題なく買い物ができる。

これがPayPalやStripeの持つ大きな利点で、PayPalの場合はJCBにも対応しているので、日本で発行したJCBカードを使うことで海外サイトでも買い物が可能だ。

しかし、従来のStripeはJCBに対応しておらず、世界シェアが非常に増えてきたStripeでも、JCBカードでは通販サイトが利用できない。

したがって、JCBをメインカードにしていた場合、買い物したいサイトの決済システムがPayPalではなくStripeだった場合、他ブランドのカードを使うしか方法がなかった。

今回、Stripeが対応したことにより、そうした「海外サイトでJCBが使えない」といった問題も回避できるようになるだろう。

加えて事業者側でも、海外で高いシェアを誇るStripeの導入は、海外進出も見据えたECサイトを構築するにあたって重要度が高い。

しかし、日本国内の事業者がStripeを導入していくにあたっては、「JCBが使えない」ということがデメリットとして受け止められていた。

JCBの国内シェアは高いため、JCBに対応しないということは、日本のユーザーをある程度切り捨てなくてはならないためだ。

事業者、JCB会員双方にメリットのある今回の提携。JCBが全世界でオンライン決済ができるようになり、国内でもJCBの優位性が増すだろう。

現状、JCBは海外でどれくらい利用できる?

なお、JCBは現在、世界24ヶ国で1億1000万枚以上のカードを発行している。

海外展開も徐々に進んでおり、たとえば海外の大手スーパーなどでは対応しているところも多い。

とはいえ、国際ブランドのVisaやMasterCardと比較すると、海外での使いづらさは否めないだろう。JCBのシェアは、世界的に見ればわずか3.3%しかないためだ。

事実、Visaが4割、MasterCardが3割を占めていることを考えると、JCBが海外で「よく使える」とは言えない。

海外でJCBが使えるのは日本人がよく訪れる店や観光客向けの店が中心で、それ以外ではVisaやMasterCardが圧倒的多数だ。

今回、オンラインを中心にJCBが使えるようになったものの、オフラインではまだまだシェア数を伸ばす余地があるだろう。

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執筆・編集:ニュース編集部

大人のクレジットカードのニュースコラムを担当。ニュースをただ伝えるだけではなく、そのニュースに隠された背景や意図を読み取り、解説しています。

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