2020年7月7日(火)より、全国約8,500の郵便局でキャッシュレス決済が本格的に導入されることが発表された。
新型コロナウイルスの影響により当初の予定から遅れる形となったが、利便性の大幅な向上が期待できる。
本記事では、郵便局でキャッシュレス決済が本格的に導入された場合、どのような決済方法が対象になるのかを解説。
東京都ですでにキャッシュレス決済を導入している郵便局も紹介するので、合わせて参考にしてほしい。
使えるクレジットカード
郵便局で利用できるクレジットカードは下記の通り。
- Visa
- Mastercard
- JCB
- アメックス
- ダイナースクラブ
- 銀聯
五大国際ブランドに加えて、中国で主流の銀聯にも対応している。手持ちのクレジットカードが利用できないという心配はまずないだろう。
クレジットカードだけでなく、上記ブランドのデビット・プリペイドカードにも対応する。
非接触型カードにも対応
郵便局で利用できるクレジットカードについては、「非接触対応カードを含む。」となっている。
非接触対応は、非接触型決済、コンタクトレス決済などとも呼ばれ、国際ブランドによって以下のサービスを提供している。
VISA:VISAタッチ決済
Mastercard:Mastercardコンタクトレス
JCB:JCB Contactless
アメックス:American Express Contactless
使えるスマホ決済
郵便局で利用できるスマホ決済は下記の通り。
- ゆうちょPay
- amazon Pay
- auPAY
- d払い
- J-Coin Pay(6月26日より対応)
- LINE Pay
- メルペイ
- PayPay
- 楽天ペイ
- Alipay
- WeChat Pay
郵便局が運営元となっている「ゆうちょPay」はもちろんのこと、PayPayやLINE Payなどメジャーなスマホ決済をカバーしており、利便性が高まる。
6月26日(金)からは、一足早くJ-Coin Payに対応している。J-Coin Payは、みずほ銀行が運営する、全国の対象金融機関口座から決済・送金ができるサービスだ。
使える電子マネー
郵便局で利用できる電子マネーは下記の通り。
- iD
- WAON
- QUICPay
- Suica
- PASMO
- Kitaca
- toica
- manaca
- ICOCA
- SUGOCA
- nimoca
- はやかけん
主要な交通系電子マネーを中心に、WAONやiDなどの電子マネーにも対応している。
しかし、PiTaPaやnanacoなど、メジャーでも郵便局で使えない電子マネーがある点は覚えておこう。
キャッシュレスで支払えるもの
郵便局でキャッシュレス決済を利用し、支払えるものは下記の通り。
- 郵便料金
- 荷物(ゆうパックやゆうメールなど)の運賃
- 切手(10万円/回が限度)
- はがき
- レターパック
- カタログや店頭商品といった物販商品
郵便料金や荷物の運賃など、基本的な支払いにキャッシュレス決済を利用できる。
切手の購入については、1回につき10万円までという上限がある。
通常の利用では上限を超えることはないだろうが、念のため覚えておこう。
キャッシュレスで支払えないもの
キャッシュレス決済を本格的に導入した郵便局でも、次のように一部の支払いは対象外となっている。
- 印紙
- 宝くじ
- 代金引換郵便物などの引換金
- 税付郵便物の関税
- 地方公共団体事務(各種証明書の交付やバス回数券販売といった受託事務)
すでにキャッシュレス決済に対応している東京都の郵便局
郵便局でキャッシュレス決済が本格的に導入されるのは7月7日(火)だ。
しかし、一部郵便局では先行して導入が始まった。東京都の場合は下記の郵便局が該当する。
- 大手町郵便局
- 東京中央郵便局
- 秋葉原UDX内郵便局
- 日本橋南郵便局
- 外苑前郵便局
- 渋谷郵便局
- 新宿郵便局
- 立川郵便局
- 八王子駅前郵便局
一足先にキャッシュレス決済を活用したい人におすすめだ。
東京都以外では、基本的に中央郵便局が対象となっているので参考にしてほしい。
詳細は知りたい場合は、郵便局の公式サイトに記載されている情報をチェックしてほしい。