2020年1月23日にメルペイとの統合を発表したOrigami Payでは、各提供サービスが終了することとなった。
具体的には「Origami Wallet Lite」と「Origami Wallet」のβ版が該当し、それぞれスケジュールに従って順次サービスが停止・廃止されていく。
「Origami Wallet Lite」の場合は、新規開設の停止が2020年2月13日(木)、送金受領機能の停止が2月20日(木)、Wallet残高決済機能の停止が2月27日(木)から行われる。
また「Origami Wallet」の場合は、新規開設の停止及びチャージ機能の停止が2020年2月13日(木)、顧客間送金機能の停止が2月20日(木)、Wallet残高決済機能の停止が2月27日(木)に行われ、Wallet残高の弊社による払出しは3月23日(月)に停止となる。
他にも「Origami Wallet Lite」と「Origami Wallet」の残高の出金手数料については注意が必要。
通常それぞれの残高を出金するためには手数料が必要だが、サービス統合によるユーザーへの影響を減らすべく、2020年2月12日(水)以降は無料となっている。
しかし最終的なサービス廃止日については判明しておらず、今後Origami Payから別途連絡があるそうなので、続報を追っていきたい。
クレカ・銀行口座決済サービスの利用は引き続き可能だが独自の割引はなし
「Origami Wallet Lite」と「Origami Wallet」はサービスの停止・廃止が行われるものの、クレジットカード決済サービスや、金融機関口座決済サービスは従来通り利用可能となっている。
ただ上記サービスは「当面の間」利用できるだけなので、急なサービス停止にも対応できるようにしっかり準備しておくことは必要だ。
他にもセゾンOrigami Payといった専用サービスも終了し、利用できる範囲が着実に縮小されている。また、最大の特徴であった3%割引も1月末で終了している。
ポイント還元率
Origami Payの基本的な還元方法は、買い物時の利用金額から差し引かれる仕組みだ。
しかしその割引も1月末で終了し、現在はOrigami Pay独自の還元はない状態。
メルペイ統合後はすべてのサービスが終了する可能性も
現時点(2020年2月18日)では一部サービスの停止・廃止が決定しているOrigami Payだが、メルペイと統合した後はすべてのサービスが停止する可能性がある。
実際にメルペイの導入を地域の中小事業者向けに推進するとしており、Origami Payのサービスを残す気配は感じられない。
またキャッシュレス業界の全体像を見てみても、PayPayや楽天ペイといった巨大な資本を背景に持つ決済サービスだけが生き残っていく結果に。
特にPayPayなどは赤字を出しながらでもさまざまなキャンペーンを実施しており、他のスマホ決済サービスが簡単に太刀打ちできるレベルではなくなっている。
今後は資本力のある決済事業者に他の決済事業者が統合され、スマホ決済サービスの1本化は着実に進んでいく可能性も高い。
後になって余計な手続きをしないためにも、今のうちにメジャーなキャッシュレス決済をひとつくらいは利用しておくといいかもしれない。
最終更新日:2020/07/27