LINE Payのマイカラー制度で「送金人数の条件」が撤廃!決済金額のみで還元率アップが可能に

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LINE Payは14日、10月1日午前10時よりインセンティブプログラム「マイカラー」制度のランクアップ条件を緩和すると発表した。

「マイカラー」とはLINE Pay還元率アップのインセンティブだ。

決済金額・送金人数に応じて4段階のバッジカラーに振り分けられ、それぞれ決済時の還元率などが変わるというもの。

10月からは、従来のランクアップ条件から「送金人数の条件」が撤廃される。

これにより、決済に利用した金額のみがバッジカラーのランクアップ条件となり、これまでよりも還元率を上げやすくなった。

なお、送金人数の条件撤廃は、特にユーザーから要望の多かった意見のひとつである。

その他、LINE Payでは以下のキャンペーンも同時開催している。

  • 2019年7月31日までコード支払い利用による還元率+3%
  • 月末開催、LINE Pay支払いを使うと初回20%、2回目以降10%還元される「Payトク」
  • 送金した側、された側で最大10万円相当を山分け「送金くじ」

一番上の還元率+3%は、バッジカラーとの乗算となり、1年の間「還元率3.5%~5.0%」という非常に高い還元率で提供される。

コード決済が利用可能な店舗は、公式サイトで確認できるので、参考にしてほしい。

従来のマイカラー制度との比較

従来のマイカラー制度と比較し、どう緩和されたのかを具体的にチェックしていこう。

マイカラー制度は6月から開始し、8月1日のアップグレードを経て今回の仕様変更がなされた。

8月時点からの変更箇所は以下の通り。

【8月1日時点】

  • 《グリーン》決済金額 : 10万円/月+送金:月間5人以上のユーザーへ送金
  • 《ブルー》決済金額 : 5万円~9万9,999円/月+送金:月間3人以上のユーザーへ送金
  • 《レッド》決済金額 : 1万円~4万9,999円/月+送金:月間1人以上のユーザーへ送金
  • 《ホワイト》決済金額 : 0円~9,999円/月

引用:http://pay-blog.line.me/archives/10928823.html

【10月1日より】

  • 《グリーン》決済金額 : 10万円/月
  • 《ブルー》決済金額 : 5万円~9万9,999円/月
  • 《レッド》決済金額 : 1万円~4万9,999円/月
  • 《ホワイト》決済金額 : 0円~9,999円/月

引用:http://pay-blog.line.me/archives/10928823.html

なお、マイカラー制度リリース時はカラーの判定条件がユーザーの数を基準に変動する「相対評価」であった。

カラー判定条件:前月20日までのQR/バーコード支払い、LINE Pay カード支払い、オンラインショップでの「LINE Pay」残高からの支払い、「LINE Pay 請求書支払い」、送金などのご利用状況をもとに翌月のバッジカラーを判定。
引用:http://pay-blog.line.me/archives/75722519.html

相対評価から絶対評価になり、今回条件が緩和されたという流れだ。
そして、6月1日リリースの段階では、カラー別のポイント還元も今より低かった。

【6月1日リリース時→8月1日アップグレード時】
カラーごとのポイント還元率

  • 《グリーン》LINEポイント2% →2%
  • 《ブルー》LINEポイント1% →1%
  • 《レッド》LINEポイント0.5% →0.8%
  • 《ホワイト》LINEポイントなし →0.5%

上記をまとめて比較すると、最初期から10月1日以降では、以下の点が大きな変更点といえる。

  • 相対評価が絶対評価になった
  • 下位カラーの基本還元率が上がった
  • 決済額のポイント付与上限が10万円/月→100万円/月に
  • 「LINE Pay」に連携したクレジットカードでの決済もポイント付与対象に
  • 送金人数条件が撤廃された

そもそも、どの程度使えばランクアップできるのかが分からない上、ヘビーユーザーも10万円までしかポイント還元されず中途半端な印象だったのが6月時点。

それらが改善されたものの、還元率0.5%から上げるのに誰かに送金しなくてはならなかったのが、8月時点だ。

今回でようやくランクを上げやすい環境になった。

ただし、月10万円の決済は多くのユーザーにとって少々高額なため、還元率1%が現実的な値言えるだろう。

送金人数の条件が撤廃されたことのメリット

送金人数の条件が撤廃されたことにより、結果として全体的に「使いやすく」なったといえる。

具体的には、以下の通り。

  • 送金機能を使わないユーザーでもランクを上げやすくなった
  • ランクを上げるためだけにユーザー同士で送金する必要がなくなった

送金機能を使わないユーザーにとっては、ランクアップさせるためにわざわざユーザー同士送金しなくてはならない。

SNS上ではユーザー同士が「送金専用グループ」を作り、ランクアップ条件を満たそうとすることもあったようだ。

LINE Pay側は、送金人数を条件に加えることで送金機能の利用促進を狙いたかったのかも知れないが、これでは本末転倒だと言える。

そこで、今回の変更のように、ユーザーの声を元に送金人数の条件は撤廃された。

今回ん変更でランクの維持に労力を割かなくても、普段の支払いに使っていればランクは上がるようになる。

ユーザーが望む形に落ち着いたといえるだろう。

送金機能は便利だが、口座への引き出しは手数料がかかることもあってか、まだ普及しているとは言いがたい。

一方で、中国ではすでにWechat(中国版LINEといった位置づけのサービス)を用いた送金がユーザー同士で活発に行われている。

とはいえ、日本でその流れを作るには今しばらくの時間が必要となるだろう。

最低還元率と最大還元率は何%になるか

LINE Payの還元率は、以下の通りとなる。

  • リアルカードorQUICPay利用:0.5%~2.0%
  • コード決済利用:3.5%~5.0%

コード決済ができる店舗では、LINE Pay一択と言っても過言ではない仕上がりになった(*期間限定)。

そして、「デビットカード&コード決済アプリ」として非常に使いやすいサービスになったといえる。

一方、クレジットカード利用もふまえた還元率重視の場合は、LINE Payをわざわざ利用する必要がない場合も多い。

LINE Payとデビットカードを比較すると、デビットカードの還元率は今のところ高くて0.5%。

その点LINE Payであれば、最低0.5%~月5万円以上の利用で1%となるので、還元率ではLINE Payが優勢。

加えて、LINE Payはオートチャージ機能つきのサービスである点も強み。

毎月定額チャージでプリペイドカード的に使っても良いし、オートチャージ設定で完全なデビットカードとして使っても良い。

ユーザーに合わせて柔軟な使い方ができるのが特長だ。

他にも、JCBブランドのリアルカードとしての利用、QUICPayによるスマホ決済利用、どちらでもいける点も大きい。

2%還元がなくなり、ユーザーに大きな衝撃を与えたLINE Payだが、徐々に別の方向でサービスが良くなっている。

還元率こそ維持が大変になったが、今回の改善でもう一度メインカードとして使いたいと考える人も出てきたのではないだろうか。

シーンに合わせて、うまく活用していきたいところだ。

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執筆・編集:ニュース編集部

大人のクレジットカードのニュースコラムを担当。ニュースをただ伝えるだけではなく、そのニュースに隠された背景や意図を読み取り、解説しています。

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