楽天Edyは4日、Android端末向けに提供している「楽天Edyアプリ」を、今年7月下旬を目処にリニューアルすると発表した。
内容としては、これまで2つに分かれていたアプリ「楽天Edyアプリ」と「Edyチャージアプリ」が1つに統合されるというものだ。
新しい楽天Edyアプリでは、「おサイフケータイ」に対応したAnndroid端末に「楽天Edyカード」をかざすことで、ポイントチャージやクレジットカードチャージが行えるようになる。
つまり、NFC・FeliCaどちらを搭載しているAndroid端末でも、楽天Edyアプリを通して楽天Edyカードへのチャージが可能になる。
アップデートにあたりアプリのインターフェースも一新され、紺と白を基調としたシンプルなデザインへと変わる。
なお、2つのアプリの統合にあたり、「Edyチャージアプリ」は2019年1月をもってサービスが終了する。
Edyチャージアプリからの移行は、使っていたカードを新しい楽天Edyアプリに登録するだけで完了する。
また、従来の「楽天Edyアプリ」利用者も同様で、新しいバージョンにアップデートするだけで利用できる。
注意点としては、統合したといっても「機能統合」のみで、おサイフケータイや楽天Edyカード間で残高を統合することはできない。
なお、楽天Edyでは今回のアップデートを記念し、抽選でEdy5,000円分が当たるキャンペーンも実施予定。
期間中にクレジットカード、または銀行口座から3,000円をチャージすることでエントリーが可能だ。
開催時期は7月下旬が予定されている。
おサイフケータイで「楽天Edyカード」へのチャージが可能に
楽天Edyアプリで「楽天Edyカード」をチャージできるようになったことで、楽天Edyカードの利便性があがったと言える。
とはいえ、「おサイフケータイ」で使える機能が「楽天Edyカード」で使えるようになったわけではないのは注意が必要。
おサイフケータイで利用可能な従来の楽天Edyアプリ、およびEdyチャージアプリの機能は以下の通り。
- 残高確認
- 利用履歴照会
- クレジットカードチャージ
- 銀行口座チャージ
- オートチャージ
- 楽天スーパーポイントチャージ
- Edyギフト機能
一方、楽天Edyカードが持つ機能は以下の通りだ。
- 残高確認
- 利用履歴照会
- クレジットカードチャージ
- 楽天スーパーポイントチャージ
- Edyギフト機能
上記のように、「オートチャージ」と「銀行口座チャージ」はおサイフケータイ側でしか利用できない。
Edyカードは今までどおり「クレジットカードチャージ」のみなので、機能性を高めたいのであればおサイフケータイのEdyに乗り換えを検討しよう。
アプリの使い分けが不要に!
Edyチャージアプリは、国際規格の「NFC」が採用されているAndroid端末向けのアプリだ。
そのため、SIMフリー端末でも使えるチャージアプリだったのが特徴的。
しかし、「アプリの統合によってSIMフリー端末ではEdyカードのチャージができなくなるのでは?」という懸念がある人もいるだろう。
新しい楽天Edyアプリで、引き続き楽天Edyカードのチャージができるので安心して欲しい。
今回のアップデートは、楽天Edyカードとおサイフケータイを両方使っていたユーザーにとっては嬉しい変更点だろう。
使える店舗数も多く、楽天カードとの組み合わせで還元率1%になる楽天Edy。
引き続き電子マネー・スマホ決済の主力であることは間違いない。