楽天リサーチが「キャッシュレス決済に関する調査」を発表!「月に何ポイント貯まるか」がわかっていない人が多い!?

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6月29日、楽天リサーチは「キャッシュレス決済に関する調査」を発表した。

この調査は自社に登録しているモニターのうち、全国の20代〜60代の男女1.000人を対象にしたもので、2018年6月1日〜6月2日の2日間実施された。

調査内容はいずれもキャッシュレス決済というテーマにかかわるものだ。

「日常の買い物や飲食などの決済手段」「クレジットカードやカード型電子マネーの保有枚数」「よく利用している電子マネーやスマホ決済サービス」などの質問に対する回答を集計している。

調査結果からわかることは大きく分けて以下の2点だ。

  • 「現金以外の決済手段が徐々に普及してきている」こと
  • 「電子マネーを利用している人の半数近くが月に何ポイント貯まっているのか把握していない」こと

それでは、調査結果の概要を確認していこう。

半数以上がキャッシュレス決済をメインの支払い手段に

まず、キャッシュレス普及率の参考となる「もっとも利用する決済手段」を見ていこう。

集計によると、「現金を一切使わない人」は10%程しかいないものの、「現金をもっともよく利用する」と答えた人は47.8%。

半数以上がクレジットカードや電子マネーなど、現金以外の「キャッシュレス決済」をメインの支払い手段に据えているという結果となった。

一方で、近年広がってきたApple Payをはじめとするスマホ決済サービスを「もっともよく利用する」と答えた人は、全体の1.7%しかいない。

利用手段としては男性20代で25.3%、男性30代で26.8%と、男性を中心に4人に1人が利用していることがわかった。

「使いすぎ」を懸念している層はまだ多い

決済手段全体では現金を利用する層がまだまだ圧倒的だ。

その最たる理由が、「使いすぎてしまうから(41.8%)」だ。

次いで、使える場所の少なさや、セキュリティ面の不安を理由として挙げる層も目立つ。

「特に理由は無い」と答えた層も27.2%のにぼった。

一方で、現金以外の決済手段を選択した人は「ポイントが貯まる」「スムーズに支払いができる」「サイフがかさばらない」という理由が多い。

中でも「使える場所が増えたから使い始めた(32.6%)」と答えた人も多く、ここ数年で現金払いから移行した人も一定数いることが伺える。

半数近くがキャッシュレス決済をメインで利用し、ポイントが貯まる、支払いがスムーズであることをメリットに感じている人が多いということだ。

貯まっているポイント数を把握していない人が多い

集計結果によると、電子マネーやスマホ決済を利用するのは、1、000円以下の少額決済が非常に多い。

平均支払金額は商業系カード型(nanacoなど)、ポストペイ型電子マネー(iDなど)共に1,000円以下が6割弱を占め、交通系カード型電子マネー(Suicaなど)は74.5%にのぼる。

電子マネーの「利便性」が活用されていることがよくわかるデータだ。

一方で、ポイント還元を理由として利用されているという結果とは裏腹に、月に貯まるポイントは「分からない」との回答が交通系電子マネーでは44.8%を占める。

気付かないうちにポイントが貯まっていた…という人が少なくないということになる。

つまり、意図的にポイントを貯めるために電子マネーを使っているのではなく、便利だから使っており、ポイント還元はおまけ程度に考えている割りが多いということだ。

よく使う電子マネーは「楽天ペイ」、スマホ決済は「楽天Edy」

クレジットカードや電子マネーを利用する人のうち、平均保有枚数はクレジットカードが2.9枚、電子マネーが2枚となった。

このうち「カード型電子マネー」でもっともよく使われているのは「楽天Edy」(41.1%)、「nanaco」(39.1%)、「WAON」(38.5%)」が上位3位だ。

ただし、この結果は楽天IDを保有する楽天リサーチ登録者を対象に行っているため、多少の偏りが存在する点には留意したい。

また、近年増えてきた「スマホ決済」でよく利用されているのは、「楽天ペイ」(48.0%)、「Apple Pay」(30.7%)、「LINE Pay」(20.0%)、「モバイルSuica」(19.3%)となった。

楽天リサーチの集計結果とはいえ、楽天Edy、楽天ペイは共に知名度は高い。

利便性も相まって、納得できる結果に落ち着いている。

課題は「漠然とした不安の払拭」

調査の内容では、現金以外の決済手段が徐々に普及してきていることが明らかになった。

まだまだ現金は手放せないが、交通系電子マネーなどは確実に市民権を得ており、複数を使い分けているユーザーも多い。

一方で、「使いすぎが心配」という不安を持ち、現金を使い続ける層はまだまだ少なくない。

近年ではデビットカードの登場や、アプリで簡単に利用金額をチェックできるサービス、家計簿アプリとの連携など、「使いすぎ」を抑止するサービスが次々と登場している。

にもかかわらず、こうした声が上がり続けているというのが現状だ。

使いすぎを抑止するサービスの認知度向上と、現金派が気軽にキャッシュレス決済に乗り換えられるよう周知することが必要だと言える。

韓国や中国を中心に、海外ではキャッシュレス決済が当たり前の世の中になってきている。

日本でも「現金を持たない」デメリットをなくし、メリットのみを享受できるような社会にしていかねばならない。

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執筆・編集:ニュース編集部

大人のクレジットカードのニュースコラムを担当。ニュースをただ伝えるだけではなく、そのニュースに隠された背景や意図を読み取り、解説しています。 国内・海外問わず、クレジットカード選びに重要な最新情報を発信しています。