スマホやICカードを画面にかざして決済・認証できる透明NFCアンテナ搭載ディスプレイをシャープが開発 !クレジットカードもタッチで買い物ができる世の中へ!

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シャープは5日、透明な「NFCアンテナ」を画面上に搭載したディスプレイを開発したと発表した。

ディスプレイの表示性能を損うことなくNFCリーダーと一体化したことで、外付けのNFCリーダーが不要、かつ画面上の任意の場所でNFCを使った決済、認証が行える。

一度に複数の機器、ICカードと通信することも可能だ。なお、具体的な導入予定は明かされていない。

NFCとは、いわゆる「おサイフケータイ」に使われるFelicaと似たような機能を持っている、国際無線通信規格だ。

今回開発されたディスプレイは、画面全体がNFCの認証機器となっている。

つまり、ディスプレイ上にNFC機能に対応したスマホやICカード、クレジットカードをかざすことで、画面を通して決済や認証などができるようになるという仕組みだ。

現在、NFCは専用端末を設置しなくては使えない機能のため、このディスプレが業務用のタブレット端末として普及すれば、小売店などでNFC導入のハードルが大きく下がる可能性が高い。

また、NFCは「Zenfone」シリーズのような、「おサイフケータイ」が搭載されていないスマホでも決済ができるという特徴もある。

おサイフケータイが導入されていなくても、スマホ決済を諦める必要が無くなるのだ。

店舗側にとっては、低コストでNFC決済を導入できる可能性があり、消費者側にとってはより多くの店舗・施設でキャッシュレス決済ができるようになるメリットがある。

利便性の高いNFCだが、先んじて大手飲食チェーンが国内で導入を開始している。

マクドナルドで3月13日から「NFC」を導入

国内では「Felica(おサイフケータイ)」の普及率がほぼ100%のため、あまり馴染みがないNFC。

実は、先月13日にマクドナルドがNFCを導入している。

マクドナルドのNFCは,クレジットカードや海外で主流の決済アプリ「Visa Paywave」「MasterCardコンタクトレス」などに対応しており、iDやQUICPay、Suicaなど電子マネーにも対応。

ほぼすべてのキャッシュレス決済手段が使えるので、非常に利便性が高くなっている。

マクドナルドは専用端末だが、シャープによってNFC機能付きのディスプレイが販売されれば、導入ハードルが下げられるのは大きなメリットだろう。

「NFC」は意外に多くのユーザーが使える

前述のとおり、NFCは国際規格で、どちらかというと海外で普及している印象がある。

よって、海外の観光客向けの決済をとして今後は大きな活躍をするだろう。

さらに、国内でも利便性は高く、近年では「NFC」搭載型クレジットカードも出てきており、ここ1~2年で発売されたスマホにはほぼNFCが搭載されている。

意外に多くの人が活用できる規格となっているのだ。

NFC搭載ディスプレイでキャッシュレス化が加速する

今回のNFC搭載ディスプレイと同じく、タブレット、スマホなど端末上で決済できるものには「バーコード決済」などがある(端末に表示したバーコードをユーザーのスマホで読み取る方式)。

現状、バーコード決済は「LINE Pay」「Origami Pay」「楽天Pay」など、専用アプリをダウンロードする必要があるため、ユーザー側のハードルはゼロではない。

ただ、NFCはスマホやクレジットカードでも決済可能で、アプリを入れ、会計時にバーコードを見せるという手間もないのが利点だ。

利便性の高い「Felica」と導入コストの低い「バーコード決済」のいいところ取りをしたのが、今回の「NFC搭載ディスプレイ」だろう。

シャープは、このディスプレイをPOSレジや自動販売機にとどまらず、オフィスや教育期間の個人認証、ゲームなどアミューズメント向けまで、幅広く提案していくとしている。

キャッシュレスの利便性が大きく改善され、加速することが予想される。

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執筆・編集:ニュース編集部

大人のクレジットカードのニュースコラムを担当。ニュースをただ伝えるだけではなく、そのニュースに隠された背景や意図を読み取り、解説しています。

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