コストコホールセールジャパン株式会社は、会員制のショッピングセンター「コストコ」全店にて、2月1日よりマスターカードブランドのカード利用を開始した。
また、これまで利用可能だったアメリカン・エキスプレス(アメックス)ブランドのクレジットカードは、全店で利用停止となる。
あわせて、リニューアルされたコストコ提携カード「コストコグローバルカード」も2月1日より利用可能となった。
コストコグローバルカードの前身である「コストコオリコマスターカード」も、引き続き利用可能だ。
今回の発表は、昨年8月29日に行われており、コストコが「オリコ」「MasterCard」の2社と提携を結んだ旨が伝えられている。
今までコストコ利用時におけるカードの選択肢がアメックスかコストコ提携カードしかなく、抵抗があった人にとっては朗報だろう。
一方、従来コストコでアメックスを利用していた人は、2月1日よりアメックスブランドのカードが使えなくなっていることに注意したい。
「還元率」がさらにお得になった?
今回、日本のコストコでアメックスが使えなくなっているため、コストコを利用していたアメックスユーザーは、新たなカードの利用を余儀なくされる。
とはいえマスターカードブランドのカードはオリコカード・ザ・ポイントやYahoo! JAPANAカードなどをはじめとして、カードの種類が多く、年会費無料で高還元率のカードも少なくない。
よって、選ぶカードによっては年会費を抑え、ポイントを多く獲得できる可能性があるため、利用カード変更はデメリットばかりではない。メリットも考えられる。
また、今回新しく発行されたコストコグローバルカードもマスターカードブランドのカードとなる。
コストコグローバルカードの特徴
コストコグローバルカードは、コストコ公式サイトから発行できるマスターカードブランドの提携カードだ。
国内のコストコとガスステーションで利用すれば、還元率1.5%で「リワードポイント」が付与される。
「グローバルカード」の名の通り、世界中のコストコで使うことができる。海外での利用の場合、還元率は1%となる。
「MasterCardコンタクトレス」を使ったスムーズな電子マネー決済も可能だ。
さらに、付帯保険も充実しており、海外旅行傷害保険(最高2,000万円)、国内旅行傷害保険(最高1,000万円)がそれぞれ付帯され、盗難補償もある。
これだけの機能を持ちつつ、年会費は実質無料(通常年会費1,250円(税抜)、年1回以上の利用で無料に)なのもうれしい。
ただし、以下の点には注意が必要だ。
- 貯まったリワードポイントはコストコでしか使えず、ポイントの利用期限は1年
- 発行にはコストコの年会費(4,400円)の自動引き落とし設定も必須
- 退会した場合はリワードポイントの還元が受けられない
高還元率・傷害保険付き・年会費無料と非常に優良なカードではあるが、実質「コストコ専用カード」といえる。
コストコで使いたいクレジットカードは「Orico Card THE POINT(オリコカード・ザ・ポイント)」
上記の「コストコグローバルカード」を使わない場合、コストコで使いたいのがマスターカードブランドの「Orico Card THE POINT」だ。
年会費永年無料で、ポイント還元率が常時1%以上という高還元率を誇り、さらに入会後半年は還元率が2倍になる。
さらに、「オリコモール」を経由したオンラインショッピングでは、通常の還元率に加えて0.5%が加算される。
提携先はAmazonをはじめとして幅広いので、実質ネットショッピングでは還元率1.5%以上が保証されている形になる。
今回、マスターカードの利用が可能になったことで、上記のようなカードも選択肢に入るようになった。
大量買いしがちなコストコで、高還元率のカードを使えばポイントも貯まりやすい。
最終更新日:2018/10/17