クレジットカード会社の収益構造とは?〜年会費編〜

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 前回にひきつづき、「クレジットカードの仕組みを知る!」シリーズとして、クレジットカードに関する基礎知識を紹介していこう。

前回の記事でクレジットカード会社の収益源は大きく分けて以下の4つであると紹介した。

・加盟店手数料
・年会費
・キャッシングの利息
・分割払い、リボ払いの利息

今回はこの中で「年会費」について紹介していこう。

年会費の相場はいくら?

年会費はクレジットカードカードを利用するためにクレジットカード会社に支払う利用料で、金額はカードの種類やランクによって大きく差がある。

相場としては、おおよそ数千円〜数万円といったところだ。
中にはランクの高いカードだと、数十万円という高額な年会費がかかるカードも存在する。

また、「年会費無料」のカードも数多く存在しており、有料カードと無料カードそれぞれに メリットがある。

年会費はクレジットカード会社にとって重要な収益源ではあるが、年会費を支払う利用者が損をしているか?というと、実はそうではない。

年会費が有料でも元がとれることもある?

クレジットカード会社が年会費で収益を確保したいと思っても、年会費無料のカードが存在するため、「ただ年会費がかかるだけ」のカードでは利用者は増えない。

そこで、クレジットカード会社は年会費収益の一部を利用者へ「サービス」として還元することで、年会費無料のカードにはない強みを出している。

具体的には以下のような特徴をもつことが多い。

・ポイント還元率が高い
・旅行保険が充実している
・空港のラウンジを利用できる
・空港への手荷物無料配送を利用できる
・専用のコンシェルジュを利用できる

特に、旅行・空港系のサービスが多いため、頻繁に旅行をする利用者であれば元をとることはそれほど難しくないだろう。

また、ポイント還元率も有料と無料では0.5%程度の差があることがほとんどで、クレジットカードの利用回数や利用金額が多い場合は、有料カードの方がお得なこともある。

年会費無料カードのメリットは?

一方、年会費無料のカードにもメリットがある。

一番のメリットは、年会費が無料なので、あまりカードを使わなくても「持っておいて損をすることがない」ということだろう。

クレジットカード会社としても、年会費による収益をあきらめることになるが、単純に利用者を増やすことに力をいれていると考えられる。

特に、はじめてクレジットカードを作る場合は、どのぐらいカードを利用するかわからないため、無料カードから作るのがおすすめだ。

「初年度」無料、「永年」無料、「永久」無料の違いに注意!

「年会費無料」といっても、実は種類がいくつかあり、あとになって年会費がかかる場合もあるため注意が必要だ。

大きく分けると年会費無料の種類は以下のようになる。

・初年度無料:カードが発行されてから「1年間」は無料で、2年目以降は有料になる
・永年無料:長い間無料だが、いつか有料になる可能性がある
・永久無料:有料になることはなく、ずっと無料のまま

はじめてクレジットカードを作る際や、年会費無料のカードを探している場合は、上記の言葉の違いに十分注意をしてもらいたい。

あとになって「そんなの聞いてない!」とならないように、事前に十分なリサーチをしてからカードの申し込みをしてもらえたらと思う。

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