大手通販サイトAmazonが発行する、Amazonゴールドカードをご存知だろうか。
様々な特典があるカードだが、特に注目すべきがAmazonプライム会員のサービスが全て使い放題な点だろう。
また、条件次第では、Amazonプライム会員の年会費とほぼ同じ年会費でゴールドカードを利用可能だ。
そして、Amazonを一定金額以上利用し、年会費の割引条件を利用することで、Amazonゴールドカードの方がお得になる場合がある。
本記事では、Amazonゴールドカードの特徴を紹介し、プライム会員とどちらがお得かを検証する。
目次
Amazonゴールドカードの特徴
Amazonゴールドカードの大きな特徴は2点ある。
- プライム会員サービスが使い放題
- Amazonの買い物でポイント還元率2.5%
2つの特徴について、以下でそれぞれ詳しくみていこう。
プライム会員サービスが使い放題
Amazonゴールド会員になると、自動的にプライム会員特典(通常:年会費4,900円(税込))が利用可能となる。
主なプライム会員特典は以下の通り。
- 対象商品のお急ぎ便・日時指定便が使い放題
- Amazonが配信する映画・TV番組が見放題
- Amazonが配信する音楽が聴き放題
- 写真の無制限電子ストレージ
- Kindle本の一部が読み放題
- 会員限定先行タイムセール
上記以外にも様々な特典があり、全部で16種類の特別サービスがある。
低価格で充実したサービスが受けられると評判で、プライム会員のサービスだけでも、年会費の半分程度は元が取れる計算だ。
さらに、後述するように、条件によっては年会費も4,000円(税抜)まで下がるので、よりお得度は増していく。
Amazonの買い物で還元率2.5%
AmazonゴールドカードをAmazonの買い物で利用すると、ポイント還元率は2.5%(Amazonポイント)となる。
通常のクレジットカードが還元率1〜1.5%で高還元率の優良カードと言われているなか、それをはるかに上回る還元率だ。
Amazonのヘビーユーザーにとって大きなメリットとなるはずだ。
さらに、Amazon以外の買い物でもポイント還元率1%で、他のクレジットカードに引けをとらない。
年会費は最安で4,000円
通常年会費は11,000円(税込)だが、条件をクリアすることによって、2年目以降の年会費をAmazonプライム会員の年会費とほぼ同額まで下げることが可能だ。
年会費の割引が適用される条件は以下の2つ。
□「マイ・ペイすリボ」に登録し、年に1回以上カードを利用
→2年目以降の年会費から5,000円(税抜)割引
□「カードご利用代金WEB明細書サービス」の利用
→2年目以降の年会費から1,000円(税抜)割引
2つの条件を同時に満たすことで、最大6,000円の割引が適用され、年会費4,000円(税抜)で利用可能になる。
「マイ・ペイすリボ」はリボ払いなので、リボ払いを避けたいという人は「カードご利用代金WEB明細書サービス」だけでも利用すると良いだろう。
保険やラウンジ利用も充実
一般的なゴールドカードに付帯するトラベル関連サービスもしっかりと付帯している。
旅行損害保険は海外・国内共に最大5,000万円と、他のゴールドカードに比べて見劣りしない補償内容だ。
さらにショッピング補償も最大300万円が付帯し、旅行中も安心だ。
ラウンジサービスとしては、全国主要空港28箇所のラウンジが使える。
ゴールドカードとプライム会員比較
ここまでゴールドカードの特徴を述べてきたが、実際にゴールドカードとプライム会員の基本情報を比較してみよう。
Amazonゴールドカード | プライム会員 | |
年会費 | 11,000円(税込) ※2年目以降割引条件あり | 4,900円(税抜) |
---|---|---|
特典 | ・プライムサービス ・ポイント還元2.5%(Amazon以外は1%) ・空港ラウンジ ・旅行損害保険 | ・プライムサービス |
Amazonゴールドカードのポイント還元率2.5%は、Amazonで買い物をするほどお得になる。
また、ラウンジサービスは通常1,000円前後〜3,000円の料金がかかるサービスだ。
Amazonの利用頻度・金額が高い人で、海外旅行にも行く機会があるという人であれば、簡単に元を取れるだろう。
Amazonゴールドカードの方がお得な人
Amazonゴールドカードをおすすめしたいのは、次の条件に当てはまる人だ。
1と2が当てはまれば一度検討してみると良いだろう。
さらに3、4が当てはまる人は、Amazonゴールドのおすすめ度が上がる。
- Amazonプライム会員or会員に入ろうとしている
- Amazonをよく利用する
- 旅行をよくする
- リボ払いでも問題ない
1.Amazonプライム会員or会員に入ろうとしている
Amazonプライム会員になろうと思っている方は、プライムサービスがついてくるゴールドカードを選択肢に入れておくべきである。
なお、すでにプライム会員がカードに申込をした場合も、会費は戻ってくる。
2.Amazonをよく利用する
Amazonゴールドカードとプライム会員の年会費は、2年目以降、389円~5,389円の差になる。
これをポイント還元率で割ると、年間15,560円~215,560円以上、Amazonを利用すれば元が取れる計算になる。
月に直せば1,297円~17,963円となる。
リボ払いとWEB明細書サービスを利用すれば月1,297円、WEB明細書サービスのみ利用で17,963円という計算だ。
旅行をよくする
旅行をよくする方であれば、空港ラウンジサービスの利用で、Amazonゴールドカードを持っているメリットが増す。
また、旅行保険・ショッピング保険が付帯しているので、万一の時にも安心だ。
リボ払いでも問題ない
Amazonゴールドカードの2年目以降の年会費を割り引く条件には「マイ・ペイすリボ」の利用がある。
リボ払いは手数料が高額で、総合的な支払い金額が多くなってしまうため、積極的におすすめできる方法ではない。
ただ、もし利用する場合は、月々の支払い金額を上限いっぱいまで引き上げることで、一括払いと同じような使い方ができることを覚えておこう。
カード発行時の注意事項
Prime Student会員からの入会
Amazonゴールドカードの申込を考えている方で、「Prime Student会員」の人は注意してほしい。
なぜなら、年会費が割高になり、特典が減少してしまうからだ。
Amazonゴールドカードへ入会した時点でPrime Studentは自動的に退会となってしまうので、年会費と特典を比較して、自分に合っている方を選びたい。
Prime Studentの年会費は2,450円(税込)。
Amazonゴールドカードのプライム会員分は4,900円(税込)で2,450円の差となる。
すなわち、Prime Studentとは2倍の差となり、2.5%のポイント還元率で元を取ろうとすると80,000円分になる。
さらに、Amazonゴールドカードの年会費(2年目以降)とプライム会員の年会費の差額から出した「年間15,560円~215,560円以上」という数字も加わる。
年会費という点では、Prime Studentの方がお得である可能性が高い。
また、Prime StudentからAmazonゴールドカード会員になると、以下の特典が使えなくなってしまうので注意が必要だ。
- 書籍購入は10%ポイント還元(コミック・雑誌以外)
- Prime Student会員限定の特典やキャンペーン
特に重要なのは書籍類の10%ポイント還元だろう。
コミック・雑誌は対象外だが、教科書や参考書は対象内となっている。
TOEIC向けの本や医学書も含まれるので、多くの学生にとって恩恵が受けられるこの特典は惜しいものである。
クラシックカードからの入会
2018年4月現在、Amaoznゴールドカード申込によって貰えるポイントは存在していない。
しかし、次の方法により、入会特典のポイントが付与される。
- プライム会員に入る(すでに会員の場合はOK)
- Amazonクラシックカードを発行する(5,000円分のポイント付与)
- ポイントが付与されたあとにゴールドカードに切り替える
この手順によって、入会特典5,000円分のポイントが手に入る。
そのため、Amazonゴールドカード申込を検討している人には、この方法をおすすめする。
※ポイント付与キャンペーンは予告なく変更等があるため、実際に申し込む際に要確認
Amazon Mastercardクラシック
年会費 | 初年度無料 2年目以降:1,375円(税込) 年1回の利用で翌年無料 |
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還元率 | 1.0%~1.5% |
電子マネー | iD、Apple Pay |
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