ユナイテッド航空のマイレージ、アップグレード、ラウンジまとめ

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空港ラウンジ

UNITED(ユナイテッド)航空は、米国・シカゴに本社を持つ世界最大級の航空会社として知られる。
2010年にコンチネンタル航空と合併し、さらにネットワークを拡大。

日本ではANAが加盟する国際航空連合のスターアライアンスの中心的な存在だ。ユナイテッド航空のマイレージ、アップグレート、ラウンジなどの情報をまとめてみた。

ユナイテッド航空について

まず、ユナイテッド航空の特徴を見ていく。

「2014世界のエアライン・ランキング」では、ユナイテッド航空が世界で最大規模の航空会社であることが分かる。

ハブ空港は本社所在地のオヘア国際空港(シカゴ)などを中心に、グアム国際空港、アジアの展開に成田国際空港を活用している。
これらの空港を中心に、世界約370都市以上で就航している。

【2014世界のエアライン・ランキング】(単位は百万)

  有償旅客キロ 旅客数 営業収入(USD) 純利益
デルタ航空 326,465 171.4 40,362 659
ユナイテッド航空 288,036 91.5 38,901 1,132
エミレーツ航空(UAE) 235,498 49.3 26,262 1,487
アメリカン航空 208,108 88.0 42,650 2,882
サウスウエスト航空 173,829 135.8 18,605 1,136
全日本空輸(ANA) 74,221 50.4 15,465 354
日本航空(JAL) 52,890 28.2 12,137 1,345

※出典:一般財団法人 日本航空機開発協会

米国の航空会社でビッグ4と呼ばれているデルタ航空、ユナイテッド航空、アメリカン航空、サウスウエスト航空が、世界トップ5に全てランクインしている。

日本のANA、JALに比べて、米国の航空会社の規模の大きさがよく分かる。
ユナイテッド航空は、海外へ出張や旅行が多い方なら、一度は搭乗した経験をお持ちではないだろうか。

主力機種はB737-800(130機保有)、B737-900/ER(141機保有)の2機。

これらを加えた運航機材の合計は715機となっている。
世界最多の保有はアメリカン航空の942機、デルタ航空の810機に次ぐ保有機となっている。

従業員数は旅客機の航空会社で最多が中国南方航空の約98,000人で、ユナイテッド航空はこれに次ぐ84,000人となっている。

ユナイテッド航空の歴史

ユナイテッド航空の前身は、航空機メーカーのボーイング社が、ボーイング・エア・トランスポートとして1926年に設立。
航空機の製造から運航まで一貫して手掛ける会社組織だったが、米国内の独占禁止法に抵触。

航空機の製造部門は「ボーイング社」、エンジンなどの製造部門は「ユナイテッド・テクノロジーズ」、運航部門は「ユナイテッド航空」に分割された。このため、主力機種はボーイング社製となる。

順調に業績を伸ばす一方で、テロの大きな被害を受け、経営の危機に陥った。

2001年9月の米国同時中枢テロで、同社の2機の航空機が使われたことなどから経営が悪化。

他の航空会社にも影響が及んだ。ユナイテッド航空は翌2002年12月破産保護法を申請し、業績がどん底に落ち込んだ。

しかし、その後は経営の合理化などで事業を見事に回復させた。

ユナイテッド航空の主な歴史

1926年:米国でボーイング社が、ボーイング・エア・トランスポートとして設立
1927年:世界初の有料客を搭乗させて米国大陸の横断飛行に成功
1934年:独占禁止法により、会社が分割され、運航部門をユナイテッド航空として独立
1982年:世界初のボーイング767を運航
1983年:太平洋路線へ本格参入し、成田‐シアトル便が就航
1986年:経営難のパンアメリカン航空の太平洋路線を受け継ぎ、アジアで路線を展開
1995年:世界初のボーイング777を運航
1997年:国際航空連合の「スターアライアンス」を共同設立
2001年:米国同時中枢テロで経営が悪化
2002年:破産保護法を申請
2010年:コンチネンタル航空と合併
2012年:コンチネンタルの名前で運航していたが、完全にユナイテッドに統一
2015年:アズール・ブラジル航空と戦略的パートナーシップを発表

ユナイテッド航空とスターアライアンスグループの関係

ユナイテッド航空は、1997年5月に国際航空連合の「スターアライアンス」(加盟28航空会社)を共同設立した。
「スターアライアンス」は、3グループある国際航空連合の中で最初に立ち上げとなる。
JALなどが加盟している「ワンワールド」(16航空会社)は1998年9月、「スカイチーム」(20社加盟)は2000年6月となっている(2015年12月現在)。

ユナイテッド航空はグループ内の中心的な航空会社である。
新規加盟の承認や重要な議決事項は、各アライアンスの社長会で決定する。

とはいえ、スターアライアンスの設立の主力メンバーで、世界最大級の航空会社でもあるため、各アライアンスメンバーに与える影響力は決して小さくない。

スターアライアンスの設立航空会社

▽北米
・ユナイテッド航空
・エアカナダ

▽欧州
・ルフトハンザドイツ航空
・スカンジナビア航空(スウェーデン、ノルウェー、デンマークの3国共同運航)

▽アジア
・タイ国際航空

スターアライアンス加盟航空会社

▽1997年
・ユナイテッド航空
・エアカナダ
・ルフトハンザドイツ航空
・スカンジナビア航空
・タイ国際航空

▽1999年
・ニュージーランド航空
・ANA

▽2000年
・シンガポール航空
・オーストリア航空

▽2003年
・LOTポーランド航空
・アシアナ航空(韓国)

▽2004年
・アドリア航空(スロベニア)
・クロアチア航空

▽2005年
・TAPポルトガル航空

▽2006年
・南アフリカ航空
・スイス インターナショナル エアラインズ

▽2007年
・中国国際航空

▽2008年
・ターキッシュエアラインズ(トルコ)
・エジプト航空

▽2009年
・ブリュッセル航空

▽2010年
・エーゲ航空(ギリシャ)

▽2011年
・エチオピア航空

▽2012年
・アビアンカ航空(コロンビア)
・コパ航空(パナマ)
・シンセン航空(中国)

▽2013年
・エバー航空(台湾)

▽2014年
・エア インディア

▽2015年
・アビアンカ航空ブラジル

スターアライアンスに加盟する各航空会社間では、航空便の共同運航(コードシェア)や各サービスの提携をしている。

例えばシカゴ・オヘア空港発着-成田空港発着では、ユナイテッド航空が運航しているが、機材や乗務員がANAという場合やその逆も多い。

空港ラウンジサービスも、加盟社間で提携することによって、不得意な国や地域をカバーできる利点がある。
マイルの積算もグループ内の航空会社で互換性を持たせている。

ユナイテッド航空のラウンジを使う方法

各航空会社、国際航空連合、クレジットカードの顧客サービスの一貫として、空港での無料ラウンジサービスを展開している。

国際線のラウンジには、アルコールを含む豊富なドリンクやフード、オフィス機能も兼ね備えている。

食事のメニューとしても、おにぎりやサンドイッチ、オードブルなども用意しているケースが多く、かなり本格的だ。

ユナイテッド航空も、独自のラウンジサービスを提供している。さらに、世界最多の970カ所以上に展開するスターアライアンスグループのラウンジも、一定の条件によって利用できる。ラウンジを無料で利用できる方法は次の3通り。

  1. 利用クラスの一定のグレード以上(ファーストやビジネスの各クラス)
  2. ユナイテッド航空のマイレージプラス会員で「プレミアゴールド」以上の資格者
  3. 例えばANAなどで、「スターアライアンスゴールド」の資格者

利用クラスの一定のグレード以上

マイル会員の有無に関係なく、ビジネスクラス以上の利用クラスで、ユナイテッドクラブ(ラウンジ)を無料で利用できる。

詳細は以下に明記している。

・ユナイテッド・グローバルファースト=出発地や乗継地でも利用可能(同伴者も1名無料)
・スターアライアンス加盟ファーストクラス=出発地のみ利用可能(同伴者も1名無料)
・ユナイテッドビジネスファースト=出発地、到着地のみ利用可能
・ユナイテッドビジネス=乗継地、到着地のみ利用可能
・スターアライアンス加盟のビジネスクラス=出発地のみ利用可能

マイレージプラス会員

マイレージプラスは4つのカテゴリーがあり、「プレミアゴールド」以上のステータスから、ラウンジを無料で利用することができる。以下に各ステータスへのランクアップの条件を明記している。

  プレミア資格対象マイル(PQM) プレミア対象区間の搭乗(PQS)
プレミアシルバー 25,000 30回以上
プレミアゴールド 50,000 60回以上
プレミア:プラチナ 75,000 90回以上
プレミア1K 100,000 120回以上

米国在住者の場合、PQM・PQSのいずれの条件でも、年間利用額の最低基準を設定。

「シルバー」→+3,000USD、「ゴールド」→+6,000USD、「プラチナ」→+9,000USD、「1K」→+12,000USの条件も併せてクリアしなければならない。

全カテゴリーの共通条件は、1年間でユナイテッド、ユナイテッド・エクスプレスが運航するフライトを有料で最低4区間以上の利用が必要になる。

スターアライアンスのゴールド以上

ユナイテッドクラブは、スターアライアンスゴールドのステータスでも無料で利用できる。
同じ空港から出発するスターアライアンス加盟航空会社運航便の同日の搭乗券、スターアライアンスの会員証が必要。

ANAを例に挙げて、ユナイテッドクラブの無料利用を見てみる。条件はANAマイレージクラブの「プラチナ」以上のステータスが必要。

・1~12月末日までの期間でANAのプレミアムポイントを獲得する
50,000プレミアムポイント以上(うちANAグループ便利用分で25,000ポイント以上)

座席をアップグレードする方法

ユナイテッド航空の座席をアップグレードする方法を見てみる。
全てのプレミア会員に加えて、同一予約の同伴者1名も対象になる「無料プレミアアップグレード」が代表的なサービスになる。

この他、さまざまなタイプのアップグレードの方法があるのも、ユナイテッド航空の特徴の一つになる。
ユナイテッド・エクスプレスの一部運航路線も対象。

1.無料プレミアアップグレード

▽アップグレードとは
・エコノミー→1ランクアップ※
・ビジネス→ファースト
・ビジネスファースト→グローバルファースト
※=使用機材によってアップグレードが変わる

▽対象地域
米国本土・ハワイ(ともに一部路線を除く)、アラスカ・カナダ・メキシコ・カリブ海諸国・中米、オセアニア

▽確定タイミング
・ユナイテッドグローバルサービス=120時間(5日)
・プレミア1K=96時間(4日)
・プレミアプラチナ=72時間(3日)
・プレミアゴールド=48時間(2日)
・プレミアシルバー=当日

▽この他
チェース銀行発行の「マイレージプラス」機能付きのクレジットカード保有のプレミア会員も対象になる。対象カードは以下の6種類。
・United MileagePlus Explorer Card
・United MileagePlus Explorer Business Card
・United MileagePlus Club Card
・United MileagePlus Club Business Card
・United MileagePlus Presidential Plus Card
・United MileagePlus Presidential Plus Business Card

正規運賃のエコノミーYおよびBクラス運賃で購入したプレミア会員は、発券時に即時アップグレードが利用できる。

プレミア1K 会員もMクラス運賃で購入すると、インスタンドアップグレードの対象になる。

ただし、これらのサービスは搭乗率、その他の状況によって受けられない場合もある。

2.マイレージプラス・アップグレード

マイレージプラス会員でユナイテッド航空、ユナイテッド・エクスプレス、コパ航空の運航便が対象。

有料でプレミアムキャビンのへのアップグレードを申し込める。プレミアアップグレードの特典は以下の通り。

・標準サイズの受託手荷物料金が無料
・より快適でゆとりある座席
・優先チェックイン、優先保安検査、優先搭乗、優先手荷物取り扱い
・アルコール飲料の無料サービス

3.リージョナルプレミアアップグレード

片道対象の1クラスのアップグレード。
プレミアプラチナ会員資格を全て満たすと、2回分付与される。
プレミア1K会員資格の取得条件を全て満たすと、さらに2回分付与される。
25,000プレミア資格対象マイル、またはプレミア1Kを達成した年に、30プレミア資格対象区間を獲得すると、2回分付与される。

4.グローバル・プレミアアップグレード

片道対象の1クラスのアップグレード。コパ航空、ANA、ルフトハンザドイツ航空も対象になる。
プレミア1Kの資格条件を満たすと、6回分付与される。
プレミア対象資格50,000マイルにつき、もしくはプレミア1Kに到達した年に、60プレミア資格対象区間を獲得すると、2回分付与される。

5.スターアライアンスのアップグレード特典

マイレージプラスのマイルで、スターアライアンスに加盟する航空会社のアップグレード特典を利用できる。

マイルの加算率について

ユナイテッド航空のマイルを貯めるメリットは、特典航空券の交換が最大のポイントになる。
加えて、スターアライアンス加盟航空会社でも利用でき、幅広く有効活用
ができる。

マイレージの加算方法は「航空券代・USD」×「プレミア資格による係数」となる。

上級会員になればなるほど、係数が高くなり、マイルの加算率が良くなる。

マイルの有効期限は18カ月となっている。わずか1年半の有効期限は、短すぎると思われるが、これにはわけがある。

期間中にマイルの加算や移動があった場合、さらに18カ月延長される。
つまり、利用ごとに18カ月延長されるので、実質的には無期限だ。これが、ユナイテッドのマイルが好評の理由なのだ。

【マイル加算率1】(利用運賃1,000USD・1USD=100円で換算)

一般会員     「係数5」×1,000USD=5,000マイル  
プレミアシルバー 「係数7」×1,000USD=7,000マイル
プレミアゴールド 「係数8」×1,000USD=8,000マイル
プレミアプラチナ 「係数9」×1,000USD=9,000マイル
プレミア1K    「係数11」×1,000USD=11,000マイル
※航空券代には基本運賃+燃料サーチャージが含まれる

【マイル加算率2】

券種 (予約クラス)  フライトマイル プレミア資格対象 区間
ファーストクラス(F) 150% 300% 1.5区間
ファーストクラス(A) 150% 200% 1.5区間
ビジネスクラス(J) 150% 300% 1.5区間
ビジネスクラス(C.D.Z.P) 150% 200% 1.5区間
エコノミークラス(Y.B) 150% 150% 1.5区間
エコノミークラス(M) 100% 100% 1区間
エコノミークラス(E.U.H.Q.V.W) 75% 75% 1区間
エコノミークラス(S.T.L.K.G.N) 50% 50% 1区間

特典航空券の交換方法、必要なマイル数

ユナイテッド航空の特典航空券の交換方法は、手軽にできるのが特徴だ。

Webサイトや電話で申し込むことができる。電話で申し込めば21日前の予約で25USD、20日以前になると75USDもかかる。

おすすめできるのは、手数料がかからないWebサイトからの申し込みになる。
特典航空券はメールで送られるeチケットになる。

【特典航空券に必要なマイル数(往復)】

▽日本発着25,000マイル
・グアム、サイパン、パラオ(セーバー特典、スターアライアンス系)
・タヒチ、フィジー、ニューカレドニア(スターアライアンス系)

▽日本発着45,000マイル
・豪州(スターアライアンス系)
・ニュージーランド(スターアライアンス系)

▽日本発着70,000マイル
・米国本土(セーバー特典、スターアライアンス系)
・カナダ(セーバー特典、スターアライアンス系)

【ユナイテッド⇔ANAの特典航空券に換える方法】

ユナイテッド航空の最大の目玉は、ANAの特典航空券に換える場合になる。
2015年6月2日に、従来の片道10,000マイル→片道5,000マイルに大幅に引き下げられた。
当時はかなり大きな話題になり、ユナイテッド航空が注目されるきっかけになった。

・飛行距離が800マイル以下のANA国内線=片道5,000マイル
・飛行距離が801マイル以上のANA国内線=片道8,000マイル

東京発着で考えた場合、沖縄の那覇、石垣、宮古以外は全て800マイル以下に収まる。

ユナイテッド航空マイル→ANA特典航空券、ANAマイレージ→ユナイテッド航空特典航空券の交換は、互いのWebサイト上で簡単にできる。

日本の国内線におけるお得度の高さを見てみる。ユナイテッドとANAのどちらでマイルを貯めた方が得なのか。

結論を言えば、ユナイテッドの方が得をするという「逆転現象」になる。

ANAマイルの特典航空券の引換換えは閑散期5,000マイル、通常期6,000マイル、繁忙期7,500マイル(いずれも片道)が必要。

ユナイテッドは通年で5,000マイル(片道)なので、ユナイテッドマイルでANAの特典航空券への交換がベストだ。

ユナイテッド航空のマイルが貯まるクレジットカード一覧

ユナイテッド航空のマイルを効率良く貯めるには、連携しているクレジットカードを利用することだ。
以下におすすめのカードを挙げた。
大切なのは自分のライフスタイルに合うカードを選択することだ。

1.マイレージプラス セゾンカード
・年会費は1,500円(税別)
・国際ブランドはVISA、MasterCard、アメックス
・マイル還元率は通常1,000円=5マイル
・年会費5,000円(税別)のマイルアップメンバーになると1,000円=15マイル
・サンクスマイル(毎年の年会費請求時)に500マイルプレゼント

2.マイレージプラス UCカード
・年会費は1,500円(税別)
・国際ブランドはVISA、MasterCard
・マイル還元率は200円=1マイル
・主婦、学生(高校生を除く)も対象になる

3.マイレージプラス JCBカード
・年会費は1,250円(税別)
・国際ブランドはJCB
・マイル還元率は最高で100円=1.5マイル
・入会ボーナスマイル2,000~3,000マイル

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