TOP

PR

クレジットカード紛失時の利用停止・再発行、対応まとめ

財布

クレジットカードを紛失してしまったら、まずはカード会社に連絡をして利用停止の手続きをおこなおう。

利用停止と共に再発行の手続きもおこなうことになる。

再発行の際には審査があり、新規発行と同程度の時間がかかる。

一度利用停止したカードは、万が一カードが見つかったとしても再利用できない。

カード会社に連絡をしたら、警察への連絡も必要だ。

ただし、カード会社・警察への連絡は、カードの紛失が国内か海外かで連絡先などが異なる

本記事では、国内・海外それぞれの対応と連絡先をまとめているので参考にしてほしい。

特に海外に行く際は、もしものときの連絡先を控えておくことをおすすめする。

カード紛失時はどうしても慌ててしまうものだが、本記事で紹介しているような対応をしておけば、不正利用などのリスクを下げることができる。

また、もしクレジットカードを拾ったという場合は、最寄の警察署に届けてほしい。

まずカード会社と警察に連絡

クレジットカード紛失時の手続きは、基本的には、まずはクレジットカード会社に電話をして利用停止手続きを行い、最寄りの警察署で紛失届を出すことになる。

ただし、紛失したのが国内か海外かで多少手続きが変わってくる。

国内での対応

カード会社への連絡

主要カード会社の連絡先は以下の通り。

24時間365日受け付けてくれるので、深夜や土日の電話にも対応可能だ。

 電話番号対応時間通話料
三井住友カード0120-919-456
06-6445-3530
24時間365日無料
(06から始まる番号は有料)
楽天カード0120-86-6910
092-474-9256
24時間365日無料
(092から始まる番号は有料)
JCB0120-794-08224時間365日無料
アメックス0120-020120
03-3220-6100
(一般・ゴールド)
24時間365日無料
ダイナース0120-074-02424時間365日無料

カード会社によっては、フリーダイヤルがつながりにくい場合に備えて別の番号を用意しているところもある。

紛失届

クレジットカードの不正利用があった際に補償を受けるためには、紛失届を出して受理番号をもらう必要がある。

基本的には、最寄りの警察署交番で紛失届を出すのだが、地域によってはインターネットからも紛失届を出せる。

例えば神奈川県警では、神奈川県警または神奈川県のホームページから、「電子申請・届出システム」を使い紛失届を出すことができる(利用者IDが必要)。

海外での対応

カード会社への連絡

滞在している国や地域によって電話番号が異なり、通話料の有無も異なる。

また、国や地域ごとに設定されている電話番号がつながりにくい場合は、別に番号が設定されている場合もある。

以下は主要なカード会社の例だ。

 つながりにくい場合コレクトコール
三井住友カード81-3-6627-4067
楽天カード81-92-474-9256
DC81-3-3770-1818
JCB81-422-40-8122
アメックス44-20-8840-6461
(欧米・アフリカ)
65-6535-2209
(アジア・オセアニア)
ダイナース81-3-6770-2796

アメックスのみ、海外からのカード紛失の連絡は、全て海外のコールセンターにつながる仕組みとなっている。

また、全てのカード会社にいえることだが、コレクトコールを受け付けていない国や地域もあるため、注意したい。

紛失届

海外の場合、どこの警察に届け出るかが、国や地域によって異なる

例えば、同じスペインでも、マドリッドは国家警察、バルセロナは最寄りの警察署へ届けを出さなければならない。

タイ、エジプトでは、観光者向けのツーリストポリスで届けを出す。ドイツの地方都市では、警察に来てもらってその場で証明書を発行してもらう。

その際に必要な書類は、紛失物のリスト、身分証明書(ビザが必要な場合も)、滞在施設名のリストなど。

基本的には即日受理してくれるが、国や地域によっては1~2日かかる場合もある。

ツアーの場合は添乗員や現地係員にサポートしてもらうと良いだろう。

再発行と審査

クレジットカードは利用停止後、再発行を行おう。通常、利用停止の連絡時に再発行の手続きも行う。

再発行にも審査があり、新規発行と同様に時間がかかる

審査結果によっては再発行をしてもらえないケースもある。

また、カードによっては再発行の手数料がかかる。主要なカード会社の対応は以下の通り。

 再発行までの期間手数料
三井住友カード最短3営業日1000円
楽天カード2週間程度無料
DC1~2週間1000円
JCB1週間~10日1000円
アメックス最短1週間無料

海外の緊急サポート

海外でカードを紛失した場合、カード会社によっては緊急のサポートを受けられる

例えば、三井住友カードでは、手数料が1万円かかるが、現地へ暫定的なカードを届けてくれるサービスがある。

JCBでは、海外主要都市や観光地にある「JCBプラザラウンジ」「JCBプラザ」で、海外専用緊急再発行カードを発行してくれる。

ロサンゼルス、ホノルル、グアム、香港、ソウル、バンコク、パリのJCBプラザラウンジでは即日発行が可能、それ以外は2~5営業日がかかる。

また、キャッシング枠が設定されているカードであれば、キャッシング枠の範囲内で現地通貨を用立ててくれるサービスもある。

利用停止後は再利用不可

一度利用停止したクレジットカードは、2度と利用できない

カード紛失時にカード会社に電話をすると、「カードの利用を停止します」と言われる。

「利用停止」とは「一時停止」ではなく「カードを無効にする」ということだ。

カード番号やセキュリティコードも全て無効になる。

理由としては、不正利用にあう可能性があるためだ。

カードは財布に入っていることが多く、財布の中には運転免許証や健康保険証などがあり、個人情報の宝庫である。

仮に、紛失したクレジットカードを悪意のある第三者が拾った際に、利用再開が可能だと個人情報を手に入れた第三者に、そのまま不正利用されてしまうかもしれない。

上記のような事態を防ぐため、一度利用停止したカードはすべて無効になる。

被害を防ぐ4つのポイント

クレジットカード紛失時の手続きを知っておくと共に、カード紛失を防ぎ、被害を拡大させないためのポイントも押さえておこう。

1.クレジットカードを多く持ちすぎない

使わないクレジットカードまで財布の中に入れておくと、紛失の可能性が高くなる。

普段使っているカードならば、財布の中から消えるとすぐに気づくが、普段使っていないカードが財布の中から消えていても、すぐには気づかない

気づくのが遅ければ不正利用の被害は大きくなってしまうので、財布の中に入れておくカードはできれば2枚、多くても3枚程度にとどめておこう。

また、カードは財布の定位置に仕舞うようにすると、紛失時により気づきやすくなる。

2.カード搭載の電子マネー残高は少なめに

最近では、電子マネーが搭載されているクレジットカードも増えている。

ショッピングの不正利用は補償されるが、電子マネー分の不正利用は補償の対象外だ。

多額の電子マネーをチャージしていると、紛失時の被害が拡大するので、最低限にとどめておこう。

3.海外ではカードの取り忘れに注意

海外旅行でクレジットカードを利用する人は非常に多いが、カードの取り忘れには注意したい。

特に注意したいのが銀行ATM。カードのキャッシング機能を使うことで現地通貨を借りることができるが、そのままカードを忘れていってしまう人も少なくない。

海外の銀行ATMには、タッチパネルで取引終了をしないと引き続き取引ができてしまう端末もあるため、置き忘れると不正利用の可能性が高まる。

4.カード会社の電話番号を控えておく

カードを紛失した際すぐに利用停止できるよう、カード会社の紛失盗難時の電話番号を控えておこう

カード会社によっては、ホームページにQRコードがあり、コードを読み取ると電話帳に電話番号が登録されるサービスを実施しているところもあるので(三井住友カード、JCBなど)ぜひ活用したい。

シェア ツイート LINEに送る
シェア ツイート LINEに送る

執筆・編集

オトクレ編集部

オトクレ編集部では、2013年のサイト開設以来、年間200枚以上のクレジットカード情報をチェックし、記事を更新し続けています。

編集部が保有するクレジットカードの枚数は30枚以上!特に注目度の高いクレジットカードは編集部で実際に申し込み、利用することで、より読者に近い立場で情報を発信出来るようにしています。

また、クレジットカードに関する情報収集のため、クレジットカード発行会社への取材・インタビューなども積極的に行い、生きた情報をお届けしています。

オトクレ編集部について詳しく見る