クレジットカード会社の収益構造とは?〜分割払い、リボ払いの利息編〜

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 前回までに「クレジットカードの仕組みを知る!」シリーズとして、クレジットカード会社の収益源となっている以下4つのうち、「加盟店手数料」、「年会費」、「キャッシングの利息」を紹介してきた。
・加盟店手数料
・年会費
・キャッシングの利息
・分割払い、リボ払いの利息

今回は4つめの「分割払い、リボ払いの利息」について紹介していこう。

結論から言うと、ほとんどのカードにおいて、ショッピング枠を利用する場合は以下のような仕組みとなっている。

・一括払い、2回払い:利息なし
・3回以上の分割払い、リボ払い:利息あり

それぞれについて以下で詳しく紹介していこう。

意外と知らない?利息のかからない2回払い!

「一括払い」と「2回払い」には利息がかからないと紹介したが、意外と知られていないのが「2回払い」である。

一括で支払うには金額が大きく、購入を迷ってしまうような場合でも、2回払いを上手く活用すれば、利息もかからず一度にかかる出費を抑えることができるのだ。

言ってしまえば、クレジットカード会社にはほとんどメリットがなく、カード利用者にとって大きなメリットがあるため、是非知っておいてほしい仕組みだ。

しかし、そんな便利な2回払いだが、以下のような店舗やカードがあることも合わせて覚えておいてほしい。

・2回払いに対応していない「店舗」も存在する
・2回払いに対応していない「カード」も存在する
・2回払いから利息がかかる「カード」も存在する

とはいえ、上記のような例は全体から見れば少ないため、注意点というほどのことではないだろう。

3回以上の分割払いには利息が発生する

「分割払い」といっても、自分で分割回数を好きなように決められるわけではなく、大体のカードが以下の回数で分割可能となっている。

3回、6回、10回、12回、24回

そして、分割回数に応じて12%〜15%程度の利息がかかり、分割回数が多いほど利息も大きくなるという仕組みだ。

前回紹介をした「キャッシングの利息」と同様に、「分割払いの利息」がクレジットカード会社の重要な収益源となっているのだ。

仮に、30万円の商品を3回払いで購入したとすると、

1回目:10万円+利息
2回目:10万円+利息
3回目:10万円+利息

といったように支払いを行うことになる。

つまり、月々の支払い金額と利息が合算で請求されるということだ。

分割払いとリボ払いの違いは?

分割払いとリボ払いの違いを一言でいうと、以下のようになる。

分割払い:支払い回数を決めて分割する方法
リボ払い:一回の支払い金額を決めて分割する方法

例えば、分割払いの場合は、

・10万円の商品を10回払い
・20万円の商品を24回払い

というように商品購入ごとに分割回数を決定する。

一方、リボ払いの場合は、カード発行時に設定した「月々の返済金額」に応じて毎月の支払いを行う。

例えば、 以下のような場合を考えてみよう。

・まず10万円の商品を購入
・その後20万円の商品を購入
・月々の支払い金額を5,000円と設定

この場合、合計金額30万円を月々5,000円ずつ分割して支払っていくことになる。

そして、リボ払いをした合計金額(この場合は30万円)に対して利息がかかってくるという仕組みだ。

リボ払いの利息はクレジットカード会社によって異なるが、おおよそ15%程度と言われている。

この「リボ払いの利息」も分割払いの利息と同様、クレジットカード会社の重要な収益源となっているのだ。

リボ払いの収益はこの10年で大幅に増加した!

実は、10年前までリボ払いという仕組みはほとんど利用されておらず、リボ払いの機能がついているカードもほとんど発行されていなかった。

そのため、リボ払いの利息という収益も当時はほとんどなかったといえる。

近年では、カード発行段階で支払い方法がリボ払いに設定されているカードも多く、クレジットカード会社がリボ払いの利用を促進している傾向にある。

それにより、リボ払いの利息による収益は年々増加傾向にあり、リボ払いを利用する人が増えているという事実がある。

見出し:計画的に利用することが重要!

たしかに、分割払い、リボ払いは月々の返済金額をおさえ、長期間で返済することもできるため、大きな金額の買い物をする際に役立つ仕組みだ。

また、最近ではリボ払い専用カードなども数多く発行されており、ほとんどの場合ポイント還元率が高く設定されている。

しかし、返済期間が長くなればなるだけ、支払う利息の金額が多くなり、トータルで支払う金額が多くなることを忘れてはいけない。

利息が発生するキャッシング、分割払い、リボ払いを利用する際は、あらかじめ返済計画を立てておき、無理のない範囲で活用するのが良いだろう。

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